2024/11/27

1851【今どきの郊外開発・1】横浜市の西端の郊外駅前に新しい街ができたとて見てきた

●今どきの郊外大規模新開発の街を見に行った

 ヒマツブシに横浜の西の端っこあたりの候が大規模開発を見物に行ってきた。この人口減少時代にわざわざ街はずれの田畑の中に大規模新市街地開発をやるなんて、どういうことかと思う。もっとも、その答えは簡単、もっとずっと前に完成末うはずが、ここ待っ出遅れたということらしい。

 その時代遅れはどんな形なのかを見て、早い話がツマラン街を突く歌ものだという感想であった。ツマランのは敏是座員として実にどうもツマラン風景であったことであり、実際に住んだらどうなのかはわからない。案外住みやすいかもしれないとも思った。
 長らく見ることが無かったニュータウン開発を見た感想を書く。

 藤沢市境に突き当たる端っこ当たり、横浜地下鉄が行き着く西の果ての駅前に新市街地ができたらしいので見に行ってきた。郊外のはずれとはいいながら、鉄道駅は横浜市営地下鉄「下飯田」駅と相鉄いずみ野線「ゆめが丘」駅の駅前である。このあたりは広大な農業地であったののを土地区画整理事業で市街化して、つい最近に巨大な駅前ショッピングセンターが開業したと聞く。

 実はわたしは10年ほど前にこの地を訪ねて、まだ田畑や草ぼうぼう空き地ばかりが広がる開発前の姿を見てきたことがあるのだ。このことはこのブログに記事を書いている(参照:2014/04/03/【横浜都計審】いまどきニュータウン開発かとおもえば郊外商業開発であるか)。今、それがどんな姿に変貌しているか、見に出かけた。

●こんな田舎に巨大な箱が建つとは 

 10年前には地下鉄ブルーラインの下飯田駅地下駅から地上に顔を出すと、周りは一面の畑であった。畑のモグラが顔を出した気分だった。もう一つの相鉄いずみ野線線は、畑の中の上空を鉄道高架が横切り、草原の中にポツンと駅があった。

 ところが先日に十年目に尋ねて地下鉄駅から地上に顔を出すと、目の前に巨大な壁が上下左右に行く手を阻むように立っている。白い箱の建物が駅前にドカーンと立ちふさがっているのだ。これはなんだ!。

 新しい街ができたからには、あの畑と草原だった駅前には美しい公園や広場が待ち構えているだろうとの期待は、もろくもくずれた。どうやらこの巨大な箱は、商業施設らししい。そうか、郊外型ショッピングセンターを建てるのがこの開発の目的であるらしいと、10年前に想定したとおりになっているのであった。

地上に出るといきなり立ちはだかる壁

10年前に地下鉄を地上に出ると目前に広がっていた牧歌的風景

 新しい都市のへの期待はたちまちしぼんでしまった。ここは生活の場を作るのではなくて、商業の場を作るのであったか。広域幹線道路が通り、横浜都心とも結ぶ2本の鉄道の駅前だから、横浜市の西部と藤沢市の東部に広がる商圏を押えるのであろう。わたしは商業のことは知らないが、こんな都市の田舎の端っこに、こんな大きな商業施設を作っても成り立つのは、そういうことなのだろう。

●巨大商業ビルと巨大アパートビルの街

 全体構想を見ると分かるように、二つの駅間に大規模商業施設(一般にショッピングセンターと言う)と、これも大規模な共同住宅施設(一般には「マンション」と誇大広告的に言う)を建設して、
その他に沿道商業等や住宅を従属駅に建てる。

開発構想のモンタージュ写真


開発の中心部の構想は巨大商業・巨大共同住宅・総合病院

全体土地利用構想図

 土地利用を見ると、全体に商業的利用が大きく占めていて、住宅系土地利用は従属的であることが特徴的である。この開発は郊外商業開発を主目的とすることが分かる。住宅過剰時代を反映しているのだろうか。
 それにしても、ゆとりある横浜郊外住宅地としての姿を、この構想に伺うことができないのはどうしてか。乱雑な郊外沿道開発を誘導しようとうする意図が見え見えである。
駅前広場の風景は自動車と壁だらけ

幹線道路はただただ道路の機能だけ

郊外ロードサイドの乱雑な看板類が立ち並びつつある

 では中心部から周りへ住宅街へと、新開発の街を見ていこう。この地域らしい特徴ある景観を生かした都市デザインに出会える期待を抱いて、とぼとぼと歩きだしたのであった。
(20241127記 つづく)
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