それなのに、わたしには飲むなにも薬がない。わたしだけが旅行にお菓子を忘れたみたいで、うらやましかった。
それにしても毎食事に何種類も飲むって、どれ飲んだかわからなくるだろうし、飲んだかどうかも忘れるよなあ、いや、1日に3回もそれを考えつつやっていると、ボケの進行が遅くなるかもしれないなあ。
本日2015年6月22日、第4腰椎圧迫骨折で50日目、第4回目の診察であった。そして、わたしもついに3種類もの薬を持つ身になったのである。ボケ防止薬飲み仲間に入れてもらった。
3種類の薬を、それぞれ週1回、朝1回、3食ごとの3種類の飲み方、 飲み方を間違えないように考えるだけでボケ防止になるな |
最初の瀕死芋虫状態から格段の進化をした状態を診てもらった。ところが、X線による冷徹なる事実は、進化どころか退化になっており、こりゃいかんと薬が出てきたのだ。
これはわたしの生活態度が良くないからかと、医師に聞いたら、そうではないらしい。血液検査をして判断するとて、その検査をしたが結果は全く異状なしだった。
結局医師が言うには、骨密度検査で骨粗鬆症の気配がなかったので、投薬しないできたが、X線写真を診ると骨の回復の薬を飲んだ方がよい、という。
ふ~ん、早く言えば、診たてを間違ったんだね、とは言わなかったが、しょうがない、わたしもこれで遂に薬を飲む身になった。
ま、これまでは検査だけだったのが、発症50日にしてようやく治療が始まったということだ。
ズボンをはくときに、左脚が上がりにくいのは何故かときいたら、ベッドに仰臥せよとて、延ばした脚を医師が手で軽く押さえたまま、上にあげろと言う。
押さえる力に抵抗して、右足をあげることはできたが、左脚は全然上がらない。押さえる手を外すと上がる。う~む、なさけなや。
なぜかと聞くと、しばらく寝ている時間が長いので筋肉が弱ったのだろうという。腰のあたりの神経は膝に通じているそうだ。でも、それがどうして左脚だけなのか。当初から左脚が右脚よりも異常だと言っているのになあ。
これについては、うっかり追及しないままになった。
それまでは便秘なんてなったことがないのに、この怪我になった日から便秘になったのは、この怪我が原因で排便排尿するための神経系統に異常が起きたのか、と聞くと、そうではないだろうという。便秘薬を出すことになった。
ということで骨を丈夫にする薬2種と便秘を治す薬とで、今日から3種の薬を飲む身になったのだ。
これで一人前の老人になった気分である。
今日も、待った待った、8時半に受け付けにはいってから、検査2回、診察2回、支払い終って出たのが13時だった。そのあと病院の前の薬局でまた30分も待たされた。
まあ、病院通い4回目ともなると、待つ覚悟ができているのだが、なにしろ腰掛けて待つ姿勢ががつらいのだから、困ってしまう。つっ立ったまま待つ方が楽なのだ。
待ち合いの長椅子に寝転んで本を読んでいると、眠ってしまいそうになるから、ときどき立ち上がってしばらく休み(?)、また寝転ぶ。
薬局で薬剤師が、医者がどんな病状と言ったのか教えろと、聞いてきた。
え、なんだよお、こんなに周りに人がいるところでかい、身体の故障なんて一番のプライバシーだぞ。
こっちは病院でも薬局でも長く長く待ち草臥れている上に、朝から何も食っていないので超不機嫌だ。
そんなことは医者に聞け、素人のおれに聞いても間違ったこと言うぞと、そっぽ向いた。
医薬分業なら、医者と薬屋との連携をきちんとするのは、そっちの責任でしょ。医者の出した処方箋について、素人の患者に聞くなんて、チャンチャラおかしい。ここでも診察するなら個室を設けろよ。
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