先般のカメラに続いて、こんどは懐かしい製図用具が出てきた。
①計算尺、②竹製30糎物差し、③卓上掃除ハケ、④丸描きテンプレート、⑤1m折れ尺、⑥勾配定規、いずれも小物なので捨てなくてもよいのだが、、、。
①計算尺は、大学生の時に買わされたような気がする。でも、これを使った記憶がないなあ、構造計算の授業で必要だったのだろうか、そんなことした覚えがないなあ、なんで買わされたのだろうか。手回し計算機と並ぶ精密骨董品の感がある。
②~⑥は古典的製図用具である。
これらの内で今でも役に立っているのは、③卓上刷毛のみである。製図版の上の消しゴム屑を払うためのものだったが、今ではPCのキーボードのホコリを払っている。
このほかに持っていたけれども捨ててしまった製図用具に、烏口、ロトリング、コンパス、T定規、製図版(90×60㎝)があった。便器用テンプレートもあった。
蕎麦打ちを趣味としている友人が、製図版をノシ板にしている。
思い出せば、2H鉛筆を細く細く尖らせて図面を描いてたものだった。1㎜幅に中に5本以上の線を引くのが自慢であった。いまやそんなことはPC使えば100本だって引けるし、眠くて目がしょぼついても線を引けるんだな。
昔々、仕事場仲間内では、その筆致で誰の手による図面であるか判ったものだが、今はそうはいかないだろう。
いやまてよ、今どきだから、それぞれ描き手の個性ある図面を引くソフトができているに違いない。あるいは、大建築家の筆致で描くソフトもあるのだろうなあ、どうなんだろうか。
ついでに書いておくが、これは製図用具でもないし、懐かしいというにはあまりに昔のもの過ぎる祖父の遺品がある。さて、これはなんでしょうか?
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