2010/12/07

358サイトコンペ優秀賞

 ウェブサイト「まちもり通信」を始めて10年、「伊達な世界」は2年半、この間になんだかんだで14万余の眼が閲覧していただいたらしい。
 見てますよと、会う人からときどき言われることがあるが、実のところは、全体として、どこのどのようなお方がどうご覧になって思われているのか、よくわからないのがインターネットの宿命である。
 この「伊達な世界」のほうにはグーグル側でアクセス分析するらしく、そのページを見ると、時間軸で閲覧数が分るし、どの記事がいちばん見られたか、どの国からアクセスしたかとか出てくる。
 でもそれを見ても、まさかそんな記事をたくさんの人が読むわけないでしょ、とか、なんでそんなときに閲覧が集中するんだよ、とか、腑に落ちない分析となっていて、信用できない。このブログシステムの分析統計は変である。
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 本の形になっているものは、歴史があるからそれなりに評価の仕方があって、内容や装丁に対する賞もあるのに、誕生間もないウェブサイトにはそんなものはまだないのかしら、こちらが知らないだけかと思っていたら、埼玉県のIT企業で構成する社団法人が、ホームページコンテストをやっているのを発見した。
 これまでの入賞例を見ると、わたしも応募できそうである。「まちもり通信」の中から抜粋したものと新たなもので24ページのサイトを編集して応募した。
 そうしたら、「シニアの部 優秀賞」に入ったのである。最優秀賞でないのが口惜しい。総合優勝でもないなあ。
 評価基準が分らないが、とりあえずはわたしのやっていることは一定の評価にあることが分ったのが収穫である。
 1月20日が表彰式なので出席して、審査員に何を評価したのか聞いてみたい。
 あ、賞金が出るのかなあ、応募規定には「賞金総額100万円相当」と書いてあるけど、「相当」とは賞金じゃなくて賞品なのかなあ。
 それにしても、このブログにはIT業の日本語知らずをボロクソに書いているにもかかわらず、賞を贈ってくださるとは、度量のある主催者だと敬服している。
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(付記110120)
 2011年1月20日14時から、大宮駅前のパレスホテルにて、(社)埼玉県情報サービス産業協会主催のホームページコンテスト入賞者表彰式があった。

 シニアの部優秀賞に入ったので、どんな人がどんな内容を応募し、どのような評価基準で審査したのか知りたかったので、行ってきた。
 応募総数69点で入賞は21点だから、たいした競争率ではなかった。
 ●参照→入賞作品http://www.sisia.or.jp/homepage-contest/index.html
 1等賞に相当するのが埼玉県知事賞らしかったが、これをとったの中学生の女性だった。体験をベースにして一種の努力賞といってもよい一生懸命のつくり方であるが、文章がほんとに中学生なのかと思うような書きぶりであるのが気にかかる。受賞者代表で挨拶をしたが、なかなかしっかりした子である。
埼玉県知事賞 中学生女子の!釣り講座
http://www.sisia.or.jp/homepage-contest/hpc2010/hyoshoshiki/sakuhin/sho-chu/A22/index.html
 2等賞に相当するのがさいたま市長賞らしいが、これはなかなかよくできている。わたしが負けたと思ったのはこれだけである。内容も技術も独創性もある。そのほかの入賞作品は、独創性や社会への訴求性が弱かった。
 さいたま市長賞 動く絵 UGOKY
http://www.sisia.or.jp/homepage-contest/hpc2010/hyoshoshiki/sakuhin/ippan/C02/index.html
 わたしと同じ部門のシニアの部最優秀賞はグラフィックデザインとしてはなかなかよいものである。ただ、インタネットでなくてもできる表現内容なのが気になる。
 わたしはビリから3分の1くらいのあたりの順位だったようだ。
 審査委員長が挨拶で、技術よりも内容で審査したとのことであった。
 表彰式での司会者がわたしのサイト紹介を簡単にしてくれたが、ちょっとピント外れの言い方であった。わたしとしては社会批評としてみてほしいのに、画像の作り方が面白いとか、詩が書いてあると言われたのにはがっくり来た。
 まあ、こちらの表現がまずいので、そうとしか観てくださらないのだろう。

 終わってからの懇親会で、審査員にいろいろと審査基準を聞いてみたかったのだが、始まるまでの名士たちの挨拶がだらだらとながいので、もう嫌になって帰ってきた。
 賞金の熨斗袋をあけてみたら、1万円、う~む。
 わたしの入賞作品も協会のサイトに載っているが、そのうちに削除されるだろう。応募作品は山村の四季を愉しむ景観戯造を再編集したものである。

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