2008/12/15

074【法末の四季】大雪にそなえて冬支度を始めた 

 中越・法末の活動拠点「へんなかフェ」は、雪のシーズンに備えて冬支度をした。
 窓や縁側のガラス戸の外を板で囲った。そのままにしておくと積もる雪がガラス戸を押して壊すので、板で守るのである。
 玄関を冬用の入り口に変えた。便利な入り口は、屋根から落ちてくる雪でふさがれるから、ちょっと不便でも雪が積もりにくい形になっている庇の下の入り口にした。

 わたしたちの拠点民家にはないが、庭を大切にしている家では、庭木を板で囲ったり、雪釣りして倒れたり枝が折れないようにしている。
 雪国育ちでないわたしには、そんなことがことのほか珍しい。

 春から秋は明るく風通しのよい家だが、冬は昼間も電灯をつけていないと薄暗い。はっきり言って陰気である。
 古い家は傾いていて戸の建て付けが悪いし、外壁や床のインシュレーションもよくないから、寒い。
 周りを板で囲っているから、もしも夜中に火事となったら、逃げ出すのは玄関しかない。考えると恐ろしい。
 伝統的民家が美しいと言っても、住むとなると苦しい。

 でも、春から秋にかけての快適なこと、特に夏の昼寝の楽しみは、冬のことを忘れさせる。
 冬の伝統民家の楽しみは、囲炉裏の火を囲んで、だらだらとしゃべりつつ、酒を飲み、鍋料理をつつき、餅や銀杏を焼いて食い、時にうとうと居眠りをすることである。
 集落のいくつかのお宅を訪れたが、めったに囲炉裏にはお目にかかれない。どこもコタツと石油ストーブである。ストーブの温風をパイプでコタツの中に取り込んでいる工夫が面白い。

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