2026/05/04

1947【老酔録㉝能楽鑑賞】舞台登場三名人平均年齢九十歳超こちら見所も老酔客ばかり

  老酔録という名のブログにふさわしい超高齢者イベントの話である。趣味の能楽鑑賞にいてきた(2026年5月3日)。能楽が老酔録にふさわしい趣味というのではなく、私自身も含めて、そこでの登場人物たちのことである。

 まずはこの日の能舞台に登場した名優たちの名と年齢を書く。歌人・馬場あき子・98歳、狂言師・山本東次郎・88歳、能役者・友枝明世・85歳、合わせて271歳である。それぞれの役割は、解説役、狂言「花子」シテ、能「喜界島」シテであった。


 高齢者の登場は舞台上ばかりではない。会場の川崎市麻生市民館大ホールは、収容人数約100人は、見たところほぼ満員であったが、この観客席にも白髪の高齢者が多くを占めていた。杖つく人も多い、女性高齢者が多いのは、仕舞を習い事した人たちだろうか。

 馬場さんを能舞台上で見るのはコロナ前の横浜能楽堂で何度かあったが、久しぶりに見てもほとんど変わりがなかった。幕間にホワイエに出てきて、知り合いとおしゃべりされる姿も、変わりなかった。数年前に朝日歌壇の選者をやめてから、どうなさっておられるか気になっていた。歌人こそスーパーウーマンだ。

 かくいうわたしは、舞台の東次郎さんと生年月日が同じ(1937/05/05)という奇遇であるが、馬場さんにはかなわない。友枝・山本お二人はプロ舞台活動家だから動きがビシッとしてとしていてあたりまえだが、馬場さんもそうだからこちらが襟を正す思いだった。

 この能楽講演を観に行った目的の半分以上は、これらの3名人たちを実際の舞台上で観るということだった。実のところ、3か月前にチケットを買って当日までに、わたしもいれて超高齢者4人のうちの誰が欠けてもおかしくないとひそかに危惧もした。杞憂だった。

●狂言「花子」と能「喜界島」

 さて、肝心の舞台のことを書こう。
 馬場あき子の解説は、これまで横浜能楽堂で何度か聞いたが、今回のそれはホール公演だからだろうか、能初見者にもわかるような話しぶりだった。演能の後に3人の対談が舞台上で行われた。。東次郎さんと馬場さんは多く語り、友枝さんは少なかった。面白かった。

 狂言「花子」(はなご)を見るのは初めてと思っていたが、途中でいつか見たことあると気が付いた。狂言の演目の中では大曲とされて、めったに上演されないそうだ。こんなたわいもない話がなぜ大曲なのか?、男女間の機微についてのシテの語り謡い演技であろう。

 わたしには演技評価する能力はない。ただ、この演目は大蔵流山本家の剛直さを基本とする演技に向いているのだろうかと思う。いやいや、剛直さの中にこの軟弱そのものの内容を表現することで、その落差を楽しむのだろう。でも、東次郎の演技でそれは叶わなかった。いずれ和泉流あるいは歌舞伎舞踊「身代わり座禅」でも見たいと思う。 

麻生市民館ホール舞台に設けた仮設能舞台
舞台奥行きが2間半で、通常よりも1間分足りないし、橋掛かりも短すぎる

 喜多流の能「喜界島」は、同じストーリーだが観世流では「俊寛」という。詞章は若干異なるところもある。演出も若干違う。観世流俊寛は、3月に川崎能楽堂で観たので、ここに書いている

 観世と喜多の両流派感に出で演出の違いで目に付いたのは、最後あたりに赦免船が俊寛を陸に残して出て行くところで、船と陸を結ぶ艫綱を伐る場面である。ここは俊寛が孤島に孤独な身を置かねばならぬと決定するかなり重要な場面である。

 この場面で観世流では実際に橋掛かりの船から太い縄を出して、陸の舞台とつなぐ艫綱を表現する。出航する船の艫綱にすがる俊寛を、赦免使が綱を切断して置き去りにする。俊寛はわずかな希望も断ち切られて立ち尽くす。喜多流では実物の綱は登場しなかたが、もちろんその綱があるものとして、切断の演技する。

 ずっと前にどこかで見た「俊寛」では、綱の現物を見た記憶がある。綱の現物の有無でどう違うだろうか。そこで思い出すのは、能「隅田川」で子方を出すか出さないかという演出のことである。同じようなことだろうか。

 現物の綱がある方が迫力あるが、綱の自在に曲がる形が、抽象化された舞台上ではリアル過ぎるようにも、前回の俊寛を見ているときに思ったものだった。3人のアフタートークでも、綱のあるなしが話題になっていた。

 橋掛かりが短か過ぎて、最後の場面での船と陸の間が次第に遠く離れて、俊寛の孤独を生み出すべき空間が足りないのだった。やはりこれは本物の能楽堂で演じるべき曲であろうと思った。

ホール内は階段客席ばかりで、杖付き老衰年寄りには昇り降りが怖い

●バリアーフルな便所と見所

 さて、最後に老酔録にふさわしく、劇場のバリアフリー状況を書く。そう、よれよれ老人の劇場での苦労話である。小田急の新百合丘駅から、劇場までのルートは、杖付き老人には何とか円滑だった。問題は劇場建築の内部である。

 席に着く前に小便所に行く。ホワイエから地下へ半階分の階段を歩いて上下しなければならない。休憩時間にホワイエの中に長い行列があり、最後尾に「ここが末尾です」とのプラカードを掲げる人がいる。何事?と列の先をみれば女性便所バリアーだ。

 さてホール内に入れば、約1000席全部が階段客席、客席間通路階段には手すりが無いのは常識で、よろよろと杖に頼って昇り降りする。しかもこの階段は座席寸法上の制約だろうか、踏み幅と高さが交互に異なるので油断ならなくて怖い。

 そんなよろよろ老人はほかにも多いので、なんだか安心するような、逆に余計に腹が立つような。座席の一部に縦型の掴まり棒を取り付けてあるところがあった。初めて見たが、これは良い。だがほんの一部のみだったので、これを階段通路座席全部に取り付けてほしい。

 古い設計のホールだからだろうが、バリアフルな施設だった。

(2025/05/04記)

ーー本サイト関連ページーー

趣味の能楽鑑賞瓢論集

ーーー老 酔 録ーーー
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2026/04/27

1947【トランプ暗殺未遂事件】「われわれは平和的に意見の相違を解決しなければならない」(トランプ)

  USAトランプ大統領が、またもや暗殺されかかった。2024年7月以来、これで5回目だそうだ。さすがにリンカー以来ケネディなど暗殺で有名な国である。
 もちろん大統領が暗殺されるだけではなくて、大統領が暗殺する側になることもあるくらいに、USAは暗殺大国である。今年の2月にはUSA大統領トランプの指示で、イラン指導者ハメネイを暗殺したのは、記憶に新しい。

 今回の事件で暗殺を逃れたトランプは、直後の記者会見で言ったものだ。オレは、リンカーンと並んで暗殺者に狙われるほどに偉いんだぞ、と。

暗殺未遂直後のトランプ記者会見、その口でよく言うよ!


 さらにトランプはこうも言ったのだ。「政治的な意見の相違は平和的に解決すべきだ」、「犯人はクレイジーだ」、さすがにあの大国で全国民による選挙によって大統領に選出されるほどの偉人である。そう、あの国の人々はこのような人を大統領に選ぶ能力を備えている。

 ところで、今回の暗殺未遂犯人は逮捕されたので、当然のように犯罪者として裁かれるであろう。
 その一方で、狙われた大統領トランプは、大統領命令で軍隊を動かして、ベネズエラの大統領を誘拐し、また、イランの最高指導者を暗殺した。それなのに、これらは犯罪として、処罰対象にならないらしい。

 この個人と大統領の間の超不平等というか超非対象は、どこから来るのだろうか。トランプはイラン最高指導者暗殺を大得意顔で発表し、暗殺されかかったことさえも大得意に自画自賛し、暗殺未遂犯人をクレイジーだと非難する。ワハハハハハ、嗤うしかない。

 自らが暗殺犯罪者であるトランプは図々しくも記者会見で語った、「政治的な意見の相違は平和的に解決すべきだ」、「犯人はクレイジーだ」と。いったいどのような頭の構造にあるお方なのか、見当がつかない。あれほど堂々と犯罪への肯定と否定を同時に行う人を、トップにいただくあの国の人々は、わたしとは別の異星人にちがいない。

(2026/042/7記)

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2026/04/22

1946【老酔録㉜防衛装備移転という武器輸出解禁】戦争が近い、庶民われらも防衛装備、防空ずきん火叩き竹槍

 防衛装備移転とあるから、軍艦とかミサイルとかよく知らないが、国内にある兵器を、海外に引越しさせるらしい。 あの大戦経験者としては、敗戦後80年にして、ようやく憲法第九条が効力発揮してきたのだろうなあ。

 防衛装備とは武器のことらしいから、これを外国に移転つまり引越してしまったら、今の米軍や自衛隊の基地も人間だけになるんだね、住宅地になるのかしら。沖縄基地返還だね、辺野古埋め立ては無駄になっちまうのね。

 もっとも、移転先の国では兵器が増えるという問題があるけど、例えばウクライナに移転すれば、プーチン征伐に役立つかもしれない。でもウクライナもそうだけど、イランとかミャンマーとかイスラエルなんて国に移転すると、火に油を注ぐよなあ、どうするんだろ。


 そんなこと考えつつ新聞を読んでいて、とんでもない大間違いと知った。要するに日本製の殺人兵器を他の国に輸出するのだそうだ、そういうのは移転とは普通は言わないよな、輸出とか販売というのだよね。

 どうやら日本は憲法第九条を捨てて、自国どころか外国さえも武装させることができるようになったんだね。さすが、あの敗戦から80年も経つと、そうなるんだ、ああ。

 わたしが防衛装備と聞いて思いつくのは、80年前にわたしの家族も装備したあの防衛装備、竹やり、防空頭巾、火叩きである。まさか、こんなものを輸出するのじゃないよなあ。
今では知らない人が多いから写真を載せておく。空襲で焼夷弾が降ってきて、
家が燃え出したら、防空頭巾をかぶり、火叩き棒で火を消し、敵兵が来たら
竹槍で戦って殺すべし、逃げ出すことを禁止する法令があった

 たまたま今朝のニュースになっている自爆する戦車なんて代物を輸出して、こういうものがいかにばかげているかを、諸外国に知ってもらうってのも、よろしいことでしょうね。

 そうか、防衛装備なる殺傷兵器を移転する時に、憲法第九条も一緒につけて移転してはいかがですか。あ、そうか、そうやって憲法第九条も外国に引越しさせてしまうんだね、だから国会で憲法改定を検討しているんだね、ようやく事情をわかったので狂歌をひとつ。

竹やりと防空頭巾に九条を添えて防衛装備移転するべし

 こうなると兵器産業、日本流に言えば防衛装備産業は景気が良くなるんだろうなア。株でも買おうかなあ、と、それなどんな企業なんだろうとネット検索してみたら、こんなものが出てきた。いわゆる軍需産業の日本でのランキングである。
 
 ふ~ん、そうなんだあ、やっぱり三菱系だなあ。何しろ創始者の岩崎弥太郎は西南戦争で大儲けして一躍財閥になったのだもんなあ。ダイキンなんてエアコン屋と思ってたらなんとまあ戦争屋だったのか、富士通ってパソコン屋じゃあないのか、身の回りも防衛装備だ。

ダイキンも富士通も軍需産業かエアコンパソコン防衛装備

 近ごろ思うのだが、こうやって殺人兵器を各国の間で移転とか輸出しあうようになったとは、戦争して殺しあうのが容易になることだ。これって地球環境の問題解決への行動のような気がする

 地球上に人類の頭数が増え過ぎたから、宇宙船地球号は定員オーバーになった、このままだと地球そのものが危ういので、宇宙船地球号は自己存続のための復元装置のスイッチが自動的に入ったに違いない。

 過剰人類減少装置である。地球温暖化による環境悪化や食料不足による人間死亡がその第一だろうそして大地震続発による災害死の増加である。更にそれらによる減少だけでは足りなくて、人類自身が互いに殺しあう戦争も、人口減少装置のひとつであろう。

 今はまだ増加中だが、そのうちに減少してきて、人類がいても快適な環境になるまで減少が続くだろう。わたしは年齢からしてもうすぐ死ぬから、この装置に寄与する日も近い。ただし、防衛装備という殺人兵器で殺されることで寄与するのは、御免蒙りたい。
 
(20260422記)
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2026/04/19

1945【老酔録㉛コロナ狂歌集】コロナ禍の喜悲劇の日々をオチョくりつ狂歌で過ごせば遂に感染

狂歌集ーコロナを詠う    

まちもり散人

 新型コロナは2020年初からの流行で、2024年にはほぼそれは終わった。わたしは流行遅れ人間で、今年2025年12月にコロナに罹って、ようやく世間並になった。しかしたしたことなく、十日間の閉門蟄居で治ってしまった。

 わたしは日本でしかも横浜港という身近なところで始まったコロナ流行開始の2010年春頃から、「コロナ騒動おろおろ日録」なるブログを書き続けて、そこには130件ほどの記事がある。

2020年2月コロナ満載船が横浜港に来襲

 遅まきながら自分がコロナに罹ったので、読み返してみたらけっこう面白い。コロナで右往左往する世情を、時に狂歌として詠っているのでそれらを集めてみた。わたしの歌う短歌は、よくあるような情緒あるそれではなくて、ひねくれた世相時評のようなものだ。

 2022年から23年まで間に、右往左往する世情をかってに面白がって詠んだそのいくつかを、詠んだ時の順にならべてここに載せる。そのころの世情が分かって面白い。
 なお、*印はいわゆる「本歌取り」で、昔の名歌をパクってパロディにしたつもりである。 

2020年4月 コロナ流行全国へ

<何でもコロナ>
これはまあ便利なことよなにもかも都合悪けりゃコロナのせいに

<コロナで人口増か>
 巣ごもりを裸淫と淫種ットで過ごしたら来年心配産院崩壊

<蜜と密>
三密は密輸密売密造酒 蜂蜜餡蜜壇蜜は三蜜

5月 マスク時代到来

<小さいマスク>
春過ぎて夏来にけらし白妙のアベノマスク未だ来たらず*

<マスク競争>
君がため初夏の街に出てマスク買ふわが衣手にコロナ降りつつ*

<見えないコロナ>
ひさかたの光のどけき初夏の日に静心なくコロナ散るらむ*

<マスク高値>
買い物にうち出でてみれば白妙のマスク高値に腹は立ちつつ*

8月 政治家右往左往

<心せわし>
コロナ来て後の心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり*

<長期政権>
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々しコロナも安倍晋三も*

<コロナ喉薬>
イソジンでうがいしながら暇人はレノンが歌うイマジンを聞く

9月 コロナ流行促進政策始まる

<コロナ促進強盗政策>
半分を出してやるからGOTOといわれてもあと半分がない

<同名政権発足>
菅政権この前は核の毒が降りこの度は新型コロナの毒降る

<コロナ風俗>
夜目遠目傘の内にはマスクにてこの世はコロナ美人ばかり

11月

<コロナ振興策>
やれ行けやそれ行けGOTOお指図に頑張っておりますおいらコロナも

2021年4月 コロナ感染者一万人

<あと七百人余>
願はくは散る花のもと春死なむその卯月の1万人目のコロナ*

<オリパラ歓迎>
列島をアンダーコントロールしてオ・モ・テ・ナ・シします我らコロナが

5月 緊急事態宣言発出

<一握の言葉>
また出せどまたまた出せどわが宣言効き目あらざりぢっと手を見る* 

<運の使い道>
つながらぬワクチン予約の電話切り宝くじでも買いに行くべし

<緊急事態宣言>
もしかして宣言する首相を替えたならもっと効き目があるかもしれぬ

6月 ワクチン騒動

<優先ワクチン>
なさけなや若者さしおき余生なき年寄りどもがワクチン争奪

<優先接種>
アスリート老人をさしおきワクチン打つオリパラという大バクチ打つ

<祝開幕コロナ新対策>
無観客無選手無競技無放送無感染無事東京オリパラ

<ワクチン>
「穴開らき死」の怖れある「惑鎮」にわが惑いこそ鎮まらざりけれ

7月 コロナ緊急促進オリパラ開催

<無理矢理開催>
東京のコロナ豪雨の真っ最中ゴリンバラリン土石流迫る

<また緊急事態>
宣言し宣言宣言また宣言あと残るのは宣言者とり替え

<コロナぶっちぎり>
今日感染東京2848人 負けたTOKYO2020

8月 コロナ感染者爆発

<方針転換>
もうベッドがない重症でなきゃ自宅療養とコロナに負けた政策の現実

<スカ看板自助政策徹底>
罹ってもコロナ自宅で療養しオリンピックも自宅で競技か

<もう勘弁して>
コロナ来てオリンピック来て豪雨来て泣きッ面に蜂パラリンピック

9月 きしんだ日本列島

<解除宣言近し>
あの世への自慢話にしたいので緊急事態さなかに飲み会

<一年で首相取り換え>
次々と攻め来るコロナの変異株こちらもせめて首相を変異か

<災禍三代目>
アヘ禍ス禍コロナ禍に加えてオリパラ禍すっかりキシンダ日本列島

10月 

<酒飲みにも矜持>
もう酒を飲んでよしとお上が言ったから10月1日禁酒開始日*

12月

<新規軍来襲>
来た来た来た~っコロナオミクロン変異株来襲

<大晦日>
コロナで開きコロナで閉じるこの2年 来年こそはピンピンコロナ

2022年1月  八十路コロナ

<長生きは不幸>
あの戦争このパンデミック八十路来てまたも遭遇地球規模危機

<生き甲斐コロナ>
人生に飽きた八十路にパンデミックその後の世界を見てから死なむ

<お手上げ>
わかってはいたけどやっぱりなア首相替えても効果は無しか

2月 プーチンのウクライナ侵略戦争始まる

<退屈哀歌>
あしびきの山鳥の尾のコロナ禍の長々し夜をひとり鴨葱*

<毎年恒例2月詠>
今年こそ花の下にて春死なんその如月の望月のコロナ*

<2・24事件>
コロナ禍でもうたくさんなのにこの地球プーチンが始めたウクライナ禍

<NATOコワイ>
納豆を嗅いで出て来る北の熊 コロナよ奴を冬眠させよ

3月

<コロナ+戦争>
コロナ来て戦争が来て地球病みこの枕辺にも花は来るのか

4月 プーチンにコロナを

<ウクライナ禍>
コロナ禍が止まぬに更にプーチン禍 わが人生は ウ~暗いなあ

<コロナ頼み>
こりゃコロナこちらはいいから後にして急ぎ攻め込めクレムリンへ

<わが八十路>
コロナ止まずプーチン禍も長引けば越える八十路の峠は闇夜

6月

<夏が来た>
 春過ぎて夏来にけらし白妙のマスク外して雨の香ぐわし*

7月 禍の上にまた禍が

<参院選与党圧勝>
この度は圧勝したのはもしかして新型コロナ第七波党か

<禍禍禍夏>
コロナ禍にプーチン禍そしてカルト禍で ヒマツブシには困らない日々

<コロナ帝国>
コロナ新規感染者数世界一 未罹患われは非国民なれば

11月

<コロナ6~8波>
その昔いたなあ懐かしコメディアン古川ロッパ八波むと志

2023年2月 願はくは花の下にて春死なむ

<新春来たる>
ひさかたの光のどけき春の日にしずコロナ来て洟の散るらむ*

<コロナ風邪並みに>
これからもどうぞそのまま夜目遠目マスクの内の美しき人よ

<プーチン戦争一周忌>
戦さする中に生まれて戦さ過ぎいま死ぬ時に戻りくる戦さ

<乱世再来>
乱のうちに春は来にけりこの年を戦前とや言はむ戦中とや言はむ*

<コロナ波続々>
第八波コロナ消えゆくふりをして油断をさせて年末に第九♪

<今春も詠ず>
今年こそ花の下にて春死なむその如月の望月のコロナ*

5月 マスク解禁

<マスク無し>
春過ぎて夏来にけらし四六時のマスク捨てたり風のかぐわし*

<コロナ消ゆ?>
ひさかたの光のどけき初夏の日に静心なくコロナ消ゆらむ*

6月
<後悔>
コロナ禍もウクライナ禍も知らぬまま四年まえに逝きし友を羨む

7月<プーチン禍>
歳たけてまた越ゆるかと思ひつつ命からがら戦さ世の夏*

2025年12月 ついにコロナに感染
ようやくにコロナ様の御眼鏡に適う身となり世間に顔向け

 毎年春には「今年こそ花の下にて春死なむその如月の望月のコロナ」(西行法師詠の本歌取り)と詠うのだが、むなしく過ぎていた。ところが2025年末に本当にコロナに罹った。
 おお、ついにと言うかようやくと言うか、「その師走の望月のコロナ」でピンピンコロリ成就かと期待したが、アイニク生還してしまった、ザンネン。
 これでコロナとの付き合いも今後はお断りとして、ここまでを狂歌集としてまとめて、老酔録に掲載しておくことにした。

コロナ禍の喜悲劇の日々をオチョくりつ狂歌で過ごせば遂に感染

 (2026/04/19記)

ーー本ブログで関連する記事ーー

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2026/04/13

1944【老酔録㉚猫の目トランプ】日替わり情報洪水的発出でメディアを混乱させるのがトランプの戦略って本当?

  2月末から始まったトンプのイラン攻撃からはじまる国際石油騒動については、ヒマな年寄りのヒマツブシとして絶好である、なんて無責任だが、オロオロと考えるだけで何もできないし、何も影響受けない者には、これも仕方ないことだ。

朝日新聞サイトより

 イラン戦争について、このブログに続きを書こうとするたびに、トランプが違うことを言うので、書けないのだ。すると昨日の東京新聞に内田樹さんも書いている。「イラン戦争のことを書こうと思うのだけどトランプが日替わりで違うことをいうので、追いつけない」と。ワハハ、内田さんでさえ書けないのだから、わたしにおいておや、である。

 で、これは次々と情報発信してメディアをきりきり舞いさせ、何が起きいるのかわからなくして機能マヒさせる作戦で、「flood the zone」(洪水作戦)というのだそうだ。メディアはその都度あったことをそのままオロオロと世間に流すしか余裕がなくなる。良い悪いの判断をしてニュースにしているヒマがない。

 なるほど、そうなのかあ、それにしてもなあ、トランプを朝令暮改猫の目バカと思っていたら、実は戦略なのかあ。でも問題はトランプ側にあるのではなくて、そこから戦略的に発する日替わり情報にきりきり舞いさせられて、判断停止になっているメディア側にある。

 新情報に次々と目を取らせて、情報分析をおろそかさせているのがトランプ政権の戦術かあ、なるほど。AIなるものが出てきたから、大量新規情報への判断もできるのかと思ったら、AI様もキリキリ舞いさせられているらしい。フン。

 でもなあ、トランプがそんな作戦を日々考えつつ日替わり発言をするほどのおりこうさんとはとはとても見えないよなあ、特に昨日の記者会見の「勝った勝った勝った」とダダッコ発言の姿は、バカとしか見えない。態度悪いしなあ、これも作戦の内か、へえー。

 で、イラン戦争だが、昨日ようやく2週間停戦として、USAとイランとはパキスタンの仲介で協議に入った。だが、決裂と言うか不調の状況という。なんだか、イランガンバレ、ヨシヨシ、って気がする。

 だって、核問題協議中の2月末にいきなり殴りかかって政治首脳陣大量殺害やったのトランプなんだもん、判官贔屓になるのも当然だろ。バカプーチンに対するウクライナと違って、地政学的手段を十分すぎるほど使って反撃に出ている。トランプは口では「おれたちは勝っている勝っている」と、たわごとクリゴトを言うが、実態は負けているように見える。

不機嫌負け顔トラさん

 イランのホルムズ海峡封鎖作戦は、まさにトランプの「油断」である。自国は産油国だから影響ないと考えたとしたら、実業家トランプは落第である。世界のオイル価格騰貴は自国のオイルにも及ぶって、そんなことも知らないとはねえ。

 さすが文明に発祥の地であり、あの大帝国ペルシャの末裔は、ついこの間できたばかりの寄せ集め新興国とは違うよなあ、なんて思ってしまう。それにしてもあんな奴を大統領に選出するあの国の人たちの何とバカなんだろうと考えていて、アッ、いやいや、おれたちだってあのタカイチ総理大臣を生み出してしまったのは、つい先日のことだったよなあ、と赤面するのである。太平洋両岸に気に入らない指導者が登場、これは地球末期かよ。

太平洋両岸の国民が選んだ指導者たちの会談模様

 老酔頭に刺激を与えてくれる現下の地球状況に、これは老いゆく地球への世界的高齢者政策であろうかと、老酔録に記しておくのである。さて今日も弱りゆく足腰の維持のためにご近所徘徊に出ようかな、幸いよい気候になったもんだ。イランの年寄りはどうしてるのかなあ、徘徊なんてのんきなこと言っていられないのかなあ。

 あ、そうだ、トランプはこんな無駄な戦争よりも、これも無駄だけどもうちょっとマシな宇宙開発に目を向ける方がよろしいと思いますよ。だって、戦争好きなトランプにとっては、ロケット飛ばすのは大好きな遊びでしょ、人殺ししないこちらがよろしいですよ。

アルテミスの地球

(20260413記)

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2026/04/04

1943【老酔録㉙歌集上梓】幼なじみ歌人の米寿記念歌集『碧空へぽかりぽかりとんゆけ』をわたしの本づくり趣味で上梓


藤本孝子第五歌集『碧空ぽかりぽかりとんでゆけ』(大団円版)

 本づくり趣味と歌集づくり  伊達美徳

 この『藤本孝子第五歌集・米寿記念・碧空へぽかりぽかりとんでゆけ』はわたしの手作りの製本である。藤本さんの歌づくり趣味に、わたしの本づくり趣味とを併せたのである。米寿記念と銘打つからには、これまでの第二~第三歌集のソフトカバーから変えて、ちょっと張り切ってハードカバー本にした。

 ハードカバー本は製本に手間がかかり、百余冊をつくるのに毎月十冊づつ発行として、一年かける予定で制作を始めた。。その間にも増える歌人の新作の歌を、毎月末発行分に順次に取り入れた。これはまるで月刊誌を発行している気分で面白かった。

 藤本さんの第一歌集『春楡の歌』(砂子屋書房 2007年)は、2006年までの選歌を収録した本格的な格調高い装丁の商業出版だった。これを贈っていただき、彼女が今も住む、わたしの故郷の高梁盆地風景がいくつも詠まれていて、懐かしかった。

 わたしは仕事でも趣味でも本を好きで、自著の専門書の商業出版もあるが購入した積ン読本ばかり増えていた。一時は一万冊ほども所蔵していたが、それらは今はすべて処分した。わたしは本を読むより集めることが好きであったらしいと老後に気が付いた。

 そのうちに集めるのに飽きてきて、自分で本を制作する趣味を始めた。パソコンで原稿を書き、編集、装幀デザインして、机上で印刷製本する。この本づくり趣味はけっこう奥深くて今も探求中だ。藤本第二歌集からこの第五歌集までをこの趣味に加えていただいた。 

 わたしの本づくり趣味による手作り本は、「まちもり叢書」と名付けるシリーズが22タイトルがある。作るごとに、出会った知人に読め読めと押し付けてきた。そのほかに学校同期会の会誌とか街の案内書とか、思いつくごとに本にして他人に押し付けてきた。

「藤本孝子歌集」シリーズ全部と「伊達美徳まちもり叢書」シリーズの一部

 藤本さんの歌集づくり企画もそのひとつだった。第二歌集(2014年)上梓プロジェクトを歌人にそそのかして「藤本孝子ぽかりぽかり歌集」シリーズを始めた。幸いにも喜んで乗っていただいて、第三(2017年)、第四(2021年)を経て第五歌集(2026年)に至った。

 今や、最初の歌集上梓から二十年という一世代分もの時が経っているのだった。手作り歌集開始からでも12年も経ち、花写真と墨絵で関わってもらった幼馴染四人組は、いずれも健在で米寿を迎えたので、第五歌集には「米寿記念」と銘打った。

 この歌集シリーズは、わたしの老後生きがいメインプロジェクトになっている。さて、これからどうなるのだろうか。「卒寿記念」とか「白寿記念」とか夢想は自由だが、さすがに卒寿近くなると老衰の波が寄せてくるのが見える。

 老いを怖がってはいないが、いつかは歌集制作停止の日、まさに卒業が来るだろう。でもまだ歌人もわたしも健康である。その日を楽しみにして第六歌集へ生きよう。詠み手と作り手のまさに「老酔録」である。 

(2026年2月記)

 上エッセイは、藤本孝子第五歌集の2026年3月(大団円版)に挟み込んだ小冊子「栞」に載せたものである。下の一文は、この第五歌集の最初の2025年3月版の栞に載せたもので、手作り本のことを書いている。

 

本づくり趣味のこと  伊達美徳         

 この歌集の歌つくり人・藤本孝子さんも、花つくり人・定森治子さんも、墨絵描き人・阿部節子さんも、そして本づくり人のわたしも、幼馴染みんなそろって米寿の祝いを迎えるほどにも生きています。 生まれた日からもう八十八回も太陽の周りを回り続けてきたのです。広い広い宇宙の中、長い長い時間、長い長い旅でした。

 その旅の中でこれが五回目の孝子さんの歌集です。孝子さんの歌集についての始まりからここまでは、第五歌集『碧空へぽかりぽかりとんでゆけ』の「あとがき」に書いてあるように、第二歌集からわたしが「本づくり趣味」でかかわっています。これは楽しい心豊かな遊びなのですが、お互いに次回があるかと気にかかります。

 わたしの趣味は「本づくり」であり、その趣味を孝子さんの歌集づくりで発揮させてもらっているのです。歌つくりと本づくりの二つの趣味の合体です。それに治子さんの花づくり趣味と、節子さんの墨絵かき趣味も合わせて、幼馴染四人組の共同仕事です。

 実を言えば昔々、彼女たちと一緒に本づくりをしたことがあるのです。同じ中学校で共同して学級誌『鳩舎』(1952年と1953年)を作ったのです。その本づくりは、ガリ版印刷の素朴なものでした。それ以前に小学校6年生の学級新聞部員として一緒の写真がありますから、その頃からの趣味かもしれません。

 時は流れて2018年のこと、中学同期生たちは65年ぶりに『鳩舎 卒寿・傘寿記念号』を共同して作りました。先生は卒寿に、生徒は傘寿になり、全国あちこちに住んでいて連絡しあって作りました。この時にわたしは本づくり趣味を大いに発揮させてもらいました。既に2014年と2017年に孝子さんの第二と第三歌集を作っていましたから、もうガリ版刷りではありません。

 本づくりを趣味とする人は、珍しいかもしれません。本という形にするには、原稿を書き、それらを編集し、本の姿をデザインし、印刷して製本します。これら全部を、書斎の机で手作業で行うのが、本づくり趣味です。使う機械は個人用のコンピュータとプリンターだけ、そのほかは紙、糊、カッター、定規など文房具です。学校の図画工作みたいなものですが、格好良く言えば本づくり職人芸です。

 こうして本という作品を作り、出来具合を眺め自己満足し、他人様に読め読めと押し付けます。これは茶碗づくりの陶芸趣味に似ています。土をこね、ろくろで形を作り、絵付けして、卓上電気炉で焼きあげた作品をしげしげと眺め、他人様に送り付ける、そっくりです。

 わたしの職能は都市計画のプランナーでしたから、その計画した都市が現実の形に至るには何十年もかかり、多くの人たちを巻き込みます。だからその計画を本やパンフレットにして、市民に伝えることが重要なのです。たくさんの本づくりをやってきました。仕事をやめてからは、この本づくりを趣味としたのです。

 それまでに自分が書いて世に発表した多くの文章があります。それらを編集して、書籍シリーズ名「まちもり叢書」として、すでに22タイトルを制作しました。と言っても書店で売るのではなくて、読ませたい人にムリヤリ押し付けます。もしも物好きにも読みたいという人がいれば、大いに喜んで謹呈します。 

 藤本孝子さんの歌集もその一環なのです。これに治子さん節子さんを巻き込んで今や共に米寿、祝い歌をひとつ。

碧宙へぽかりぽかり書を放ちめぐりめぐり八十八春

(2025年3月記)

ーー本ブログで関連する記事ーー
少年の日の戦争】藤本孝子第五歌集202508版栞エッセイ
本づくり趣味】手製本づくり趣味の一部始終

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2026/03/29

1942【老酔録㉘大岡山花見2026】願はくは花に下にて春死なむ弥生三月満開の真昼

 今年も吉例大岡山花見に行ってきた。ここ5年くらいは行く度に「これが最後の大岡山花見だ」と言ってきていながら、ダラダラと最後を持ちこしている、われながらダラシナイと思うが、ついいつい行ってしまう。

 だが、毎年一緒に花見していた学科仲間、山岳部仲間、学寮仲間の同輩たちは、次第に減るばかり。なにしろ米寿越え年齢だから減るのはわかるが、それなりに忙しくなるらしい。曰く「病院に行く」、曰く「リハビリに行く」「碁会所に行く」「孫が(ひ孫が)遊びに来る」などなど。

 わたしはどういうわけかそれらどれにも該当せず、いつもヒマなのである。だから春が来ると今か今かと満開の時を狙っている。このとこころぐずついた天候が続いて、梅は咲いたか桜はまだかいな、満開過ぎて散ってるのかも、なんてヤキモキ。

 今日3月29日、うまいことに好天が来た、明日はアヤシイ、さあ、今日しかないと出かけた。花咲き具合はどうであったかと言えば、ちょっと悔しかった、八分咲というところだった。う~む、残念、出すしてまた来るか、でもまだしばらく天候不順だなあ、さ~て。

 さて、今日の1年ぶり大岡山花見は、大岡山駅下車から出発、正門を入り、本館前広場、スロープ、線路トンネル、心字池、ワグネル先生碑、如月寮跡、呑川木橋、向岳寮跡、裏門、緑が丘駅前、九品仏川緑道、自由が丘駅周辺、自由が丘駅乗車帰宅という定番コースである。地図で測ると約4Km歩いた。歩くも寒くもなし、花の下行く道は快適だった。

まずは駅前の正門を入る。

ここは科大である、もはや工大ではない

本館前広場は今年も咲いているが、なんだか花の量が少ないような























咲いている咲いている、だが7~8分咲だな、先の方は莟だ


老い木は曲がる枝をのばしてけなげにも花を咲かせようと頑張っているらしい。

老い木の隣には交代要員の若木桜の列が待ち受けている

横へ横へと杖つきつつ花を咲かせるけなげさよ

老い木の肌 わが身の老いそのもの、桜もわたしも同じだ 1950年代の若木の今。
老い木写真は去年のブログに詳しく乗せたので、ここでは割愛
誰か同輩が来るかなあと待っていたが誰も来ない、すごすご

























この正面の木は若木と交代済み 右には横に寝ながら花咲く老い木
























スロープ側にも若木桜が花を咲かせつつ待ち受ける 
























スロープ下の花盛り風景を見て、先ほどの桜を痛々しく思いだす

鉄道ガード下を抜けて緑が丘地区へ

ワグネル先生碑前で昼飯 いつもここで仲間と食べたなあ、だれも来ないなあ

このあたりに如月寮があったよなあ、向こうに見える階段は呑川に架かる木橋

木橋から呑川緑道をみる ここの花は見事だったが剪定されたか

緑が丘の坂の上には、今は付属科学技術高校の高層新校舎が建ちつつある、
これの前には建築・土木棟があり、その前の大昔には木造平屋の向岳寮があった
その大昔こに住んでいた自分を夢のまた夢のよう

左図の右下が緑が丘の向岳寮跡の土地利用 下半分が高校らしい

裏門を出る 立派な門になった

 さて、これからは自由が丘へと向かおう。九品仏川を暗渠にしてその上を緑道にした。昔々のこと、緑が丘から自由が丘駅前まで、家庭教師アルバイトでよく歩いたが、そのころはまだドブ川でそのほとりの道を歩いた。この緑道ももう古くなって、桜も老いている。
住宅地内の緑道では横に枝をのばせない桜は枝を切り落とされて箒に花咲く風情

自由が丘駅南側の商業地に到る緑道は街なか花見、車座宴会もいる

自由が丘駅前風景 左の銀行が高層に、その右の本屋がドーナツ屋になった

うわ、自由が丘駅前にもこんな超高層ビルだあ、市街地再開発事業らしい。その右は懐かしい自由が丘デパートが健在、その向こうのひかり街も健在。

      

自由が丘デパートの中は昔よりもしゃれた店が多い

再開発ビルの北裏に回ってみれば、このあたりの昔はごみごみした
狭い裏路地飲み屋街だったが、拡幅されてつまらなくなっていた。

駅東の飲み屋街は健在、かつてよく行った「金田」も健在らしい
 
 ということでフラフラと4時間弱、4㎞ほどを花見徘徊してきた。まことに健康なる春の日でした。花が八分咲だったのが癪だから、満開を狙って再度行って来るかなあ、ヒマだからなア、そう、今満開を見ないと来年は観られないかもしれないからなア。
 
 何しろ中東の戦争に巻き込まれて、ガソリンが急騰、円が急落、いや、それ以上に心配なのは日本USA基地から兵団がイラン派遣されたそうだから、日本も事実上参戦したとイランは思うに違いない。だとすれば、今年は花吹雪に紛れてICBMとか自爆ドローンとかが報復に飛んでくるに違いない、花見どころじゃなくなるんだ、だからドローンにあたって死ぬまえに心行くまで花見しておきたい。

 それにしても足元がアヤシイ、さすがに歳のせいらしい。今日の花見徘徊は休憩時間を除くと約3時間半、距離は約4㎞だから、時速1㎞だ。今やこれが普通の歩行速度、ああ衰えたものだ。そうだ、花見で転んで頭を打って即死がよろしい。先人たちもそう詠んでいる。

いざ行かむ花見に転ぶところまで
(元句:いざ行かむ雪見に転ぶところまで 芭蕉)

願はくは花の下にて春死なむ弥生三月満開の真昼
(本歌:願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ 西行)

毎春に今年で最後と思ひつつもしや卒寿花見の恐怖も
(2026/03/29記)

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2026/03/26

1941【老酔録㉗要らん戦争】毎週に千億円もの要らん出費トランプに賠償請求しているのだろうね

  イランに仕掛けたトランプ戦争が、もうすぐ1カ月になろうと言うのに、一向に終わらない。このイライラ感覚は、22年2月24日にウクライナに仕掛けたプーチン戦争が起きた時に似ている。これもウクライナと同様に泥沼に陥るのだろうか。

 トランプの思いつき的戦術による戦況の変化と、それによる世界経済情勢の変化に、ヒマな年寄りのわたしもヒマツブシになるのはありがたい。このところ、イランのホルムズ海峡封鎖作戦が絶大な反撃効果を表して、世界の石油価格急騰が起きている。

 トランプ流軍事ディールに対して、イランは石油価格急騰を起こすという経済的反撃に成功しつつある。石油価格高騰は世界主要国を人質に取りつつある感がある。これにはトランプも内心は困っているが、いつも居丈高な口ぶりながらも停戦の道を探る気配を隠せない。

 日本にとってウクライナの場合と違うのは、この石油価格急騰問題が、身に迫って影響をもたらしていることだ。ガソリン価格急騰を招いているので、政府はガソリンへの補助金を復活するとともに、備蓄オイルを放出することに決めたそうだ。

 わたしは直接的にはバスに乗るためにガソリンを使っていることになるので、今にバス代が値上げになるかと心配している。もちろん、その他に石油価格急騰の影響が起きるに違いない。近ごろ世の顕著な諸物価上昇現象は、一部はそのせいかもしれない。

 ガソリン補助金とか備蓄石油放出は政府の財政支出だが、それは税金が原資だからとりもなおさず納税者たち、つまりその端くれのわたしの負担である。それが毎週1000億円規模だそうだ。いつまで続くのか、そんなに貯金とかへそくり石油が政府にあるのかしら。

 この支出原因者は明確にわかっている。あのドナルド・トランプである。いったい総額いくらになるのか貧乏人には見当もつかないが、当然のことに常識的に考えてトランプはこれらの日本政府の支出を負担するつもりであろう。同盟国の日本政府は請求するはずである。

 あのドナルドだから、そんなもの払わないと言うだろうが、粘り強く賠償請求するべきである。次の大統領になっても請求するべきである。支払わないとなれば、日本国内にあるUSA軍基地を差し押さえするべきだ。

 もっとも差し押さえても、土地はもともとこちらのものだから、兵器ばかり差し押さえてもかえって困るなあ、差し押さえた高価な武器をロシアやチャイナに売るってわけにもいかないしなあ、う~ん、まあ、そういうことである。

 先日、首相はドナルドに会って、「イランに出兵せよといわれても、憲法第9条があるから協力できない」と、釘を刺してきたらしい(あいまいだが)。しかし、その第9条こそ邪魔に思っている首相だから、「大至急、憲法を変えて、出兵します」とも言ったかも、心配だ。

 よく知らないが、気になっていることがある。トランプの思いつき的言動の度に原油価格が乱高下するらしいが、原油の先物取引でこの乱高下を利用して大儲けする奴がいるらしい。しかもトラ発言の直前にね、アヤシイ。    (2026/03/26記)

(2026/03/26追記)

 日本にさえ、これだけもの負担をかけているトランプは、自国にどれだけ負担をかけているのか気になっていたが、今朝の新聞にこんな記事が載っている。え、1.8兆円かい!

今朝20260327の東京新聞

 2月28日からのイラン侵略で使った戦費が、なんと113億ドル(1.8兆円)、これみんな煙にしてしまったのだから、壮大なる無駄遣い、凄いねえ、こんな金を一人の判断で使わせるUSAの国民とは、いったいどんな人たちなんだろうか????、更に追加戦費を2千億ドル(32兆円)も予算請求しているそうだ。もうこうなると狂気の国家と国民としか、庶民には思えない。

 ところで、日本のUSA軍基地からイランに向かっている兵団がいるらしいし、もしかして武器も運んでいるかもしれない。これって近いうちに日本も事実上の参戦になるんだな、イランからミサイルが飛んでくるかも、そしてますますガソリン価格高騰だろうなあ、ああ。

 このロクでもない地球から逃れるには、あの世に避難するしかないなあ。

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