2013/11/26

863憲法違反選挙制度で選んだ憲法違反国会議員たちの体制翼賛政治の活躍がどんどんと現れてくる

熊五郎■ ご隠居、寒くなりましたねえ。落ち葉で焚火なんて、いいですねえ。
ご隠居● おお、熊さんや、ようやくわたし好きな焚火の季節がやってきたよ

熊■ 焚火ってのは、けっこう難しいですね。ほっときゃ消えるし、モクモク煙ばかりになってはいけないし、かといって、アッという間に燃えつきでもいけない。その点、ご隠居は上手だ、コツがありますか、教えてくださいよ。
隠● おまえも、ときには人を褒めるのだね。そう、これにはコツがあるんだよ、でもね、教えない。
熊■ 何をケチなこと言ってるんです?
隠● あのな、じつは警官がやってきてな、焚火のコツについては特定秘密に指定されることになったから、教えちゃいけないってことになったっていうんだよ。
熊■ え、あの、いま話題の特定秘密保護法のことですか、まさかあ、たかが焚火ですよ。
隠● ところがそうじゃないんだよ、「特定秘密保護法第3条第1項別表4のロ」に該当するってんだな。
熊■ なんです、その長たらしいのは?
隠● そこだよ、いいかい、よくおきき。原子力発電所に放火するってテロがあるとするだろ、そのとき、素早くうまいこと火をつけなきゃならんだろ、それには焚火のコツが必要なんだよ。だから、このコツは特定秘密なんだな。
熊■ まさかあ、うっかり焚火のコツを教えてもらったら、あっしもご隠居も逮捕されるんですか。特定秘密保護法ってのはスゴイなあ。
隠● 「焚火のコツ漏洩禁止法」ってのもできるらしいよ。
熊■ はは、まあ、ご隠居のいつもの与太話としても、なんでこんなことを心配しなけりゃいけなんですかねえ。
隠● なあ、熊さんや、お前さんはこの前の参議院選挙の投票に行ったろ。
熊■ ああ、行きましたが、ご隠居はいつものように棄権と言うか、投票ボイコットでしたね。
隠● そうだよ、あの体制翼賛選挙で、いまの国会議員を選んだおまえさんたちが、この特定秘密保護法なんてヤツの、そもそもの原因なんだよ。
熊■ あ、そうか、衆参両院間のネジレもなくしたし、絶対多数の与党にしたのも、み~んな、今の国会議員を選んだ投票をした人たちなんですね、あっしも含めて。ってことは、原発推進も、TPP促進も、消費税アップも、物価上昇も、み~んなおいらが選んだ道ってことですか。
隠● そうなんだよ、しかもだよ、先日最高裁判所は判決を出したね、あの選挙は憲法違反状態だってね。憲法違反をして選んだ投票者、憲法違反で構成する国会議員ってことだよ。
熊■ 憲法違反の中で進める政治って、いったいこりゃなんなんでしょうね。
隠● あのなあ、憲法違反したらどんな罰則があるのか知らないけど、この前の選挙で投票した人は、おまえさんも含めてみんな逮捕されるのかなあ。
熊■ えっ、脅かしっこなしですよ。
隠● だって、憲法ってのはなにしろ日本で一番エライ法律なんだろ、それに違反したら一番エライ罰、つまり死刑になるような気がするけど、どうだい?
熊■ すごいね、投票した何千万人かが死刑になるんだ、て、ことは、ご隠居は投票に行かなかったから無罪、生き残るんですね。
隠● そうだよ、もちろん。
熊■ やれやれ、偏屈ものばかりが日本に生き残るんだ、そのほうがよほど困るような気がする。

参照◆政治家選挙否投票独りキャンペーン日録2013年7月

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