殺人事件犯人として服役していたあるネパール人が、新証拠で無実かも知れないと分って、それはよかったが、ここからがわたしにはなんだかわからないが、釈放されて、故国に戻って大歓迎というニュースでもちきり。
わたしが驚いたのは、そのネパール人が帰宅したカトマンズの自宅が豪邸であることだ。
今朝の新聞を見ると、ギリシャ建築オーダーつき柱の立つ3階建ての家のバルコニーから、凱旋したその人が手を振っている写真が載っている。
http://goo.gl/ke1vo
それで思い出したことがある。
昨年、ネパールに遊びに行ってあちこち見てきたが、新開地の住宅地にいろいろな家が建っている。
その多くは1~2階建てで、細いコンクリ柱の間にレンガを積んだものだが、なかにまさに今朝の新聞のような豪邸がボツボツと建っている。
そのあれこれ洋風デザインのディテール引用が、いかにも成り上がり的なのが気になってガイド氏に聞いた。
彼が言うには、それら豪邸はイギリスの傭兵として働いてきたゴルカ兵が、引退帰国して建てたもので、かれらの給与や年金が故国とは大違いにハイレベルだからそうだ。
こちらはポカラの街の郊外にある山岳博物館の敷地から外を撮った。
金網は博物館の囲いだが、外に見える新住宅地の手前は低カースト階級の家で、その向こうに新築の家が建ちつつある。
その住宅地の中で撮った豪邸。
そこで今回の豪邸である。
そうなのか、日本への出稼ぎもこんなに立派な家を建てさせるほどの高収入になるのか。
わたしの住む家は、あのマイナリとかいうひとの豪邸の何分の一かの大きさである。
なんだか、ネパールに遊びに行ったのがはずかしくなった。
わたしも日本に出稼ぎに行きたい。
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