2013/06/06

789【横浜ご近所探検】北仲通北再開発が動きだしたが美しい景観出現にあまり期待し過ぎないようにしよう

 昨日の横浜ご近所探検隊報告の続きである。
 新港地区の運河パークから建設中の結婚式場と大観覧車を眺めて、頭をぐるりと左に回せば、運河越しに大きな空き地があり、何やら工事中である。
 ここは帝蚕倉庫と公団住宅団地などがあったところで、北仲通北再開発地区として事業計画があり、対応して地区計画もかかっているところである。

 帝蚕倉庫跡地は数年前に東京の不動産事業者が買収して再開発するはずが、リーマンショックで止まっていたのだが、動き出すらしい。
 WEBサイトで見たら、事業者が都市計画提案で計画変更を行政当局に出しているようだ。合計床面積33万平米もの高層・超高層建築が立ち並ぶらしい。

 ついこの間まであった公団住宅団地が消えている。
 今は正式には都市再生機構の住宅団地でUR団地とかいうのだろうが、やっぱり公団住宅団地という方がしっくりくるのだ。
 あの5階建て、階段アクセスの公団住宅は懐かしいとおもうのは、若いころに同じ形の公団住宅に住んでいたからだ。公団住宅団地は、戦後の先進的な居住環境づくりのリーダーであった。
 去年、団地の半分くらいは建て替えられて、高層住宅になっていたが、残りもいよいよ建て替えらしい。
2008年 昔の公団住宅がまだある
 
2012年 旧公団住宅が半分建て替えられた
 
2013年 公団住宅が全部なくなった
  空き地の一部に元帝蚕倉庫の赤レンガ建物が、2棟建っている。
これらは再開発の中において、保全再生して再利用することになっているはずだ。ほかにも2棟の赤レンガと白い建物が1棟あったのだが、取り壊された。

  このブロックには、国の出先機関が入っている庁舎があり、もとはそこに赤レンガの生糸検査所の建物があったのだが、これは取り壊されて超高層建築となった。その腰回りに、もとの外観をコピー再現された。
 その再現したデザインが、いま建っている元帝蚕倉庫の赤レンガ建物とそっくりであるのは、横浜の生糸関係の一連の建物だったからだろう。
 道を隔てた向かいには、元横浜銀行本店だった様式建築の一部が、一部曳家した現物だが、これもほとんどコピー再現されて建っている。
  
   複数の民間事業者のコンソーシアムであるらしい帝蚕倉庫跡地再開発と、都市再生機構の公団住宅建て替えの両事業は、この運河に面する横浜でも屈指の景観を誇る地区にあって、どのような姿で再登場するのであろうか。
 対岸で工事中の結婚式場が、横浜市の都市美審議会でそのデザインが揉めたのだが、こちらではどうなるのか、また揉めるのかもしれないと、変な楽しみがある。

 こちらは生糸検査所跡の再開発に見るように、近代開港時の歴史的デザインコードが低層部にはあるとみてよいだろう。そこから大きく外れるには、デザインの力量がいるだろう。
 でも、外れてもいいから、これは美しいと思うことができる空間の出現も期待する。同じような赤レンガコピーなら無難だとされるのも困る。

 問題は高層部、超高層部だろう。今ここに既に出現している国の合同庁舎も都市機構建て替え住宅も、高層部のデザインは良くも悪くもなし、はっきり言えば美しい風景が登場したわけではない。
 どうも、丸の内でも西新宿でも超高層建築群となると、群としての都市景観がさっぱり美しくないのはどうしてだろうか。てんでに勝手な方向を向いて、てんでに違う格好している。ちがっていてもよいのだが、なにかが欠けているような気がしていならない。

 わたしが超高層建築群を群として美しいとみた経験は、ニューヨークのバッテリーパーク開発によるフィナンシャルセンターだけである。
 北仲通り北地区の再開発によって、どんな素晴らしい風景が横浜港に生まれるのか、おおいに期待もするが、あまり期待してがっかりしないように心構えも必要である。

 ついでに、美しいばかりではなく、賃借都市主義者のわたしにとっては、UR都市機構にはアフォーダブルな賃貸住宅を建てることをお願いしたい。民間並みの家賃で貸すようでは、URの存在価値がない。
 日本の戦後の庶民住宅を引っ張ってきた伝統をわすれず、そこをがんばってもらいたい。
2008年 旧公団住宅とランドマークタワー
               ↓
2012年 同じアングル


2013/06/05

788【横浜ご近所探検】新港地区に景観で揉めた結婚式場のほかにも結婚式場が銀色の姿で登場

 日本各地で暑い暑いとのニュースだが、横浜は海風が吹くのか、初夏の心地よい日が続く。
 横浜ご近所探検隊は、港あたりに出かけて、面白い発見をいくつか連続掲載する。

 昨年の春から夏にかけて、「みなとみらい21地区」の新港地区に出された結婚式場計画が、その景観デザインが横浜市の審議会で否定されて、あれこれともめた(と言ってもいかにもギョウカイ的だったが)事件があった。(そのことはこちらの横浜港景観事件を参照

着工前の風景(2012年3月)
 
 現在それが工事の真っ最中である。コスモクロックなる観覧車を背景にして、大きな工事中の建物に青いシートがかかっていて、奇妙な風景である。
 
工事中の風景(2013年6月)
 
 

 現場の塀に看板がかかっていて、「都市景観形成行為のお知らせ」と書いた2種類の立面図が書いてある。
 そのひとつは、昨年に横浜市都市美審議会でもめた当初案であるらしく、もうひとつがそれを横浜市が協議して是正させた実現案であるらしい。
 
工事看板など
 
景観協議の前(上)後(下)の立面図だけを取り出して比較する
 
  その絵だけとりだして、どこが違うのか比較しても、違うとはっきりわかるのは、赤い屋根が何色かわからないが薄い色に変わったことだけである。
 形態も変わっているのかもしれないが、違い探しクイズの絵みたいで、見つけることができない。
 この建物では、景観を良くするのは色彩の是正だけだったようで、形態については是正の対象ではなかったらしい。

 はて、昨年もめた事件を思い出してみても、もめたのは色彩だったかしら。
 それもあったかもしれないが、それよりもむしろラブホテル的というか西洋様式コピーというか、その形態だったような気がするが、違ったかしら。
 ともかく、どんな形が現実として現れて、世間がなんというか楽しみである。

 新港地区には他にも新建築が姿を見せつつある。チキンラーメン発明者の安藤百福記念館の赤い建物の隣には、ここも結婚式場らしいが、なんと銀色の穴あき金属板が張り巡らされている。

左の安藤百福記念館と右のJICAは赤レンガイメージだが
新建築はアルミ穴あきパネル外装

 JICAとカップヌードルの両レンガ色に挟まれて、むこうには赤レンガ倉庫も見える位置なのだが、今度はすっぱりとレンガ色コンセプトは廃止にしたらしい。
 もめたほうの結婚式場が、赤レンガ倉庫と調和させて茶系統にするとかデザインの説明に書いてあった様な気がしたが、こちらの新結婚式場はそんなことは全く必要なかったというか、配慮しなかったらしい。
 横浜市も協議で求めなかったのだろうか。なんとなく気になる、興味がわく。

参照:横浜風景コラム
http://homepage2.nifty.com/datey/datenomeganeindex.htm#yokohama

2013/06/04

787陸前高田の「奇蹟の一本松」レプリカ復元保存はどのような意味を持つのだろうか

陸前高田市では、3・11津波によって、ご自慢の「高田の松原」が壊滅した。
その中で、1本だけ突っ立っていていて、感激させた松も塩枯れしたのだが、これを「奇跡の一本松」と名付けて、レプリカ復元工事が完了したそうだ(2013年6月4日のニュース)。
 そこには「奇跡」として、多様な被災者たちが、それぞれの多様な物語を、このレプリカに込めていればこそ、1.5億円もかけても復原したかったのだろう。
 松も土地もユースホルテルのものらしいが、だれが管理するのだろうか。

 その復原工事の最後に、ひと騒ぎあったとのこと。
  くだんの枯死した松は切り倒されて、どこかに持って行って、幹や枝はプラスチック注入強化され、鉄の心棒を差し込まれ、葉は(たぶん)プラスチックでコピー再現された。つまり松はサイボーグになった。
 そしてまた元の場所に戻ってきて、元の姿に組み立てられた。
 ところが、市民から異議が出た。枝ぶりの曲がり方が、以前とは違うというのだ。やり直してどうやら完成したようだ。

 どうも地元でも、これについては復元是非論があるらしい。余所者のわたしには、この一連の事件を理解することは難しい。
 どんな気持ちが込められているのか、一人一人違うだろうから、それを類推しても仕方ないのでよそ者なりの感想を書く。

 この続きは「東北に大津波被災地を訪ねて【陸前高田】」https://sites.google.com/site/dandysworldg/rikuzentakada


2013/06/03

786こんな英文借金お願いメールが来て国際的な振り込め詐欺に引っかかりそうになった

 5月29日のこと、下記のような金を貸せとのBccメールが来た。発信者は、1か月半ほど前に旅先で初対面の方である。

Unexpected Sad Trip!!! Need Your Help!!!

 I really hope you get this fast. I could not inform anyone about my trip, because it was impromptu. I had to be in Manila, Philippines for a program. The program was successful, but my journey has turned sour. I misplaced my wallet and cell phone on my way back to the hotel i lodge in after i went for sight seeing. The wallet contained all the valuables things i have. Now, my passport is in custody of the hotel management pending when i make payment.

 I am sorry if i am inconveniencing you, but i have only very few people to run to now. i will be indeed very grateful if i can get a loan of $2000  from you. this will enable me sort our hotel bills and get my sorry self back home. I will really appreciate whatever you can afford in assisting me with just let me know what you can afford. I promise to refund it in full as soon as I return. let me know if you can be of any assistance. Please, let me know asap. Thanks so much..

 このあとに、お名前と東京の住所が書いてある。
 発信者の方は大学名誉教授であり、弟子だけでも多くいらっしゃるだろうに、Bccであるにしても一回会っただけのわたしにまで、送金依頼とは常識的にみてもヘンである。

 ご当人をよくは知らないのだが、この英文をしげしげと読みかえしても、発信者を特定させるところが全然ないし、ホテルの名前さえもない。
 どうもこれはインチキ偽メールであるにちがいない。とは思えど、気にはなる。どうしようか、誰かに聞こうかなどと、少し思い悩んでいた。

 6月2日夜、ご当人からBccメールが来て、やっぱりインチキ偽メールで、メールアカウントを乗っ取られた結果だそうだ。
 アメリカで多発している国際的振り込め詐欺の一種という。返信したら振込先を教えてくるのだろうか。
 ま、気を付けましょう。と言っても、どうすれば、、。
 あ、6月2日のメールが本当にご当人からなのかしら、、なんて。

追記:(130604)
「外務省海外安全ホームページ」
http://www.anzen.mofa.go.jp/の「フィリピンに対する渡航情報(危険情報)の発出 2013年03月08日」という記事があり、そこにこう書いてある。
(4)その他(振り込め詐欺と思われる標的型メール)
 2012年以降,実際に存在する個人のメールアドレス(Yahooなどのウェブメール)を用いて本人になりすまし,その家族及び知人等に対して外国送金を依頼するといった振り込め詐欺と思われる事案につき報告が寄せられています。
 メールは英文で書かれており,その内容は,概ね,フィリピンを旅行中に強盗被害に遭い,所持金を盗られてしまい困っていると切り出した上で,帰国旅費,ホテル等の支払いにお金が必要であるとして,外国送金サービスや指定した口座に至急振り込みをして欲しいとするものです。
 万が一,この種の内容のメールを受信した際には,メールの内容を鵜呑みにせず,まずは本人に事実関係を確認する等十分警戒する必要があります。


2013/06/02

785めったに見ないTVを見たら5千年前の凍死男が素っ裸でいじくり回される映像にちょっとびっくり

 
 10年くらい前、「五千年前の男」という本を買って読んだことがある。
 日本だと縄文時代か、ヨーロッパアルプスの氷の中から、5000年間凍ったままの死体を発見した物語である。詳しいことは忘れた。
 昨夜,ふと新聞TV欄に「アイスマン」の番組があることに気が付き、久しぶりにきちんとTV番組を見た。
発見したのは1991年で、あれから冷凍保存してあったのを、このたび初めて解凍して、あれこれ調べて新発見があったという。
 その死体発見から解凍、検査などの一連のことを映像にした番組だった。本の写真で見ていた死体が、映像で生々しくでてきた。
 当時の生活という考古学的発見から、実は殺されたらしいなんて猟奇的発見など、類推も含めていろいろ興味深い事実がわかったらしい。
 それはまあ、現代科学技術で可能なことなのだろう。

 わたしはそんなことよりも、面白いというか興味持ってみたのは、素っ裸の死体がいじくりまわされ、切りとられる様子を、そのまま映像にして公開していることである。
 TV番組をほとんど見ないから知らないのだが、こういう類のTV映像は、今では当たり前なのだろうか。
 5000年前に死んで、たぶん、もう親類はいないから、プライバシー侵害だと抗議は来ないだろう。

 それにしても、死体をこうやってTVで見ることが、当たり前の時代になったのかしら。わたしはリアリストだから平気だが、世間一般に平気な時代になったのかと、ちょっと気になったのであった。
 今に、現代死人も何か珍しいことでもあれば、こうやって公開映像に出るかもしれない。いや、もう出されているのだろうか。
 TV界文化の進歩はすごいもんだ。


 
 

2013/06/01

784道端で変な人に言い寄られたがこれは押し売りとか詐欺とかのきっかけづくりか

 知人がFACEBAKAに、新手の詐欺師かなにかに出会った話を書いている。
 路上で呼び止められた人から、突然500万円の札束を見せられて、奇妙に思い急いで立ち去ったというのである。
 それでわたしも思い出した、似たような、似ないような話をここに書いておく。

 10年ほど前、東京虎ノ門近くのNPOの本部に出入りしていた頃のこと。
 歩道を歩いていると、すっと寄ってきた乗用車に中年男2人、「シャチョーシャチョー」という。
 他に人はいないので何事かと寄れば、窓から小さな箱を手で突き出している。
「近くにたくさん卸しに行ったのですが、余ったのでさしあげます。どうぞ持って行ってください」

 その箱の中には、高級万年筆のようなものが見える。押しつけてきて、「ちょっと他にもあるのですが見てください」とて、ごそごそして、「それをさしあげますから、こちらを安くするので買ってください」という。
 はは~ん、新手の押し売りかと、箱を投げ返して、すたすた逃げた。

 それから1か月くらい、同じところで車から「社長、社長」、…「あんたねえ、わたしを覚えてないの?」と言い捨ててすたすた。
 それからまた数日して同じことがあったが、こんどはゲラゲラ笑ってしまい、向こうも苦笑。

 そして今年2月、代官山を歩いていると、すっと寄ってきた乗用車の中年男二人、「社長、社長、これさしあげます……」
 おお、今はこっちに河岸を変えて、まだ頑張ってるのかい~、サイナラー。
 それにしても、わたしは、ひっかけやすい風体なのだろうか。5度目に出会ったら、じっくり聞いてみたい。


2013/05/31

783国会議事堂・首相官邸周辺での原発反対デモはまだまだ続いている

原発やめろ~
福一事故は終わっていない~
福一事故の補償も終わってない~
福一事故被害に見合う補償をしろ~
 
シュプレヒコールが国会議事堂の壁に反射している。今日は定例金曜日、国会周辺原発反対デモの日、昨年7月から久しぶりに行ってきた。
 この前にきたときは議事堂正門前だったが、今日は気分を変えて、議事堂裏の首相官邸公邸前である。
 この前とは違うところだから比較できないが、参加者数は少なくなったようだが、衰えぬデモ風景である。継続している主催者の努力に頭が下がる。

 隣に日の丸の旗を振りまわす男がいる。
「原発反対に右も左もないんだよ、おれは月に1回は来てるよ」
 そのとおりだけど、なんだかあの珍妙な(一度だけだが横浜で遭遇したことがある)ガイジンヘイトデモとかみたいで違和感がある。
 まあ、このデモも原発ヘイトデモではあるが、。

参照「半世紀ぶりの国会デモ」http://datey.blogspot.jp/2012/08/6501960.html


2013/05/30

782白内障手術でよく見える眼になったが鏡の中のあのイケメンのオレはどこに消えたのか

 白内障両目手術での医者通いから、ついに卒業した。
 最初の検査が去年7月、手術が9月、予後の検査がやっと終わったので、あれからから10カ月である。 
 なにしろ医者なるものにはめったに行かないし、体内にメスが入って入院なんて、わが身には前代未聞であり、実に興味深い面白い一大事件であった。

 昨日が最後の検査、視力は両目とも裸眼で1.2、眼内を覗き込んだ医師が言う。
「ああ、きれいですねえ、レンズを覆っている膜に1年くらいで濁りがでることがあるのですが、両目ともきれいなものです。はい、これでおしまい、卒業です」
 というわけで、日常生活は眼鏡なしで遠くも近くも見える。

 問題があるのは、鏡の中のわが顔を見て、その老醜に愕然とすることである。そんなもの、よく見えるようにならなくてもよいのに。
 だんだんとその老顔にも慣れてきたが、それにしてもあの鏡の中にいた美少年のオレは、どこに行ったのだろうか。
 若いころは視力2.0であったから、駅で線路向こうプラットホームにある時刻表を読めたものだ。だからリアリストであったが、老眼になり乱視になり白内障になってロマンチストになっていただろうに、またリアリストに戻ってしまった。

 もうひとつ問題は、風景が深みに欠けてきたことだ。白内障手術前には、色彩に奥行と深みがあったのだが、手術後はどうも浅薄で明るいのだ。極端に言えば、油絵が水彩になった。目玉の濁りが無くなっったかららしい。
 若いころはこう見えていたのだろうから、その日を取り戻したことになるので、まあ、良しとしようか。これはもう手術前の記憶が薄れて、今は気にならない。

 眼の調子が眩しい暗い濁るボケるなんて、白内障かもしれないってお方は、わたしの白内障手術の一部始終をこちらからご覧ください。なにか参考になるでしょう。
https://sites.google.com/site/dandysworldg/hakunaisyo

2013/05/29

781南海の虎がもうすぐ暴れてそこらじゅう壊して水浸しにするらしいが明日か20年後か予測がつかない

 こういう図が何度も出てくると、だんだんと不感症になりそうだ。
 今朝(2013/05/29)の朝日新聞に載った、南海の虎が暴れたらこんなになるンだぞ、という恐怖予想図である。覚えのためにここに載せておく。

 3・11以来、パンドラの箱か地獄の釜かの蓋が空きっぱなしになって、津波やら火山やら原発稼働やら地滑りやら洪水やら子殺しやら憲法改悪やら、コワいぞコワいぞなんとかしなくちゃ災害情報が、次から次へと出てくる。
 ええい、勝手にしてくれと、言いたくなる。

 でも情報を拒否はしない。不感症になってもきちんと見ておかなくっちゃ、とは思うのである。それは、自分が死ぬ原因くらいは知っておきたい、と思うからだ。
 わたしのこれまでの人生は、戦争直後の少年時の空腹の日々はひどかったが、そのほかはそれほど悪くはなかったのに、これはどうも最後に来てどえらいことに遭遇しそうだ。
 まあ、こちとらは歳が歳だから、明日にでも閻魔さまがこちらに避難しなさいって、お迎えにいらっしゃるかもしれないが、あの世の地獄とこの世のそれとどっちがいいかなあ。

 明日にでも南海の虎が暴れるぞって、その筋の専門家たちがもう20年くらい言ってるような気がするが、待ちわびてるのじゃないけど、まだ来ないのかよ~。
 とうとう、先生たちも、もういつ来るか予測がつかないよ~、って匙を投げたと、今日のニュースである。
 まあ、人間の時間と地球の時間とが、あまりにスケールが違いすぎていて、とても人間の時間で測れないってことだろう。

 

2013/05/28

780いったん出した鎌倉世界遺産登録推薦を成績不良だって取り下げるってカッコウ悪いだろうなあ

 「不登録」というのか、「不記載」というのか、分かりやすく言えば「失格」か、鎌倉世界遺産登録「逆お墨付き」が、ユネスコから出てきそうな騒ぎになっている。
 当局はしょうがないから、逆お墨付きが出てしまう前に、こちらから登録推薦の取り下げをすると決めたそうだ。
 大学入学試験の1次テストの成績が受験資格剥奪になりそうなほど悪すぎたので、2次テスト辞退して、傾向と対策の勉強しなおして、また先々に受験しなおすってことか。
 

熊さん「ねえ、ご隠居、もういつになるか分からないけど、こうなりゃ、このままず~っと世界遺産登録運動し続けるってのも、まちづくりの前向きの動機になって、なかなかいいかもしれないって、あたしゃ思うんですよ」
ご隠居「そうだね、もたもたしているうちに200年もたって、歴史文化感が変わってしまう、鎌倉時代よりも昭和時代のほうが遺産価値がある、なんてことになるかも」
ご隠居「その間に、本気で世界遺産に登録したけりゃ、ああもしよう、こうもしよう、そうもしようって、誰もかれもが一緒になってお節介さん(世界遺産)に、、、なんてね」

 
●裏長屋の世界遺産談義(2009/12/05)
http://homepage2.nifty.com/datey/kama-sekaiisan.htm
●鎌倉若宮大路景観戯造
http://homepage2.nifty.com/datey/keikangizo/wakamiyaoji.htm