つまり、この法案が国会で承認されたら、色々条件は付くにしても、日本もついに戦争をすることができるようになるらしい。
でもなあ、戦争の修羅場になってしまうと、条件もくそもないのが、戦争というもである。
戦争をするとなったら、戦場に行く人間が必要だ。現行の自衛隊員だけでは足りなくなるだろう。そしてまた、戦争をやるのは若者でなくては無理である。
ところが日本は超高齢社会になってしまって若い者が少ないから、戦争になったら困ることになる。
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1944年も2011年も日本では戦場に行ける若者が少ない |
そこで、戦争法案が通って、いざ戦争となって、兵員が足りないから徴兵しようとなったら、堂々と18歳から徴兵適用できるようにしておきたい。それが、18歳選挙権である。
この18歳選挙権法案を提案なさっている国会議員のお方たちは、こう深謀遠慮しておいでに違いない。そして戦争を知らない世代に選挙権を広げて、憲法改定を容易にする作戦も、、。
なお、選挙権と徴兵の年齢の連動は、どこの国でも常識である。
実は第2次大戦中に、日本はそうやって徴兵年齢を引き下げたことがあった。
アジア・太平洋戦争の戦場で、日本軍の兵員をどんどん消耗してまい、志願兵がいても足りなくなってきた。
1943年に20歳からだった徴兵年齢を19歳に引き下げ、1944年には17歳に引き下げたのだった。更に志願兵は17歳未満でも可とした。ネコソギ徴兵といった。
そんな日本の歴史を連想させるこの頃の世の中である。
年寄りばかりの今の日本で、20歳徴兵では戦争に勝てないのである。
これが、徘徊老人の杞憂であることを期待するばかりである。
まあ、若いもんは頑張ってくれたまえ、こちとら早くあの世に逃げよう~っと、、。
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