2022/03/16

1611【続くウクライナ危機】ワクチンはコロナ攻略プーチンはウクライナ侵略地球騒乱


ウクライナ危機を全く理解できない

●近代戦争もこんなものなのか 

 もう終わるかもう終わるかと思えど、一向に収まらない。それがまあ、COVID-19のことではなくて、ウクライナ危機のことである。
 世の中でこれまでいつも話題の中心にあったコロナから、今やウクライナ危機へとスッカリ移り、朝7時に聴くNHKニュースから、コロナが落ちているのがナントもすごい、コロナより強いプーチン、。

 2月24日にロシアがウクライナ侵攻を始めてからもはや20日になる。今どきの軍事大国を挙げての侵略だから、ハイテク兵器でああっという間にウクライナ全土占領だろうと思っていた。ところが意外にも、ウクライナの抵抗が激しくて、ロシア軍はいまだに首都キエフに入れずに、大都市攻略も国境に近い所のみだけらしい。

 ウクライナをロシアはじわじわと生殺侵攻、停戦会議はプーチンの言うことを聞くか聞かないかという会議にされて進展なし、中国はあいまいな態度のまま、その他の自由主義諸国はみな制裁に加わる、ますます孤立するロシアは、満州事変からの日本の道を行くのか、第3次大戦か。

●複雑で理解不能な東欧とロシアの歴史

 ロシアとウクライナの歴史的関係を勉強したくなり、図書館から借りて読んだ本「ロシア・ロマノフ王朝の大地」(土肥恒之・懇談者学術文庫)、中世のモンゴルのタタールに侵略を繰り返されてきたくびきがロシアにはあるらしい。特にクリミアタタールとの抗争がウクライナとの紛争のもとになっているのかしら、よく分らないが、歴史的因縁がどろどろとしているようだ。
 怖いのはプーチンがプッチンと切れて、大攻撃核兵器使用なてことになると、世界大戦になる恐れがある。

●核発電所はそのまま核兵器になる

 そうでなくてもウクライナのいくつかの核発電施設を占領しつつあり、例の壊れたチェルノブイリ発電所跡を管理下に置いて、一時は送電が切れたともいう。こうなるとそれらはどれもいまや核兵器になっている。
 日本にもたくさんの核発電施設があるから、これらがそのまま兵器になる恐れは十分にある。怖いなあ。

 地球にコロナという災難が降りかかっているこんなときに、プーチンはなんという大バカであろうかと言うしかないのが、なんとも釈然としない。今どき大国が堂々と領土侵略なんて20世紀前半か19世紀にいるみたいで、いったいどう考えるのかまったく理解不能である。 プーチンは泣く子か地頭か、これには勝てっこない。21世紀にそのような人が大国のリーダーであるのが、文字通り悪夢の中にいるようだ。アメリカにトランプがいなくなっていてホッとする。ああ、バカバカしい。

 このところこんなすごいテーマがあるのに、このブログに書けなかったのは、何を書けばよいか分からないし、こんなバカなことが起きると思いもしなかった自分がバカにしか思えないからだ。でもそんなことも書いておこうと思い立ってこれを書きだした。

●現実の戦争を体験した最後の世代として

 ロシアとヨーロッパとの歴史的関係とか、東西冷戦によるソ連崩壊とか、いろいろ歴史的事情があるのだろうなあと思えど、具体的には何も分からない。
 わたしはかろうじて日本の十五年戦争を知る最後の世代の生き残りだから、不安である。父は7年半も戦場に出て死線にも面し、残るわたしたちは母子家庭だったし、わたしの小学校時代の空腹は戦後の悲惨さだった。

 ロシアがウクライナのクリミア半島を軍事的に併合したの2014年の事件は、日本が1931年の柳条湖事件を契機に満州を占領したことに似ている。日本は以後15年も戦争を続けて敗戦に至ったが、ロシアは果たしてどうなるのだろうか。
 日本がABCD包囲陣により国際孤立したように、ロシアにはいま次々と国際包囲網がかぶせられてきている。ロシアが“真珠湾攻撃”をする心配がある。

●東西冷戦の壮大なる敗戦国ロシアの屈辱?

 ロシアはすでにして現在はとてつもない敗戦国なのである。東西冷戦に完膚なきまでに破れているのだ。たぶんその屈辱の国なのだろう、プーチンの行動の根底はそこにあるのかもしれない。
 アメリカ、ヨーロッパなどの戦勝国に敵討ちしたいと常々思っていて、かつての敗戦国のナチスドイツのように電撃的にウクライナに攻め入ったのだろうか。あ、そうか、これがロシアの真珠湾攻撃であったか。

 それにしてもウクライナに勝利してもロシアにになんの得があるのか、ますます世界の孤児になるだけ。ロシア国内からの反戦の動きに期待するしかないのか。ロシアはウクライナを攻め取ったとしても、いったいどう国家経営するのだろうか。
 穀倉地帯であるから土地としてはそれなりに価値はあるのだろうが、ロシアになったウクライナの経営はかなり困難だろう。このグローバル時代に孤立国家がなりたつのか。幸か不幸か今のところチャイナがロシア寄りの姿勢であるので、この二つの大国が欧米日などと対立する、新たな冷戦構造が作り出されるのだろうか。プーチンは何を考えてこの侵略作戦なのか、さっぱりわからない。

●ウクライナが一段落したら東方侵略か

 プーちゃんは、ウクライナが一段落したら、極東に軍を回して北海道に侵攻し、日本国から分離独立非武装中立せよと言うのだろうなあ、ならば先回りして、非武装中立「ウポポイ蝦夷共和国」にしちまっておくか、ついでに本州共和国、四国共和国、九州共和国、琉球共和国、全部まとめてUnited States of Japan、あ、USJってかあ、

 これからどう転ぶのか全く分からないが、この前の戦争を知る最後の世代として、今、ウクライナに起きていることを日本でも経験した悲劇があり、あんあことは金輪際いやであるとしか言えない。
 わたしがウクライナのためにできる唯一のことは、プーチンがCOVID-19の強力な変異ウィルスに感染することを期待することだけである。
 いろいろ考えても何もまとまらないのはしかたがない、もともと国政問題なんてほとんど知らないことなのだから。とにかく書くだけ書いておくことにした。


コロナのことも書いておこう 

●ロシアはコロナの中でも戦をやるのか

 そのロシアのコロナ状況はどうなのだろうか?、おお、まだまだ衰えていないぞ、プーチン大統領を巻き込みなさいよ、コロナ君、それが今の世界の望み。


 さてこのところウクライナ危機に乗っ取られて話題が下火になってしまった日本のコロナ君はどうかな、21日には東京も含めて日本全国から蔓延防止重点措置適用の区域をやめてしまうとかだから、さぞや第6波は消滅してしまったのだろうなあ。




●コロナ第6波全然収まらないのに、、

 アレレ、違うじゃんかよ、まだまだ盛んですよ、今までの波よりも高いままだよ、いやいや去年の緊急事態の頃よりも波は高いよ、それなのにマンジュウ廃止とは、いったいどうしたのかしら、まだまだこんな大勢が感染し死んでるのにいいのかなあ、むしろ緊急事態措置適用するべきでしょうに、あそうか、ワクチンが出回ったので平気なのかなあ、それなら私もこの8日に3回目ワクチン接種したから、もう今年の花見はドンチャン宴会やっても良いのだな、うれしいな、でも本当かしら、コロナ慣れしたからこの辺で経済優先にしよう、参議院議員選挙も近いしなア、なんて政治的判断かしら、それでまたコロナがぶり返してきて第7波なんて、もういい加減にしてくれえ、この世からおさらばしたほうがセイセイするぞ。、。

(追記)ここまで書いてアップして10分後、あっ、大地震だあ、揺れる揺れる、ゆれる~、東北地方で大地震発生、3・11の再現か、コロナに戦禍に震災と来ては、ほとほと嫌な世と真から思うばかり。

(20220316記)

2022/03/01

1610【戦争ショック】コロナ来て戦争が来て地球病み重篤な枕辺に花は来るのか

●2・24事件でロシ・ウク戦争がやってきた

  今年も如月が来ておなじみ狂歌を今年で3回目、ちょっと変えよう。

今年こそ花の元にて春死なむその如月の望月のコロナ

 だが、ようやく弥生が来たのにこう詠うしかない。

コロナ来て戦争が来て地球病み重篤な枕辺に花は来にけり

 毎日コロナコロナで明け暮れていたのに、ロシアの熊のプーちんが世界を震撼させる2・24事件を起こして今日で6日、いまやウクライナ・ロシア戦争で明け暮れているのが、ナントも哀しく空しく腹立たしい。


 よくまあこんな地球全部でコロナに苦しむ世の中なのに、隣国に堂々と攻め込むなんてことをできるものだ。熊のプーちんは頭のねじがおかしいと、世界のだれもが思っている。

 2004年だったかのクリミア半島占領から、次こそは国全部をと狙っていたのだろうから、用意周到にどこをどう攻めればウクライナを占領できるか、ばっちり作戦を用意していたはずだ。
 戦争は大群ロボット兵員と大量ハイテク無人兵器の21世紀型戦争で、アッと言う間に占領するだろうと思った。だが、そうでもなくてけっこう20世紀型戦争らしい、ヘンだね。

●市民レベル情報がネットで世界に

 ネット時代で多くの生々しい情報がSNSに流れて来る。街中でおばちゃんがロシア兵員に文句つけている動画を観た。これまでの戦争情報とは明らかに違うものがある。ウクライナ市民レベルからのSNS情報が怖い現場を世界の茶の間のPCに映し出す。

 キエフ中心にあるライブカメラをネットで見ていた。何も起こらない25日だったが、見つめていると息が苦しくなる。そして26日には見ることができなくなり、そのことがまた息苦しい。

 今日はまた見ることができるが、明るいのに人も車もめったに通らないのは、外出禁止令が出てて、ミサイルに備えて地下室に身を潜めているのだろうか。日本でも1944~5年には都市住民は防空壕に入っていたものだが、いまのキエフとおなじだ。
 あ、日本だけじゃなく、コリア、ベトナム、イラン、イラク、アフガンなどなど戦争は続いていてる、市民はこのウクライナのような事件に遭遇し続けてきているのだ。

 今回は現地市民からのネットを通じて直接に怖さが外部に伝わるところが、以前の戦争とは異なる。その情報環境が、戦争にどう影響するのだろうか。早期決着しやすくなるのか、それともその逆なのか。

 ネット情報をあちこち拾うと、ロシアとウクライナの長い長い歴史的葛藤がかいま見えて来る。近しいからこそ近親憎悪戦争になるのは、日本の隣国の南北コリアの状況と似たようなものだろうか。

●コロナの中での戦争は

 さてコロナに話題を戻したいのだが、それにつけてもウクライナとロシアのコロナはどうなっているのんだろうか。それなりに両国ともにしっかりとコロナ感染国である。

ロシアのコロナ死者

ロシアのコロナ感染者

ウクライナのコロナ感染者

ウクライナのコロナ死者

 戦場で兵員たちが感染死亡するだろう。避難民にもコロナが襲いかかるだろう。
 ここでは、第1次大戦時のスペイン風邪ウィルスのように、戦争終結に寄与してくれることを期待するしかない。戦争よりもウィルスのほうがまだましだろう。

 UKではほぼ完全に生活様式を昔に戻すと言うニュース、え、ちょっとコロナ状況を観ようか。なんだよ、しっかりと流行中だぞ、。日本よりも多いようだ。

UKのコロナ感染者

 では国ごとの100万にあたり7日間の感染者発生数を比較してみよう。
 日本とUKを比べると、日本が若干多いがほぼおなじくらいだ。であるのみ関わらず、規制を全面解除するUK、規制をお願いと言いつついつまでもやる日本、この政策の違いはいったいなにだろうか?、考えてもまったくわからない。

 単位人口たり統計では、隣のコリアが世界中で一番とびぬけて多くの感染者数であることに驚くが、これもいtったいなぜなのか?
 ロシアが5番目なのに戦争を始めるのも、プーちん熊は何を考えているのやら、コロナが戦争における細菌作戦ではあるまいな。日本はworst8の位置にある。

●パンデミックの上に戦争とは

 世界のコロナはまだまだ続くらしい。何時になったら次の時代が来るのだろうか。コロナ継続期間ととわが生命持続期間とが競争する時代に突入したのかしら。
全世界のコロナ死者

 長生きするとロクなことに出会わないから、早くおさらばしたいとずっと以前から思っていた。新型コロナパンデミックがまさにそのろくでもないことだが、実はコロナ後にどのように社会が変わるのか興味が湧いてきて、好奇心でちょっと長生きするかという気分になってていた。

 そこへまたもやロクでもないロシ・ウク戦争である。ふたつも巨大ロクデナシが起きると、好奇心で生きるもバカらしくなり、もう逃げたい気分が大きくなる。
 コロナは物的インフラを破壊はしないから、復興はし易いだろう。しかし戦争はインフラ破壊と生活の破壊の両方が起きるから、復興は簡単ではない。
 わたしは日本の15年戦争の真っただ中に生まれて、少年時代前半は戦中と直後の超疲弊社会だった。あんな世がまた来るなら、その前にさっさとおさらばしたい。

●今年はドンチャン花見できるかな

日本のコロナ感染者

 日本のコロナの様子を見よう。日本全国ほぼ蔓延防止重点措置区域の適用となっているが、時計を見るとどうやら第6波は峠を越したらしい。
 だが死者数はまだ増えている。なにしろこれまでとは大いに異なる高くて急激な波だから、患者発生が多い大都市では医療体制が追い付かないのが普通の状態らしい。

日本のコロナ死者


 街の人出の様子は見慣れたせいか、普通に多くなってきている感じである。もっとも夜間はどうなのか長らく観ていないが、飲み屋は未だ客がいないのだろうか。

 わたしにも三回目のワクチン注射案内が来て、この3月8日に近所のクリニックで接種予約をした。3回も接種すれば、もう人と会おうが、仲間と酒飲もうが、感染から逃れることができるのだろうなあ、今月は花見だから待ち遠しくてたまらない。

花の下でヤケ酒ドンチャンやりたいなあ

20220301記  

 参照:コロナ大戦おろおろ日録