2016/11/13

1232【あやしいハイテク】プリンターを買ったら値段が7000円で故障したら修理代の方が高いよなあ

 狭い書斎に複合機能プリンタが2台にもなってしまった。
 5年前に買ったキャノンMP990が、ほぼ危篤状態になったが、もう修理は受け付けないと言うので、ホントにオシャカになる前に後継機としてMG3630を買ってきたのだ。ナント値段が3分の1になった。

 両機の機能を比較すると、足りないのはフィルムスキャナだけで、そのほかは一応そろっている。
 だから印刷は危篤だがスキャナは生きているので、フィルムスキャンだけのために、古いMP990を生かしているのだ。

 性能的には、インクの色数が減ったから写真印刷の仕上がりが悪いだろうと思ったら、やっぱりよくない。
 印刷インクがMP990は6色(青、赤、黄、灰、黒、黒)の別々の6つのカートリッジだが、買ったMG3630は4色(青、赤、黄、黒)で2つのカートリッジである。
 でも、わたしは普通紙にプリントする本づくりがメインだから、それでもいいことにする。

 もうひとつの違いは、こんどのMG3630は印刷時の音がうるさいことである。静音設定もできるがそれでもうるさい。
 印刷速度も遅いようである。まあ、安いのだから仕方ないか。

 わたしは自家製本の印刷をするから、普通の個人ユーザーに比べるとハードユーザーだろう。さて、これがいつまた故障を起して修理に1万円以上っも取られるのか。
 故障したら修理じゃなくて買い替えをさせようってのが、キャノンの戦略なのだろう。やり方がキタナイなあ。もったいないなあ、。
 これまでに何台のプリンタを買っては使い潰してきたか数えてみたら、これが5台目である。

 プリンタ屋のもう一つの儲け口は、インクである。インクカートリッジが1個8~900円もして、高いよなあと思っていた。印刷をケチケチするのである。
 ところが昨年ある日、なんとナンデモ100円屋に詰め替えインクを売っているのを発見した。インクが無くなったらカートリッジに穴をあけて、スポイドで注入する。これは安いので愛用している。

 もっとも、プリンタ屋としては癪なことだろうから、これを使って故障しても補償しないよと、マニュアルにしっかり書いてある。麻薬みたいだが、安いからやめられない。
 今回買ったMG3630新品プリンタには新品インクが付いてきたが、110ページの本を3冊つくったら、もうインク切れだよって表示が出てきた。早いなあ、さっそく100円インクを注入した。

 A5版100ページ程度を本を1冊つくるとどれくらいかかるのだろうか。
 100ページの本だと、本文用紙が25枚で1枚2円で50円、表紙や見返し用紙が1枚5円で1冊に3枚として15円、インク代がA4にして3円として表紙共で26面で78円、以上合計して143円である。
 ただしインク代がA4の1面で3円は、実は計算が怪しい。新品キャノン製か100円屋製かで違うし、歌集と論文集ではインク使用量が大きく違うし、写真の有無でも異なってくる。
 このほかに電気代や糊代、道具の損料、そしてわたしの人件費も入れると、はて、いくらになるのだろうか。商業出版と違って流通経費は、郵送料くらいなものである。

●参照 本づくり趣味の出版 ブックレット「まちもり叢書」シリーズ

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