2021/10/31

1594【老人とコロナ】ひっそりと次々と知人たちが消えていっているらしいが、

 ●10月が終わり衆院選挙の日だ

 今日は10月31日、なんだか雨模様で寒い、4年ぶりの衆議院議員選挙である。
 オリパラやら桜やらモリカケやら、全くしょうもないことばかりあったアヘスカ時代がようやく終わり、偶然にもコロナも下火なったので、さぞやお疲れの自公政権にはお休みを差し上げたいものだと、選挙投票してきた。

 投票所はいつもの近所だが、記入台の前に貼ってある政党一覧表に、「民主党」だけが2カ所に載せてあるのが、ヘンだったが、まあ、2倍の票になるのなら、それでよろしい。


 最高裁の裁判官一覧に×をつける方式の投票について、うちを出る前に×をつけない数人を記憶していったのだが、投票所から戻ってきて気が付いた、いけね、覚えた人に×をつけてきちゃったよ、ゴメン。

 さて、ちっとは政治が変わる結果が出るのか、いつものように替らぬのか。コロナパンデミックという大きな事件が、政治的選挙においてどう評価されるのか、ちょっとは面白がる選挙である。でもなあ、いつものように何も変わらん保守健在かしらねえ。

 今(31日深夜)これを書きながらネットの開票速報を見ているが、どうも大きく変わり映えしない議席振りのようで、コロナは収まるし、何とも刺激のないつまらない世の中だ。もっともこれをこうしているのは巨大保守層老人票田なんだろうなあ。 


 狂歌<平和ですねえ>
 いやいやもうどうでもいいやどうせもうちかぢか消える老人だから

●10月のコロナは沈静らしいが

 さて今月のコロナである。日本では見事に感染も死亡も第5波が鎮まっった。禁酒法適用もなくなったらしく、渋谷あたりはあのバカらしいハロウィン騒ぎらしい。第6波将来の儀式になるのかも。


日本全国これまでの毎日新規志望者数の推移

日本全国これまでの毎日新規感染者数の推移
 でもあの勢いの良かった第5波は、なぜ勢いよく沈静したのか、ワクチンのせいなのだろうか。素人目に見ても、この波の左右の上がり具合と下がり具合が同じだから、途中でワクチンが効いたとは思えない。
 ただ、感染と死亡と波の具合が異なるのが興味ある。死亡については、早期に接種した老人たちのワクチンが効いたのだろうか。

全世界毎日の新規死者数の推移

 どうもワクチンがあろうとなかろうと、コロナ感染という自然の法則に、人間という自然でもある生物が素直にしたがって生きていると考えるほうが、まさに自然な感じがする。大なり小なり、次の第6波が来るに違いない。そのときはたぶんワクチンによって死亡率が下がるのだろう。

 第6波が必ず来ると専門家たちは言っているようだが、もうそろそろみんなコロナ慣れしており、去年のようにオロオロじゃなくなり、いつものインフルエンザ並みのつもりになるだろうなあ。そうすると果たしてどうなるのか、冬が楽しみ?だ。

いやいやもうどうでもいいやどうせもうちかぢか消える老人だから

●コロナ蟄居で高齢者は、

 こうも長い期間を世間から遠ざけられていると、年寄りはボケる。れっきとした八十路なかばになろうとする超高齢者のわたし自身を観察しているのだが、いろいろと問題がある。

 世間とのかかわりが買い物しかないし(ごくたまに友人と飲み会をするが)、しかも最小限の会話しかしない。全く会話しなくて金銭支払いを機械でやる店も多くなってきた。そうすると世間はTV又はネットしかないことになる。
 たぶん、多くの超高齢者はTVに浸っているんだろうが、わたしはTVを一切見ないでバーチャルネット社会とリアル徘徊社会に浸っている。

 知識の取り込みや知人との交流はそれなりにネットのSNSで可能だが、口に出しての会話がないことで問題が発生している。画像や文字で知人たちと出会うばかりで、その名を口で長らく発音してないので、その顔は誰であるかはわかるのだが、その人はなんと呼ぶのか思い出せないことがよくあるのだ。

 ちかごろはZOOMとかヴィデオ電話とかで会話ができるのだが、それは一部に過ぎない。だからネットの顔画像を見たら「〇〇さん」と口に出す、相手に聞こえてないけど。そうやってコロナが明けて次に会ったときに恥かかないように用意するのだ。

いやいやもうどうでもいいやどうせもうちかぢか消える老人だから

●リアル徘徊社会の効用

 コロナ最中もほぼ毎日のように外の街を徘徊している。これは家に籠っていると足が弱って歩けなくなるのを防ぐためだが、一方では世間の姿を眺めてコロナがどう影響を与えているか観察して、ボケないようにしているのだ。
 原則として歩くのだが、疲れるとバス電車に乗る。横浜都心の一定コースを一巡して定点観測をするのと、放射状に遠くに出かけて未知の街や公園に行き、帰りはバスや電車を使うのと、2種類がある。

 都市の変化を写真に記録することは、もう50年以上もやっている。写真が趣味ではないから、日付入り写真で記録するだけだ。
 デジタル写真になるまではリバーサルフィルムだったから、スライドがたぶん一万枚くらいはたまった。これをボチボチデジタル化しているのだが、手間がかかってもう処置なし状態にある。

デジタル化しないままのスライドフィルムがたくさん

 今世紀のデジタルカメラになってからは、フィルム代を考えなくてもよいので、じゃんじゃん撮ってPC内に保存しているが、いったい何万枚あることやら。
 これらの整理や、それらを使って都市論などを書くのを愉しんできたのだが、年取るともう面倒になった。半世紀ほどもの各地の街並み変化など、貴重な記録もあるのだがなあ。

いやいやもうどうでもいいやどうせもうちかぢか消える老人だから

●コロナ下の年寄りの読書は

 増えすぎたのでもう本を買わないと決めて5年くらいか、それでも今年は3冊買ったのはどれもコロナ関係の本だった。その事件最中だから、けっこう面白かった。
 これまで大量の本を人様にあげたり捨てたり処分したが、それでもまだ3~4百冊はあるのは、老後のために残してあるのだ。
 コロナ閉門蟄居中だから、それらの本を読むににちょうど良いのだが、それがなかなか読めない。ついネットにいってしまう。本読む老後が無くなってしまうなあと、どうでもいいのに焦る。


 思い立って再読開始した分厚い「民主と愛国」小熊英二著は、遅々として進まない。これではいかんなア、もう本を読む能力がなくなってきたのだろうか。
 でもわが本棚を見回すと、魅力的なタイトルの本がいっぱいあるんだがなあ、何しろ読みたい本人が買ったのだからね。コロナに後押ししてもらって読みたいものだ。

いやいやもうどうでもいいやどうせもうちかぢか消える老人だから

コロナが打ち破る人間の風習 

 今年になって同年かそれに近い知人たちが、毎月一人づつ他界していく。それはそうなってもおかしくない八十路半ば前後の人たちだから、当たり前ではある。
 だが、訃報が直接もたらされることはめったにないのだ。「コロナだから」という理由で内輪に葬るのが当たり前になってしまっている。
 だからほとんどのお方の訃報は、SNSで間接的に知ったのであった。ということは、実際にはもっと多くの知人が消えて行っているに違いない。

 わたし自身は葬儀なるものを大嫌いだから、まあ、好きな人はいないだろうが、よいことだと思う。老人は世間が狭いからそれでいいのだ。コロナがますます世間を狭くした。
 葬儀を盛大には行わないでも、世間体を気にする必要がないから、関連して人間の死に伴う儀式を行う習慣が、大きく変わりつつあるような気がする。なかでも香典の出費がほぼなくなったのが、経済的によろしい。

 この年末ごろには「忌中につき年始ご挨拶遠慮」の葉書がたくさん来るだろうか、いや、もうそれさえ来なくても不思議でない気もする。この妙な習慣を世の中からなくするチャンスになるかもしれない。
 ほかにもいろいろとコロナを機になくなる人間社会の文化的習慣がありそうだ。

 死にまつわる習慣こそ、死んでしまった老人には、どうでもよいことなのである。

 (2021/10/31記)



2021/10/28

1593【コロナ振り返り】この世に美女美男が増えたのはコロナの数少ない功績のひとつである


熊五郎:やあご隠居、久しぶりですが、生きてますねえ、どうやら。
ご隠居:おお、熊さんかい、よく来たねえ、まあ、お上がりよ、ああ、そうだね、お互いに生きてるねえ。
:この夏頃は猛威を振るっていた第5波の新型コロナ感染と死亡は、秋とともにどうやら下火になったようですね。
:政府や自治体は行動制限要請をどんどん緩和して、この月末にはどこも禁酒時代が終わる模様らしいね。
:でもねえ、専門家はこれから冬に向かって、ウィルス蔓延しやすくなるから、第6波に対する警戒を解くなと言ってますよ、イギリスじゃあまた増えてるそうですねえ、いったいどうなるんでしょうね。

:さっぱりわからん、コロナに聞くしかないね。去年の正月から「コロナ大戦オロオロ日録」を書き続けてるんだけど、先日初めて読み返してみたんだよ。面白いね。われながら庶民のオロオロ気分が良く分る。
:あっしがこの前にご隠居と話したのは去年の5月でしたよ。
:そう、5月3日だったよ、そのことも書いていて(参照2020/05/03日録)、中でもおかしいのは、全くの個人的思いながら、コロナが齎す世の変化につき、いくつかのある種の予測をやっているのに、あたっていないことだよ。

●コロナ巣ごもり出産ブーム到来せず

:そうそう、その当たらなかったと分ったご隠居の独断予測が、コロナ巣ごもりで人口増加ですよ。去年春先からの緊急事態発令で禁酒閉門蟄居の令が政府から出されて、もちろん要請ですがね、さすがみんなびっくりして家に閉じこもって、「巣ごもり」時代なんて言われたものでしたね。

巣ごもり」とは受精産卵抱卵する子づくりのことだよ

:そうそう、そこでわたしは「巣ごもり」の本来の意味は「子づくり」のことだし、動物は危機が来ると子孫を残す本能が働くから、コロナ危機で生殖能力ある若者は子づくりに励むだろう、来年は産院崩壊になるくらい出産ブームだろうとね。
:ところがさて、あの頃から2まわりもの十月十日を過ぎたけど、政府の統計では出生率はコロナ前よりもむしろ下がったそうですよ。ご隠居の予想は大きく外れたましたよ。

:そうなんだよ、恥ずかしいねえ、それって思うに、生物の遺伝子の持つ子孫維持本能よりも、産んだ子がコロナで苦しむことを恐れる人間個人の気持ちのほうが強かったんだね。
:う~ん、自然に文化が打ち勝ったってこと、むしろ妊娠抑制をしたってことか、ということは、あれは本来的な意味での「巣ごもり」ではなかったんですね。
:せっかく日本の少子問題が解決するかと思ったのにねえ。この少子高齢化時代が大きな課題の時に、コロナが原因で一方で出産ブームが起きるだろうし、また一方で高齢者たちが罹患して多く死ぬだろうから、それは地球上に増えすぎた人間を調整する自然界の掟が働くのかと思ったけど、違ったねえ。

●デザインファッションマスク流行せず

:もうひとつのご隠居の予想外れは、マスクのファッション化ですね。
:そうだった、一向に進まないね。こうも世の中はマスクだらけになり、だれもかれもが身に着ける代物となれば、多様なデザインのマスクが出てきて、街は華やかになるに違いない。下着からマスクまでもトータルファッションになるだろう、なんて思ったけどねえ。

色々な模様のマスクを売ってはいるが

マスクと水着のトータルコーディネイトとかあるかしら

:街ではたまに華やかな模様のマスクの人もいるけど、9割がたは白い不織布製でひもを耳に掛けているという、なんの変哲もない形ですよ、奇抜なものは見ないなあ。
:そう、店にも様々な模様のマスクを売っているから、世にデザインマスクが存在しないのではないけど、なぜ流行しないのかねえ。
:これは人間生きるための必須の呼吸を、無理に制限するというマスク機能への本能的な抵抗感覚があるのかもしれませんね。積極的にマスクをデザインしてまでも使うより、早いこと外したいんですよ。

:しかしねえ、人間が身に着けているものはなにがしかの行動制約機能を持つのだから、だからこそファッション性で補うのだよ、マスクでもそうあるべきとも思うよ。
:マスクが他の衣料と基本的に異なるのは、感染症という人間が忌避すべきことに起因しているところにあるんでしょ。それが人間がマスクを嫌がる根本ですよ。

●マスクのせいで世に美女美男が多くなった

:わたしはコロナにも功罪があり、その数少ないにマスクがあると思うんだよ。
:ワハハ、コロナにもよいところがあり、マスクがそうなんですかあ。
:そう、感染防止の功は当たり前だが、この世に美しい人を増加させた功が大きい。
:まさか、コロナが美人を作り出したんですかい。
:そうなんだよ、ほれ昔からいうだろ、「夜目遠目傘の内」って、女性が美しく見えるシチュエーションを言うよね、コロナ後はこれに「マスク顔」が加わったんだよ。

:「夜目遠目傘の内にマスク顔」ですかい。
:そうそう、マスクして眼から上だけ見える顔を見て、下半分の顔を想像するだろ、このとき、これを醜く想像するのはかなり難しいものだよ、たいていのマスク女性は美しく見える。コロナは世に美人を増やした。
:なーるほど、確かに目だけ見てるとみんな美しく見えますよ、うん、コロナは美人を増やしたようですね。あ、ということは女から見た男のマスク顔はみんなイケメンですかね。

清水へ祇園をよぎる桜月夜 マスクの乙女みな美しき


:これをコロナの大きな功と言わずして何であろう。(20211028記)

2021/10/22

1592【俺たちに明日はない】コロナ波底をとらえて久し振り老人飲み会で盛り上り生き返った

 このところ新型コロナウィルス感染の大波が静まってきたようだ。
 だが、それは人間たちがアレコレ努力したせいなのか、それともそれとは関係なくコロナの側の生態的都合なのか、どちらだろうか。

コロナ波浪とジタバタ対策禁酒法動向

 これまで、こちらがあれこれジタバタしても、実はあちらさんの都合だけで何度も波が来ていて、こちら人間はその波間をなすすべもなく漂っているだけ、のような気がしてならない。
 だとすれば、次の第6波も第7波もあるに違いない。次々と強力な変異株コロナ君が、選手控室に待機しているのだ。 
 そこで、それが来るまでの波底の今をとらえて、八十路老人は飲み会やっておかなくてはならないのだ。

 だって、老人はもう完全に大丈夫なんて時が来るまで待っていると、その前に死んじゃう恐れがあり、永久にできなくなるってあせっているのだ。健康に良くないのだ。
 つまり、老人には明日が無いのだからね、そうだ、昔、「俺達に明日はない」って映画があった、あれだよなあ、今の俺たちは、まさに、。

 絵画を趣味とする旧友のF君が、その画塾生たちの絵画展に出品するので、観に来いとの誘いが来た。ただし当人は持病あるため、コロナが消え去るまでは慎重を期して外出しないので、悪しからずとのこと。

 この展覧会は毎年の春秋の行事で、一昨年まではF君と共に常連数人が誘い合って鑑賞に行き、鑑賞批評会のつもりの飲み会をやるのであった。だがコロナのせいで昨年はできなかった。

 今年はどうしても見に行きたいので、波底でもあるし常連を誘って行ってきた。
 本来の常連は大学同期生たちのF君、K君、Y君、S君、I君、私の6名である。だが、八十路ともなればいろいろと身体事情が発生してくるものだ。
 F君はそういうわけであり、Y君は足の手術をするというし、K君ときたら一昨年にあの世に行ってしまった。というわけで今回は3人だけだった。

 それでも展覧会場で久しぶりに顔合せて喜びつつ、いつものF画伯の抽象絵画にアレコレと頭ひねりあって盛り上がったのであった。

「明け方にみたかった夢」古田淳一郎


 そしていつも行っていた魚を食わせる居酒屋に場所を移したら、なんとまあ休業しているのであった。コロナのせいだろう。フラフラと野毛の飲み屋街を彷徨って魚を食わせる店を探す。
 なんだか懐かしい名前の「養老の滝」なる居酒屋を見つけて入った。この居酒屋チェーンはずいぶん昔からあるので知っていたが、久しぶりに出会って気が付いたのは、老人向けの店名であるということだった。自分が老人になったからだな。
 養老の滝で思い出したが、10年ほど前にこんなことがあった。
   信州山中の金ぴか御殿 https://datey.blogspot.com/2010/10/241.html

 店内に客が誰もいない。平日の午後1時前だから当たり前かもしれぬが、それにしてもコロナ不景気はこういうものかと、久し振りの居酒屋の空気にたじろぐのだった。
 といわけで、3老人は誰に気兼ねもなく、マスクを外して大声で話あうのだった。

 久しぶり過ぎる飲み会に、酒の飲み方を忘れたとか言いながら、しだいに調子を取り戻して酔っぱらった。
 話題は絵のことをすっかり忘れていて、老人を困らせるスマホとかコンピュータとかの愚痴であり、ちかごろ知人の訃報が多いとか、いつしか3時間もしゃべっていた。

 明らかに3人ともハイになりすぎて、「やっぱりこうやって顔つき合せて飲むって、ボケが治るよなあ」と言い合ったのである。そう、飲み会こそ老人福祉である。
 その間にほかの客が一人だけはいってきたのみ、お勘定は割り勘にして2500円ずつ、こんなので居酒屋経営が成り立つのか。

 外に出るとまだ明るいが冬が来そうな気配の街、このへんで老人は帰宅しよう。なんにしても、結構な絵画鑑賞会と愉快な飲み会開催の機会を作ってくれたF画伯に感謝した日であった。ああ、生き返った。(20211022記)

参照:コロナ大戦おろおろ日録

2021/10/08

1591【関東大地震か】緊急はコロナだけではないのだと思い出させる地震速報

 昨夜、布団に入って寝ころび読書中の10時半過ぎ、おお、揺れた揺れた、台風の難破船みたい、とは誇張し過ぎだが、寝ていて建築構造物の揺れが目に見えた。凄かったなあ。わが横浜空中楼閣はそれでも何も被害なし、びっくりして脳に刺激があり、若返ったかも。

 頼まないのにスマーフォンから緊急地震速報の大声、おおそうだ、コロナばかりかこっちからも緊急事態到来か、困った世だ。弟と息子と旧友たちから見舞いメールや電話あり。

 狂歌<関東大地震か>
緊急はコロナだけではないのだと思い出させる地震速報

 昨日の徘徊中にひょいと目に入った「トイレ非常用袋」なるもの、これは断水で便器を使えなくなった時に、臨時に便器にはめて用を足す袋。首相が変わると天変地異が起きるかもしれないと思い、これを買った。

 昨夜はそれがさっそく役に立つかもと、わたしの予知能力の高さに驚きつつ断水を待ったけど、役に立つところまでいかなったのが残念。
 何か用意すると災害が起きるらしいので、これからは何も用意しないようにしよう。

 

2021/10/05

1590【コロナ大戦おろおろ日録抄】(その5:2021/06‐08)コロナ来てオリンピック来て豪雨来て泣きッ面に蜂パラリンピック

 コロナ大戦おろおろ日録抄

(その5)2021/06‐08
伊達美徳

―横浜都心隠居老人がコロナ世の日々に垂れ流す箴言・妄言・虚言・寝言・小言―

2021年6月2日 狂歌<優先ワクチン>なさけなや若者さしおき余生なき年寄りどもがワクチン争奪

6月3日 オリンピックのアスリートって何様?、老人のワクチン接種まだ1.1%、それをさしおき飛び越え優先接種かい、だからオリンピック大嫌い、そうか、競技参加資格は65歳以上なんだ。厚労省発表ではワクチン接種優先順位は、1.医療従事者等、2.高齢者65歳以上、3.基礎疾患者・高齢者施設等従事者、では、オリン参加者はどれ?、徳仁・雅子夫妻はどれ?、もちろん65歳以上枠だろうな、最優先順位のわたしは予約さえできず、ワクチンなんてもうどうでもいいや、ワクチン接種から見えてくる社会的不公正。狂歌<優先接種>アスリート老人をさしおきワクチン打つオリパラという大バクチ打つ

6月4日 東京オリパラ大会につき政府感染症対策分科会の尾身茂会長が、『今の状況でやるということは普通はない』と発言して話題に、翻訳すると『今の(コロナ蔓延)状況で(オリンピック大会を)やるということは普通(の人間の頭で考えることで)はない』、つまりオリパラ関係者は異常って医者の診たて、コワ~イ。

6月10日 ワクチン接種券が市から来て今日で約40日、この間予約サイトにほぼ毎日入って空振りばかり、結局はじめての電話で予約に到達、今までの努力は何だよ、予約できて余計に腹が立ってくる。

6月14日 東京オリパラ開催意義をようやく理解!、21世紀新型コロナパンデミック遭難国際記念碑だ! 狂歌<祝開幕あと一歩>無観客無選手無競技無放送無感染無事東京オリパラ

6月21日 現在の緊急事態適用を沖縄だけにして他を解除という、間違ってるよ逆さまでしょ、東京オリパラによる変異コロナ来襲から国民を守るため、関東4都県こそ緊急事態適用すべき、解除の宣言する奴がバカ。

6月22日 ワクチン接種第1回目完了、副作用にアナフィラキシーなる危険があるという。

狂歌<ワクチン>「穴開らき死」の怖れある「惑鎮」にわが惑いこそ鎮まらざりけれ

6月25日 演劇鑑賞予定を忘却、老いた、いやコロナ感染予知能力冴えて予防できたのか、おおよしよし。

7月1日 近所の野球場がオリンピック会場になるとて、広い公園も周りの道路も立ち入り禁止の看板発見、70年ぶりに横浜接収だ、オリパラ関係者がばらまく世界強力変異ウィルスから近隣住民を守るありがたい配慮か。

7月6日 狂歌<口ぐせ>いずれにせよオリンパラリン開幕し いずれにしても金メダルはコロナ 狂歌<やっぱり>東京は緊急事態4回目東京オリパラ緊急辞退ね

7月9日 東京オリパラ出場アスリートさんよ、あなたはどうお考えなんですか、こんな時にこんなことやるのを後ろめたくないのですか、あなたが主役なんだから、黙ってないでなんとか言ったらどうですか! 狂歌<無理矢理開催>東京のコロナ豪雨の真っ最中ゴリンバラリン土石流迫

7月10日 いよいよパンデミックオリンピック開催、国際コロナウイルス交換大会、おりしもワクチン接種足踏みし、コロナ第5波急上昇中とて、スゴイナア、さすがオリンピアンて勇気ある、ワクワクハラハラドキドキ、オリンピック開催の意義「パンデミック祝祭大愚行」、後世への警鐘「世紀の対抗的記念碑」を打ち立てること。無事に終わっても惨事になっても。https://datey.blogspot.com/2021/07/1577.html

7月13日 ワクチン2回目を接種、これで飲み屋に行けると思えど一緒に行ってくれる奴がいない。狂歌<また緊急事態>宣言し宣言宣言また宣言あと残るのは宣言者とり替え

7月18日 狂歌<オリパラ反対運動>コロナ様台風様や酷暑様どうぞご協力お願いします
狂歌<無観客オリパラ受難曲>このトーマス・バッハって人もしかしてあの大バッハの末裔の方?

7月20日 オリンピック開会式の前に主催者とか競技参加者とかから、負担させられたわれら納税者あるいはコロナでオリパラどころじゃない人々に向けて、何か弁解とか言い訳とか言うはずだよなあ、常識的には。

7月27日 狂歌<コロナぶっちぎり>今日感染東京2848で負けたTOKYO2020

7月28日 狂歌<TOKYO3177>ぶっちぎりコロナチームの優勝で今夜オリンピック閉会式だな

7月29日 コロナ第5波が第4波を越える勢いと多さで著しい感染状況、そこに見世物スポーツ興行は予定通りらしい。問題はこの後に医療体制がパンク、火事場でサーカス興行に消防隊大わらわ、バカバカしい世だ。

7月31日 ワクチン不足で接種足踏み、今にワクチン接種証明保持者優遇差別社会到来、無いと買い物不可・乗り物利用禁止・仕事停止、今に闇偽接種証が出回る。https://datey.blogspot.com/2021/07/1580.html

8月3日 植物生態学者の宮脇昭さん逝去の報、合掌。https://datey.blogspot.com/2021/08/1581.html

8月4日 コロナ蔓延急伸、政府は全部入院もしくは政府用意の療養施設収容方針を転換、罹っても重症でないものは自宅療養せよと、政策が現実に負けた、それでもオリンピックとめないって、どういうこと。狂歌<看板の自助政策徹底>罹ってもコロナ自宅で療養しオリンピックも自宅で競技

8月7日 いつもの徘徊コースの道路公園接収継続中、まだオリンピックやってるのか、金銭補償してくれるんだろうね、この日本庭園でなにしてるの、オニゴッコとかカクレンボとか池で亀さんたちと競泳かい?

8月9日 オリンピックやっと閉会、結果は負の遺産となる対抗的記念碑イベントに、「アスリートに罪は無い」の言説が横行、え、主役がこの罪を負わなくてどうする、あ、おまえたちは単に操られる烏合の端役か!
横浜市長選開始、投開票22日、立候補者8名、IR賭博という踏み絵がある選挙。狂歌<横浜市長選>政治家に学者に企業家小説家8択ギャンブル愛有~るか否か

8月15日 毎年この日に靖国神社定点観測見物に行くが今年はパス、ウヨクさんの出もよくないだろう。狂歌<寒い敗戦記念日>秋来ぬと身には寒さに震えつつ雨の音にぞ驚かれぬる

8月18日 スカ総理大臣の記者会見は青少年教育によくないが、老人には悪口の種の愉しみに。狂歌<政府娯楽放送>質問に真剣な顔であさってを言う毎度毎度のお愉しみ高座 狂歌<コロナ黒船スカ松陰>かくせねばかくなるものと知りながらやろうとしない感染対策

8月21日 狂歌<もう勘弁して>コロナ来てオリンピック来て豪雨来て泣きッ面に蜂パラリンピック

8月27日 今日から北海道から沖縄まで緊急事態やらマンボウやらで、日本列島ほとんどがコロナ王国占領下になってしまい、1945年アジア太平洋戦争で完全敗北の夏から76年目、コロナ大戦に大敗北の夏、はてどうなることやら先は見えない、だのに暢気にパラリン植民地を抱えこむニッポン、さすがのコロナ王も困惑だろう。狂歌<バブルの中へ>ロックダウンしているパラリン植民地 亡命しようか一国二制度

8月30日 能役者・野村四郎師が急逝、素人弟子は合掌。https://datey.blogspot.com/2021/08/1585.html

8月31日 今、他の惑星から地球蝕を眺めると、日蝕のごとくにコロナ冠が輝いていることだろう。その地球の片隅の列島国のリーダー改選ドタバタ中、とにかく誰でもよいから交代してくれ、今よりマシになることは確実、あ、前任者もそう願ったけどこれだもんな、う~む。https://datey.blogspot.com/2021/08/1586.html

(つづく)
参照:コロナ大戦おろおろ日録 https://datey.blogspot.com/p/corona.html