2012/06/08

627いまや高齢者はアホアホ老軍団になりつつあるらしい

近頃は、ふらふらと考えを変えるのは若者じゃなくて、年寄りらしい。
 今朝の朝日新聞の「私の視点」と言うコラム欄に、政治意識論を研究している松本正生さん(埼玉大)という人が、こんなことを書いている。

 調査によると、90年代以降、選挙のたびに「そのつど支持者」になって、ころころと投票先を変える傾向が著しいのが60歳代以上。
 その原因は、年取ると社会から縁が切れて、家の中でTVばかり見ている生活になって、世間のことはTVからしか知らないから。

 
 おお、そうなのかあ、年寄りは保守となって頑固、若者は無党派でいい加減と言う通説は、いまは違うのか。
 どうも小泉政権の頃から、選挙のたびにドドッと翼賛型になって票が一定方向に集まるのが、まったくもって気持ち悪かったのだが、それはアホTVを見ている年寄りどものせいだったのか参照→またもや翼賛選挙

 わたしも後期高齢突入1ヶ月目のれっきとした老人だが、TVは見ないし、選挙にも40年以上も行ったことないから、自分もそうなのか判断できない。
 でも、自己判断すると頑固かつ柔軟な革新派のような気がする。ようするにいい加減なる革新派か。

 それにしても、わたしが思っていたのは、こうだった。
 近頃増えた年寄りは、金はそこそこあるし、時間はたっぷりだし、経験を積んでいるから、社会的にはよい方向にあるだろう。社会貢献活動が増えるだろう。
 むしろ怖いのは、閑な不良老人が増えることで、その能力を生かした知的犯罪が増えるだろう。元銀行員と元IT屋が組めば、なんだかやれそうでしょ。
 
 ところがなんと、まったく予想が外れた。実はアホアホ老軍団が形成されているのであった。近頃の衆愚の原因はここにあったか。
 そういえば、万引き犯にいちばん多いのが老人だそうだから、知恵のないことである。
 選挙では付和雷同するし、こそ泥的にしかなれないし、まったくしょうがないよなあ近頃の年よりは、、、と、わたしはそのひとりとして思うのである。

 でもなあ、インタネット社会にどっぷりとつかって、TV離れした世代が老人になった時代が来たら、また違うことになりそうだ。
 これってつまり、「早すぎたネット年寄りの私のことだけどね。

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