2020/09/27

1491【コロナ禍の未来】覆面社会の到来を妄想する

 地球上で一向に収まらないコロナ禍、2020年9月末で地球全体で感染者累計約3300万人、死者約100万人、日本では感染者約9万人、死者約1600人。
 ヨーロッパでは再び上昇気味とか、アメリは勢いが衰えつつもまだ上昇中、南アメリカ諸国もなかなかすごい、そしてアフリカの状況がわかりにくいとか、ワクチン開発はまだらしいとか。

覆面・MASK・マスク・おもて・仮面

●マスク群衆社会の出現

 さすがパンデミックはすごいもんだ。わたしは今、世界の歴史的大事件に立ち会っているらしいが、長生きはするものである。いや、その逆か。
 とはいっても、実のところはわたしの身辺には、マスコミニュースはあれども具体的にそれらしいことは何もない。それはそれで結構なことだが、コロナの実感がわかなくて当惑する日々だ。
 とにかく目に見える何かが社会の起きてるだろうと、野次馬でちょくちょく都心風景見物に行き、一時の人出激減風景には驚いたが、今やコロナ禍前と大差ない風景である。でもコロナ禍最中であることは間違いないのに、、。

 これほどの大事件なのに世の動きが見えない。もちろんいろいろと企業経営は大変らしいが、目には見えない。かといって夜の街に探検に行くほどの、冒険心ももの好きでもない。
 しかし、そういうわたしにも見えるコロナによる大変化がある。それは、街行く人々のだれもかれもが、布マスク着けていることである。こんなにもマスク群衆社会は生まれて初めて出くわしている。
 これしか目に見えないから、とにかく目に見えるマスク群衆風景について、妄想を働かせているのである。マスクの歴史と将来について考える。と言っても一般的調査はしない。

 まずは自分の記憶だけの歴史として、昔はマスクはどうだったか思い出してみる。
 遠い昔の幼児の頃のわたしの記憶に、黒いマスクをつけた父の姿がある。黒いソフト帽をかぶり、黒いインバネスコートである。それが記憶にあるのは、子供心にもマスク姿が印象的だったのだろう。

 その父の黒マスクは、鼻から突き出した感じの立体的形態であり、黒いビロードに包まれていた。幼児のわたしが触っても型崩れしなかったから、金属あるいはセルロイド製の網で形状を作り、その上にビロード布を張っていたのだろう。着用時に顔面に当たる内側に布を沿えていた。それがそのころの一般のマスクであった。こんなことは、こんな事件がないと思い出すことはなかっただろう。

 もう一つの印象的なマスク姿は、1970年代の東京では、道行く人たちの多くが白い布マスクだった。そのころ主に自動車排気ガスを原因とするスモッグ公害があちこちで起きて、マスク姿が多かった。
 今のようにだれもがマスク姿ではなかったが、それでもそのころの東京でのマスク姿の多さを、外国の新聞が不思議で異常な風景として紹介する記事がでたと、日本の新聞が報じたことがあった。

●マスクの変容

 さて、日本では時にはマスク姿が出現したものだが、これほどにも長期にわたり、世界中に流行したことがあるのだろうか。100年前のスペイン風邪の時はどうだったのか。
 人間が身に着ける衣類は、気候風土や文化によって地域別の違いがあるだろう。それが半年ほどの間に、一気に同じ姿になったのは、さすが国際化時代である。
 しかも顔という人間の姿の核心ともいうべき位置を、ほとんど同形の衣料で覆い、世界中の人間が同じマスク姿になったのであるから、これは歴史的事件である。

 今はとにかくマスクをつけてないと、まるで異端者扱いで、店にも図書館にも入れてくれない。スカスカの布切れでも、とにかくマスクをつければ、世の中に通用するのである。
 これをマスク社会の到来と言いたいのだが、透明プラスチック板を顔の前に着けて覆う方式もあり,これは明らかに日本の伝統的なマスクではない。

 しかし、今の段階では透明板覆いよりも布マスクのほうが、はるかに優勢である。それは顔面を覆うのだが、プラスチック板で隙間なく覆うことがむつかしく、コロナ病原体防御がむつかしいらしい。特別な状況でないと有効でないらしいこと、コストが高いことから、布製(不織布性も)が優位らしい。ということで透明布製品が出るまでは、視覚的に隠蔽機能をマスクは持たざるを得ない状況にあるらしい。

 しかし、マスクがアベノマスクのように口と鼻さえ覆えばよい形から変って、鼻や口からの呼気や飛沫が出入りしないように大きく密着するように改良が進んできた。英語でmaskとはいわゆる覆面のことであり、マスカレイドの仮面とか神楽や能の面のように顔面を覆うものである。
 コロナ対策のマスクも多様な形態になりつつあり、口鼻覆いマスクというよりも覆面というほうが正確になってきた。ここでは覆面社会の到来ということにしよう。

●覆面文化の到来

 こうして覆面社会は着々と普及して、その地位を高めつつある。あらためて覆面の目的を考えてみる。その第1は、防寒や防塵のように気候に対する衣料としての役割である。
 その第2は、覆面者の行為を他から見られてもそれが誰であるかを判別しがたくするためであり、犯罪者がそうである。あるいは遊びの仮面舞踏会もそうである。
 その第3は、口や鼻からの呼吸や飛沫による病原体感染防止のためで、今回のコロナ禍マスクはこれである。その第4は、宗教的なしきたりで、キリスト教信者の教会でのベールとか、イスラム信者のへジャブがある。
 その第5は、顔の何らかの障害等の医療のために覆うことである。時には全面を覆い、一部を覆う眼帯や絆創膏もこれにあたる。これは特殊な状況といえよう。

 この覆面時代がいつまで続くのか。あと1年くらいのうちにコロナが急激に収まると、一気に日常の覆面も姿を消して、コロナ前のように上記第1と第2が主となるだろう。
 しかしもしも、コロナがさらに延々と長期に続くと、覆面姿日常として定着してしまい、素顔は非日常となる。
 そうなると、マスクは多様な形態を持って発展し、覆面姿は地域によりその発展形は異なるものになるだろう。こうして覆面文化は人間の21世紀から始まった文明文化として、地球上に定着することであろう。

 顔の口と鼻を隠す文化が行き渡ると、人々の心に変化が出てくるにちがいない。
 覆面の下に隠されている肉体は、元のコロナ防疫のための部分という意味を脱却して、そこは秘すべき隠すべき部位に昇格するだろう。
 現在の腰回り陰部とともに、鼻と口は陰部秘所になるのだ。したがて口髭花髭は陰毛である。うっかり鼻や口を露出して公衆の面前に出ると、猥褻物陳列罪に問われることになる。

 覆面用具のマスクは、本来のマスクを超えてファッションショーにおける服装アイテムとなる。マスクは覆う領域を広げて、その姿を次々と展開してゆくだろう。美しい覆面ファッションが時代の流行柄で登場するだろう。
 あの簡単な耳掛けの布切れからもっと大きく複雑な形に、例えば帽子や衣服と一体となった衣服一体マスクファッションも登場するだろう。
 一方で、逆に小さく縮める方向も出るだろう。あのビキニ水着のように、鼻孔と口唇だけを覆うお色気ビキニマスクも登場するだろう。
 この両極端の間に、数々の覆面ファッションが生まれる。

 そして覆面には文化的表現が付与されるだろう。その例がすでにあり、プロテニスプレーヤーの大阪なおみが、BLM運動の自家製マスクをつけて覆面で競技場に登場した。
 多様な模様のある覆面用具(マスク)ばかりでなく、覆面の姿が人々の意見主張し、立場を表現するのである。これは文化である。

 ところで、ここまで書いたような覆面放任主義とは全く反対の方向として、覆面規制主義が起きるだろう。のほうづに覆面がはびこると、防疫にもならないし、犯罪も容易になるとして、顔面を覆う姿を厳密に法令で定める国家が出てくるだろう。
 マスク全体主義というか、マスク階級主義というか、マスキズムMaskismというか、そういう思想が台頭するだろう。この話は面白そうなのでまた別に考えたい。

●覆面技術の進歩

 当然のことにマスクにもデジタル技術がもたらされるだろう。マスク型スマートフォンが登場して、会話を肉声でなくてネットでやるようになる。マスクの表面が表示画面となって、言語に替わる会話の手段に使われる時が来る。

 マスクを外さなくても飲み食いできる機能が付くだろう。覆面であってもAIカメラ技術で素顔を作成できる技術が出るだろうし、逆にそれを防ぐ技術も出るだろう。
 いろいろと技術的覆面術が進歩するに違いない。そのたびに生物としての人間の肉体が後退する。いや、もしかしてそれがコロナによる人間の突然変異出現を促すものかもしれない。突然の進化の時が来る。

 いま最も気になっていることは、覆面文化到来を容認するかどうかという、覆面派人類とアンチ覆面派人類の戦争になるかもしれないとの思いである。
 現に、国や地域によっては、コロナ感染防止のために覆面義務付けが法的に強制されるところもある一方で、治安に不安がある地域や国では覆面禁止法令が出されている。広く見れば両派の戦いはすでに起きている。

 コロナは、政治と文化と技術の三つ巴の中で21世紀文化を作り上げるのだろう。これからどうなるのか、コロナがもたらす身近な風俗文化闘争が始まりつつある。
 さてこの話はどこまでもだらだらと尽きないし、自分でもこれが底が浅いお遊びの俗論と分っているから、この辺でやめたいのだが、くだらない面白さがあるので、そのうちにまた続きを書きたい。

20200927)

参照:コロナ大戦おろおろ日録2020/01/24~ 継続中http://datey.blogspot.com/p/corona.html

2020/09/20

1490【デジカメの死】身の回りの持ち物が次々と壊れて今度はカメラ、この次は持ち主自身だな

 年取ると身の回りの持ち物も年を取り、携帯電話機、PC、プリンター、炊飯器、エアコン機器、掃除機などなど、短期間のうちに次々と壊れていく。
 10年間使ったコンパクトデジカメキャノンIXY900isがついにくたばった。長く働いてくれたものだ。



 

 デジタルカメラを使うようになって既に20年にもなる。この間にデジカメを5台買い替えた記憶がある。
 わたしの写真撮影は趣味でも記念用でもなくて、都市風景の記録用であるからワイド日付入り視認ファインダー付単3電池併用のカメラが原則であるが、これに対応するカメラは意外に少ない。今の壊れた奴の前もキャノンの同じ型、その前はRICOHCaplioR1だった。

 家庭電器類が壊れると、なんでも分解してみる趣味がある。修理能力は全くないが、単なる好奇心である。PCと電気炊飯器の分解が意外に面白い。
 しかし、デジタル以前から何台もカメラを壊してきたが、カメラというものは箱とレンズがあればできるものだと、少年のころから知っていたから、分解する好奇心が涌かなかった。

 今回、初めてその好奇心がわいてデジタルカメラを分解してみた。さすがにデジタルという名にふさわしく、箱の中は空っぽではなくて、ぎっしりと精密部品類が詰まっている。へえ~、さすがだなあと眺めて、その精密部品の量の多さと、そのコンパクトな収納ぶりに敬意を表した。これ以上はお手上げである。


 さて次のコンパクトカメラの選定をどうしようか。小さくて持ち歩き手軽に使えて、上記4原則対応のものが、はたしてあるだろうか。
 このブログにカメラを話題にしている記事がいくつかあり、わが父からのカメラ史もわかるので、リンクを載せておく。

◆2015/11/21 http://datey.blogspot.com/2015/11/1146.html
1146【終活ゴッコ:懐かしい品々処分:カメラ編】戦前から今日までの7個の古カメラをもう捨てようっと、、
◆2010/01/10 http://datey.blogspot.com/2010/01/227_10.html
227【怪しいハイテク】中古カメラを買った 
◆2012/01/20 http://datey.blogspot.com/2012/01/575_20.html
575コダックがつぶれるとか 
◆2010/10/30 http://datey.blogspot.com/2010/10/343.html
343【父の十五年戦争】続・父の遺品の蛇腹写真機の製作出自が判明した
◆2008/07/08 http://datey.blogspot.com/2008/07/blog-post_08.html
015【怪しいハイテク】便器のなかにボチャンと落して臨終まぎわから生き還ったカメラ


2020/09/19

1489【コロナの秋】世界感染3千万死者95万人、日本感染8万死者1500人、コロナますます繁盛

●コロナの今
 猛暑過ぎ秋来たりたり安倍政権さえ終わりたるに一人勝ちコロナ 

 やれやれ、秋であるがこうも長く居座られると、さすがにちょっと秋ならぬ飽きてきた感もある。
 隠居して暇つぶしに困っていたら、今年から新型コロナパンデミックなる世界史上の事件に出くわし、おお、けっこう面白い人生になるなと、喜んでいる。
 いや、これは語弊があるな、まあ喜んではいないにしても、いろいろと新たな社会変化が日々起きていて、しかもそれが地球レベルでありながら、自分自身の命にかかわるなんて、ワクワク好奇心を止めようがない。

 でも、このところ、なんだかだれ気味である。今年になってこの事件でもう9か月近く、状況が劇的変化するときは過ぎて、何やら慢性的に展開の模様である。もちろん劇的な悲劇発生よりはよいのだが、好奇心を保つのに努力がいるようになった感がある。それはもちろん、わたしが隠居していて、日常がコロナ禍に直接巻き込まれる状況にないからだ。

 今やコロナは9か月の間に、大きな襲撃の波を超えていったん沈静化を見せたが、世の予言通りというか、パンデミックのセオリー通りと言うか、それを第1波としてやっぱり第2波がやってきた。
 それがどうも第1波よりも波が高いように思えるのだが、日本ではコロナ感染よりも経済沈下を怖れて、GOTOナントカなどの経済政策を優先する方途に転換しつつある。ここで巨大津波がやってこない保証があるのだろうか。

●世界のコロナ状況

 一応、昨日までのコロナ状況を記録しておく。地球上でコロナ感染者が3千万人だそうだ。これが過去のパンデミックと比較してどうなのか知らない。地球の人口増加も医療技術進歩も著しいから、昔と比較する法がむつかしそうだ。

 時間軸の比較よりも、空間的な比較のほうがわかりやすい。地球上3千万人のうち、国別カウントすると、一番のアメリカが670万人で、2割以上を占めるとは、さすがに世界の先進国である。トランプ大統領の自国第一政策の成果である。

 感染第3番目の国はインドの530万人、1日に8万人もの感染者が出ているとて、さすがに人口大国である。つづくのがブラジルそしてロシアである。この順序は何を意味するのだろうか。
 中米の国々も続くが、アフリカ大陸は全部で140万人だが、どうなっているのだろうか。ヨーロッパでも、いったん沈静に向かっていたスペインやフランスで再び感染者が増えつつあるそうだ。

 国別だとその核国人口との関係が気になる。国人口100万にあたりの感染者数統計があったが、アメリカ、ブラジルはいずれも飛びぬけて高い数字である。アメリカって医療後進国なのか、それともトランプがバカなのか。

 これを世界の大陸別にみると、興味深い。アジアではインドの状況を見ると、まだまだ山が巨大に高くなるのだろうか。
 ヨーロッパでは明らかに第2波が上昇中だが、どこまで高く長くいくのだろうか。
 北アメリカは巨大な第2波が下降気味のようだが、このまま低下するのか。
 中東では第2波が高まりつつあるらしい。
 中南米では、巨大な山を築きつつあり、これから加工した第2波に向かうとするなら、先が長そうだ。

 アフリカは、山が下降気味で次の山に向かっているようだが、これは実態を表しているのか。あれほども多くの人口が不全な医療環境の中にいて、他と比べてこんなに低い感染なら、実のところは統計が正しいのかと言われている。不気味な大陸である。


●日本のコロナ状況

 日本の状況は昨日で累計8万人であり、感染具合は見事に第2波が襲ってきており、第1波よりも高い感染者の波である。

 都府県別ランキングは、ベスト3は①岩手県23、②鳥取県36、②青森県36となって、最初から相変わらず岩手と鳥取がトップ争いである。人口の多少に比例している。

 ワースト3は①東京都24000人、②大阪府1万人、③神奈川県6300人とて、要するにこれも人口が多いところが感染者も多い。人から人に感染するのだから、当然のことである。世界の国の感染者も、人口が多い巨大都市を抱える国が感染者も多いのだろうか。
 
 こういう状況でも、「GOTOTravel」政策とて、遊び旅行に旅行者で予約すればその旅費や土産代の半額を、税金を原資にして助成してくれるそうだ。
 感染者の多い大都市から日本各地の観光地に、お金を運ばせようという経済政策だが、コロナも運ぶに違いないから、両方で覚悟するしかないのだろう。

 それはその両方が覚悟すればよろしいのだが、問題は、遊び旅行に行けない事情にあるものは、その納税を一方的に遊ぶ奴らに使われるということで、これはGOTO強盗なのである。不公平そのものである。ナントカしろ。

 そこで狂歌である。

半分を出してやるからGoToといわれてもあと半分がない
カネとヒマ体力気力ある奴がわが納税を強盗GoTo
GoToに行けぬ貧者が行く富者を税で支える福祉社会


 ちょうど政権担当の首相が変わったので狂歌。

たはむれにアヘを背負ひてそのあまり軽き言動ゆえに八年も保ちたり
多派群れてスカを背負ひてそのあまり軽き理念ゆえに八年も保つかも
菅政権この前は核の毒が降り今度は新型コロナの毒降る
これがかの半島の国なら今頃はそろそろ司直の手が入るかも
今こそは犬を抱いてコーヒー飲むネット画像を見せる時でしょ

                   (20200919)

参照:コロナ大戦おろおろ日録2020/01/24~ 継続中http://datey.blogspot.com/p/corona.html

2020/09/03

1488【まちもり散人8月日録】ヤレヤレ今月もコロナで終わるか、月末突然コロナじゃなくて首相退任

2020年8月1日 ブログ「1480【コロナの現在】世界パンデミックリーダーはアメリカ、第2波到来日本リーダーはやはり東京、ああ生き過ぎたttps://datey.blogspot.com/2020/08/1480.html


8月3日 ブログ【コロナ横浜徘徊】コロナどこ吹く風の繁華街とコロナ景気が来たか貧困街https://datey.blogspot.com/2020/08/1481.html

8月4日【GoTo】西村康稔ってお方は、経済再生担当GoTo大臣かつ新型コロナ対策担当StayHome大臣なんだね 毎日どっちにするかと迷うばかりの股裂き大臣泣き、Go to stay home!
【アベノマスク】「アリャ、トランプ親分は嫌だと言ってたので、子分のオイラは遠慮して小さなマスクにしてたのに、親分があんな大きなマスク着けることにしたとはねえ、じゃあ子分のオイラも大きなマスクに取り換えようっと、」

8月6日【コロナ狂歌】新型の新幹線でGoToTravelみやげは新型コロナ新感染
  旅に行くカネがないのでやってるよGo To Stay Homeなんての
  イソジンで生兵法を説く人ありせめて聞こうかレノンのイマジン
  イソジンでうがいしながら暇人はレノンが歌うイマジンを聞く

8月10日【祝日ばやり】えーと、今日は休日?、え、山の日?、そんな祝日あったっけ?、ふーん、そうか、今日でコロナ感染者の数も、ヤマを迎えるんだね。


【首相記者会見】ありゃ、カンニングペーパー見せてるよ、自分が述べる回答ばかりか、記者から受ける質問も書いてあるよ、こうも堂々と見せるのは、実はカンペじゃなくて、「記者会見」という芝居の台本なんだね、へたくそ役者ばかりで面白くないけど、これなら失言という事故が起きようもない安全運転総理大臣で、選んだこちらも安心して乗客になっていて、、よいのかなあ、、?

8月11日ブログ【コロナ禍の日々】今日の新聞のトップ記事は少年の野球大会とてこの平和をよろこぶべきかhttp://datey.blogspot.com/2020/08/1482.html

8月12日【香港騒然】かつて日本の治安維持法では共産党が検挙される側、香港国家安全維持法では共産党が検挙する側、人間は矛盾してるね。


8月15日 ブログ【望郷と忘却:『荘直温伝』読後感想文:1】故郷生家の神社を探した歴史地図の忘却 http://datey.blogspot.com/2020/08/1483.html  

8月15日 ブログ【コロナの街徘徊】酷暑コロナ禍敗戦記念日の東京九段靖国神社風景にいつもと変わりなしが何だか怖い http://datey.blogspot.com/2020/08/1484.html

8月17日、ブログ【コロナ文化時代来るか】人間の顔部に新たな陰部を作り出したコロナがもたらす新文化の行方は、http://datey.blogspot.com/2020/08/1485.html
【コロナ風俗】超久しぶりに中華料理屋に入ると、一人なのでカウンターに案内され、見れば座席ごとに衝立で仕切り、これってなんだか見たような記憶、おおそうだ昔の公衆便所の小便所だ、ならば大便所式の個室もあるかな、食い物屋の客扱いは個別化して、公衆便所形式に近づいているな、出すと入れるの差だけで、やってることは似てるな、新たな生活様式が新たなコロナ文化を生みつつある。

8月18日【疎開】social distancingなんて長たらしく言わずに、昔からの日本語に「疎開」なる言葉あり、疎も開も物や人の間を相互に離し空けること、これ使ってはどお?

8月22日ブログ【望郷と忘却:『荘直温伝』読後感想文:2】高梁盆地を縦断した山陽山陰連絡鉄道を当時の町長は街としてどう受け止め、後世はどう生かしたかhttp://datey.blogspot.com/2020/08/1486.html

8月24日【今朝の新聞から:強盗キャンペン】えっ、遊びにいくのに、こんなに金を呉れるのかい、旅費10万円が6.5万円になり、更にクーポン券もくれると事実上は半額になるんだって、すごいねえ、だってその呉れるカネの元は税金でしょ、遊びに行くカネなし体力なしの年寄りが、年金から天引きされて納税したカネを、カネある体力あるどなたかが、こういう方法で強奪するんですね、だから強盗キャンペーンなのね、あまりなことに嗤います。

8月28日【記者会見】おお、ついにコロナが撤退を表明だって?、ああ、よかったよかった、うれしいなあ、え?、違う?
【コロナ狂歌】灼熱の光降りくる夏の日にしづ心なくコロナ散るらん
   コロナ来て後の心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり
   あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々しコロナよGO TO Hell!
   あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々しコロナも安倍晋三も

8月29日【コロナ撤退】「あの方が撤退しても、当方はまだまだ1年以上は、撤退する予定はないので、今後とも三密・夜遊び・GoToに、ご協力をよろしくお願い致します」<新型コロナウイルスより>」

8月30日【コロナの勝ち】「私が2020年から短期間に多くの国家的危機課題を投げかけたので貴方の肉体と頭脳の能力では対応不能に陥り、事実上は私が貴方を退任に追い込み、お気の毒に存じます。<コロナより>

2020/09/02

1487 【コロナ映画館】笑っていて空しくなるドキュ映画「はりぼて」は地方議会だけじゃなくて国会あたりも

 久し振りに映画館へ、「はりぼて」(監督:五百旗頭幸男、砂沢智史)を観て笑って空しくなった。
 映画の宣伝文句は『保守王国、富山県の小さなテレビ局の追及で市議14人がドミノ辞職。今の政治を抉るドキュメンタリー映画!』。

 いい年齢の大の大人の男ばかりの市会議員何人もが、次々と税金着服汚職の疑惑に、それを地元TV局が次々と暴く、その過程のドタバタ喜劇実写映画である。
 議員たちの超恥ずかしい言いわけ、陳謝・辞職・返還・居直り・裁判が続く。張り切って議会改革を唱える若手新人議員が破廉恥行為なんてドタバタ。

 市長は議会のことだから知らぬ存ぜぬ、ところが市役所職員が議員汚職に絡んで違法事件発生、次から次へと謝罪や言いわけ画面が登場して、それが全部男、可笑しいけど空しくなる。

 このドタバタ人間喜劇は、フィクションじゃない、ニュース取材を編集したのだろうが、現実は小説の上を行く。
 地元に根を下ろすテレビ局が、これほど突っ込んで取材できるんだと感服した。
 そしてネタバレになるから内容を書かないが、最後には「楽屋落ち」(落ちの意味に映画館を出てから気付く)さえ用意してあり、実によくできてる。

 単純にしてお笑い的事件の連続だが、もっともっとカリカチュアライズして、爆笑つづきにさせてくれる方法があっただろうに、意外に抑制的に編集している。タイトルの「はりぼて」こそが、強烈なカリカチュアライズ表現であろう。
 こんな人たちに票を入れる有権者たちがいるのは厳然たる事実で、国政だって似たようなものか。

 富山市庁舎建築の特徴あるデザインがよく登場するが、あの大きな吹き抜けが「はりぼて」の中の空洞に見えてきたし、大きなガラス壁面の斜きが議会崩壊を象徴するように見えてきた。雪の北アルプス連峰が美しい。

 ◆「はりぼて」予告編 https://youtu.be/sibI4JIlwnI

 コロナ禍の中の映画館(横浜・ジャックアンドベティ)の座席は定員半分の指定制、平日昼間なのに座席はほぼいっぱいだった。
 席移動禁止、覆面してろ、話すな、笑うな、食うな、飲むな、袋ガサガサさせるな、などなど、コロナ流映画見物お行儀がいろいろとウルサイのは仕方ないが、その口調がどこか押しつけがましい。

 ビール片手に大声で笑いつつ、隣の友人とあれこれ批評しあいながら観る映画って、今後は出会うこと不可能なんだろうか。いよいよPCで観るネット映画ばかりなるなア。
 ついでに言えば、見ること少ないが映画館で最近観た映画の記憶は、ジェインジェイコブス、主戦場、バウハウス100年映画祭などのドキュメンタリーばかりだ。
 うちでネットに登場する動画をよく観るが、ここでもフィクションよりドキュメンタリー映画をはるかに面白がっている。ここまで築いた映画文化をコロナが崩壊させるのだろうか。(20200902)