2015/03/05

1064【横浜ご近所探検】半年前の台風による横浜成田山の崖崩れ死者発生事故現場は工事再開

去年の秋、台風がやってきて、横浜の市立図書館近くにある、横浜成田山なる寺院の工事現場で、がけ崩れが起きた。
 崖上の工事現場の足元から崩壊して、崖下で潰された寺院の建物に居た修行僧が死んだ。
 その事故の直後に現場の様子を見に行ってここに書いている。今日はその続きである。
横浜成田山のがけ崩れ現場の事故発生当時の様子2014/10/07
半年ぶりにそこを通りかかったら、崩れた崖面はコンクリートで固めてあり、崖の直下にはまた崩れたら受け止めるような、高いごつい塀を建ててあった。
 崖下のつぶれた寺院は、キレイにかたずけられて空き地になっている。立て看板に「現在参拝ができない状況であります」とあるから、ご本尊はどこかに避難しているのだろう。
横浜成田山の崖崩れ事故現場の半年後の様子2015/03/04

たぶん、崖上の寺院の工事中は、崖下の寺院にご本尊を移して、営業を(?)続けていたのだろう。今となっては後の祭りである。
 後から言ってもしょうがないけど、初めからこうやって工事していれば、死人は出なかったろうに。

 わたしは宗教心は皆無だから素朴に不思議に思うのだが、この寺院では参詣者や自動車の無病息災・身体健全・息災延命・安全祈願をするらしい(寺院のサイトに書いてある)が、自らの工事の安全祈願は役立たなかったのだろうか。事故で死者を出しても、ご利益はあるものだろうか。
急崖の上と下を急階段でつないで建っていた崖地崩落前の横浜成田山満福寺と周辺の様子
参照⇒横浜ご近所探検隊が行く

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