2015/12/13

1151【言葉の酔時記】消費税、今年の流行語、懐かしいニュース、そっくり偽装、気になるてにをは

●消費税虚戯ニュース
 自民党と公明党は協議を重ねた末、新消費税を10パーセントに増税するにあたって、軽減税率適用品目について次の結論に達した。
(1)軽減税率適用品目を、酒と外食を除く飲食料品としていたが、その線引きが難しいので、全商品に対して軽減税率を適用する。
(2)これによって数兆円の税収が失われることに対処するため、新消費税率を20パーセントにし、軽減税率を10パーセントにする。
 ということで、軽減税率の度合いも大きいし、税収も増えるし、徴税納税の事務的煩瑣も無いし、消費者は計算が簡単になるので、国民は喜んで自公両党に票を入れるだろうと、官邸筋では歓迎している。

●今年の「新語・流行語大賞」知ってる知らない談議
 毎年恒例らしい流行語大賞、でも知らないなあ
×「トリプルスリー」:ぜんぜん知らない
○「爆買い」:銀座に行くとおおぜいのアジア系外人と思しき人たちが大きなカバンを引きずって歩いているから、ハハン、これが爆買人だと知った。でも、日本側から言うと「爆売り」でしょ。
○「アベ政治を許さない」:誰だったか俳人の書をデモ参加者がコピーして持って行ったんだけど、わたしが行った時は見なかったなあ。
×「安心して下さい、穿(は)いてますよ」:ぜんぜん知らない
○「一億総活躍社会」:知ってるよ、一億総括丼社会でショ
○「エンブレム」:前から知ってる、シンボルマークのことね
×「五郎丸(ポーズ)」:なんのことだか?
○「SEALDs」:知ってる、頑張れよ。
○「ドローン」:忍術で消えるときに言うよなあ、
×「まいにち、修造!」:知らないなあ

 おお、今年は知ってる率が6割とは、好成績であった。ちなみに、2014年は集団的自衛権と危険ドラッグのたったの2割、2009年は政権交代、事業仕分、新型インフルエンザ、脱官僚、派遣切りの5割だった。

 また別のGoogle検索による流行語ランキングなんてのもあるのだそうだ。
その2015年版は、一位から順に、わたしが知ってる知らない判別。
○1「マイナンバー」(大賞):知ってるよ、さすがにね。
×2「ラッスンゴレライ」:ぜんぜん知らん、聞いたこともない。
○3「エンブレム」:知ってる、シンボルマークのことを言いかえたらしい。
○4「ドローン」:まあ、知ってる。
○5「北陸新幹線」:これも知ってる。
×6「あったかいんだから」:こんなの普通に言うじゃん、なんで流行語なんだよ。
○7「大阪都構想」:知ってるよ。
×8「火花」:え、なんでこれが流行語なの?、普通に使う言葉じゃン。
×9「おにぎらず」:なんだろう?、おにぎり関連用語かしら?
×10「モラハラ」:モラルハラスメントの四つ文字略語かな?
 ということで、こちらは知ってる率(知らない率)5割でした。

●懐かしいニュース(その1)
「空爆、まるで無差別」なんて、誤解を承知でいうけど、なんだか懐かしいニュースである。1944
年から45年にかけて、太平洋戦争下の日本列島でも、こんな無差別大空爆があったよなあ。沖縄以外の日本列島各地200以上の都市が、アメリカ軍による無差別空爆、いったい何人が死んだか未だに分らないけど、1000万人くらいは被災した。26万人が死んだ広島原爆もそのうちのひとつ。沖縄は空爆じゃなくて、地上戦になった。
「シリアを逃れるしか」とあるけど、日本では外国に逃げだそうにも、まわりは海だし、隣国と戦争しているのだから、列島内で逃げ回るしかなかった。疎開という言葉が、空爆(空襲と言った)から避難する意味になったのはその時からだ。
「ISいなくても標的」って、日本のあのころは、軍需施設でなくても、どこもかしこも標的になったよなあ。歩いている子どもでさえも、空から狙い撃ちされたよなあ。

●懐かしいニュース(その2)
おや、これって、1970年代日本の新聞に、ちょくちょく登場した風景だよ、懐かしいなあ、通勤も通
学もみんなマスク姿だったなあ、アメリカの新聞に日本ではみんなマスクして生活してるって書かれたことあったなあ、近ごろは光化学スモッグって言わないのかな、環八雲ってのもあったなあ、こうやって地球上の人々は豊かになっていくんだなあ。

●そっくり偽装事件
 杭屋さんと薬屋さんが、まるで真似したような偽装事件。 これで分ったのは偽装手口の上手下
手、超ヘタクソ杭屋さん、超知能的な薬屋さん。 杭屋さんは教えてもらいなさいよ、薬屋さんに上手なごまかし方を、。



●気になるてにをは


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