2017/09/03

1283【年金老人ボケ遅延策】役所から書類を書いて出せと指示がきたがこれは高齢者ボケ進行遅延対策なんだろうなあ

●1時間もかけて書いた書類

 「平成30年度分公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」と「個人番号申出書(平成29年分扶養親族等について)」の二つを出せ、日本年金機構から手紙が来た。
 1時間かけて書いたのだが、実は書いたのは、姓名と個人番号と〇を2つだけ、ほんのわずかである。なのに1時間もかかったのは、わたしがボケてきたからである。
 けっして書類の記入方法の説明を読んでも、意味が分らなかったからではない。とにかく読んで記入できたのだから、分かったのである。もっとも、正しく記入したかどうかは、わたしにはわからない。


●ゲーム気分で書類解読  
 こういう書類を書くのは得意である。いや、得意ではないが、役所流の記入方法説明書を解読するのを面白がるのである。ゲームの気分になるからだ。
 今は仕事してないから解読の機会はめったにないが、1年に2~3回はある。その解読難の筆頭は「所得税確定申告書」である。
 しかし近年は、国税庁のウェブサイトで申告書記入をできるようになって、解読も計算も必要がなくなり、ゲームじゃなくなって面白くない。正しくかけたのか確かめるすべもない。

 そして今回の申告書と申出書である。久しぶりに頭の体操だと思って取り掛かったが、1時間で解読とPCとプリンターでのコピー作成ができた。
 2ページ書くのに8ページもわたる記入方法説明を読むのだが、若いころと違ってすらすらと頭に入らない。何回も読む、こんがらからる、腹が立つ。
 こんな分りにくい記入方法の説明って、だれが書くんだろう、いや、いや、丁寧に書いてあるぞ、分らないのはこちらのボケのせいだ、怒るな、怒るな。
 
●役所の書類にデザイナーを使え
 でもなあ、このような記入方法の解説って、書く専門家がいるのだろうか。それとも役人が片手間にやってるのか。
 それなりに分らせようとする努力が見え見えに分る記述ではあると思う。だが、デザインというか、レイアウトが悪い。話が前後するのである。
 分ったと思って次をよんでいると、そこまでの用語の解説が出てきて、わたしが思っていたのと違うことを教えてくれる。その説明を頭に入れて、また先ほどの文章に戻って読む。

 まあ、そんなことを繰り返していると、なんとか分って、記入したのである。
 でも、似たような姿の欄がいっぱいあって、行を間違えて書きこんで、線を引いて訂正した。欄を色違いにでもしてくれるといいのになあ。
 あ、そうだ、この書類デザインや記入方法説明書の構成に、グラフィックデザイナーとかコピーライターとか、その方面の専門家を入れてはいかがですか?

●なんで個人番号を聞いてくるんだろうか
 それにしても、これって政府の仕事だろうに、いまさら個人番号を聞いてくるのはどうしてなんだろうか。だって、個人番号ってのは政府が一方的に呉れたものだから、とっくにそっちがご存じでしょうに、なんで聞いてくるんだろうか?
 年金屋さんと番号屋とは縦割り行政なのかい、それって番号を呉れた意味がないじゃん。

●ものすごい費用がもったいない
 この用紙印刷費がものすごいだろうなあ、何千万枚だろうか。それを郵便で往復費用もすごいだろうなあ、何千万通かなあ、何十億円かなあ、印刷屋や郵便屋にやるよりも年金で呉れるといいのになあ。
 個人番号通知書コピーも付けるのだが、わたしはPCとプリンタで造ったけれど、一般には外でコピーするだろうから、その費用もすごい。
 それにまた、日本列島全体でただいまこれを書くためにかけている何千万人もの労力を金に換算すると、いったいいくらになるんだろうか。

●これはボケ対策、景気対策か
 なんてことをダラダラと書きながら思いついたのは、そうだ、これって、日本の何千万人かの高齢者のボケ進行遅延対策として、政府がやってる政策のひとつにに違いないってこと。一生懸命に読んで書けば、ボケがちょっとは止まるかも。
 うん、そうにちがいない。頭をひねってボケ対策、コピー屋に出かけるから足腰対策だな、郵便事業の経営改善対策もあるか、コピー投資で景気浮揚対策か、、う~む、そうか、文句を言ってごめんなさい、ありがたいことです、ケッ。

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