伊勢佐木モールの中ほどの伊勢佐木町三丁目にあった4階建てのビルが取り壊されたのは一昨年末頃だったろうか。
その大きな跡りはしばらく放置されていたが、去年の中ごろだったろうか工事が始まって、やっぱり4階建てくらいのビルができたらしいのだが、全面的に仮囲いをしたままなかなか正体を現さない。
工事標識にもビル名は書いてあるが用途が書いてない。仮囲いの隙間から見ると、どうもパチンコ屋かゲームセンターのような派手な装飾がしてある。ネオンかんばんもついているのに、いつまでたっても囲いが取れないので、よほど内装に金を掛けている水商売ビルだろうと思っていた。
今日そばを通って囲いの隙間から覗いたら、ビルの中間あたりがなくて青空が見えている。床スラブと鉄骨梁が妙に壊れた風に見えている。削岩機で壊している音が高い。
えっ、なんだろうと思って囲いにある道路専用許可標識を念入りに見たら、なんと解体工事と書いてある。本日の工事なるお知らせにも、屋上スラブ撤去搬出と書いてある。
できたばかりなのにもう解体しているのである。何があったのだろうか。確認建築確認済みとも書いてあるのだから、違反建築ってことはないだろうから、事業者の都合なのか??
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さてこちらは富士見町にある共同住宅だが、2階の床までコンクリートを打ってそれから1年ほど工事が止まっていた。
どうなるのだろうかと思っていたら、つぶれた跡を買い取ったデベロッパーがいたらしく、工事を再開した。3回床まで型枠工事が始まってうるさい音がする。
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もうひとつ山田町のペンシルビルは、順調に工事が進んで8階までコンクリートがうち終わって大きさが分った。
こうやって見ると左右のペンシルビルよりはかなり高い。容積率の緩和策が出る以前のビルと、緩和後の今との差だろうか。
なんにしてもすぐ裏宅地の隣接共同住宅は、まったく日が当たらないビルになってしまった。このような住宅は今後どうなるのだろうか。低家賃にして賃貸市場に出すと借りる人がいるとしても、低収入階層にならざるを得ないだろう。寿町の延長上か。
地域社会の形成を建築市場との関係でとらえる社会学的研究はあるのだろうか。
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