2012/10/10

675のどかな法末集落の初秋風景はいつもの秋と同じようだが実は変化してきている

2012年、初秋の10月初め、法末集落を訪れた。
 5月の田植えのあと、草刈りにも、9月末の稲刈りに来ることができなかったので、4か月ぶりである。
 その間で何かが変わるほどのこともあるまいと思うのだが、やはり変わっていることがある。もちろん自然や農業の風景は変わるのは当たり前だが、人間の営み風景が変わっているのだ。


 では、久しぶりに集落を一巡してこよう。
 わたしたちが現地活動拠点の家(通称「へんなかフェ」)がある地区名は「おじゃんち」と呼ばれる。小千谷道のことである。


              (おじゃんち地区の全景)

 
「おじゃんち」地区には6軒の住家がある。今年はそのうちの2軒の家で土蔵が消えた。豪雪で傾いたので取り壊したのだ。
 そして今年は住む人の一部も変わった。一軒の家では家長がなくなり、年老いた女性の一人暮らしが始まった。これはこの集落では珍しいことではない。互いに助け合って暮らしているし、近くの街に暮らす子や親せきがちょくちょくやってくるのだ。

 この家長が耕作していた棚田を、集落の他の農家やわたしたちの仲間で引き継いだのである。そうやって集落の人々で農耕地を維持していくのである。だが、いつまで続けることができるだろうか。

 おじゃんち地区の中の空き家に、都会から新たな住人が入ってきた。その家からピアノの音が聞こえるのは、法末の新しい息吹である。
 こうして、おじゃんちの6軒の家のうち、3軒は余所からやってきた人が住んでいる。こうやって集落は存続していくのかもしれない。

この続きと全文は「棚田の稲刈りが終わった初秋の法末風景
https://sites.google.com/site/dandysworldg/hosse201210




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