2015/06/05

1097【戦争できる日本へ】選挙権18歳に引き下げはアジア・太平洋戦争末期の徴兵17歳に引き下げを連想させる

 いま国会では、いみじくも「戦争法案」と野党が名付けた、安保関連法案の審議が続く。
 つまり、この法案が国会で承認されたら、色々条件は付くにしても、日本もついに戦争をすることができるようになるらしい。
 でもなあ、戦争の修羅場になってしまうと、条件もくそもないのが、戦争というもである。

 戦争をするとなったら、戦場に行く人間が必要だ。現行の自衛隊員だけでは足りなくなるだろう。そしてまた、戦争をやるのは若者でなくては無理である。
 ところが日本は超高齢社会になってしまって若い者が少ないから、戦争になったら困ることになる。
1944年も2011年も日本では戦場に行ける若者が少ない

 そこで、戦争法案が通って、いざ戦争となって、兵員が足りないから徴兵しようとなったら、堂々と18歳から徴兵適用できるようにしておきたい。それが、18歳選挙権である。
 この18歳選挙権法案を提案なさっている国会議員のお方たちは、こう深謀遠慮しておいでに違いない。そして戦争を知らない世代に選挙権を広げて、憲法改定を容易にする作戦も、、。
 なお、選挙権と徴兵の年齢の連動は、どこの国でも常識である。

 実は第2次大戦中に、日本はそうやって徴兵年齢を引き下げたことがあった。
 アジア・太平洋戦争の戦場で、日本軍の兵員をどんどん消耗してまい、志願兵がいても足りなくなってきた。
 1943年に20歳からだった徴兵年齢を19歳に引き下げ1944年には17歳に引き下げたのだった。更に志願兵は17歳未満でも可とした。ネコソギ徴兵といった。

 そんな日本の歴史を連想させるこの頃の世の中である。
 年寄りばかりの今の日本で、20歳徴兵では戦争に勝てないのである。

 これが、徘徊老人の杞憂であることを期待するばかりである。
 まあ、若いもんは頑張ってくれたまえ、こちとら早くあの世に逃げよう~っと、、。

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