2008/06/05

007【怪しいハイテク】ボケ防止に役立つのはわけのわからないコンピューターをいじることだ

 この風呂具を読んだ知人が、あきれたらしく「ブログまでも始めたのか」って、メイルをくれた。 普通のWEBサイト<まちもり通信>でのイチャモンだけでは、まだ足りないのかってことらしい。
 それに返事を書いていて、ハッと思い当たったことがある。

 この風呂具もそうだけど、コンピューター屋があれこれと腹を立たせてくれるのは、もしかしたら、わざわざそうしているのかもしれないなあ、ということである。
 なにしろ、コンピューターではなにか新しいことをやろうとするごとに、あるいはちょっとした故障ごとに、もうわけの分からない面倒なことが起きて腹が立つのであるが、それにもめげずに何とか立ち向かっていると、そのうちに解決する。

 最近のこと、大学時代の同期友人が光ブロードバンドに変えたら、ほとんど1か月間わけの分からないことに巻き込まれて、あちこちにお助け電話しつつ、まるで銀行で振りこまされているような気分でキーボード操作をさせられて、ようやく元に戻った体験を書いてきた。誰も似たような経験があるだろう。

 そうやって、ああ、よかったなあと、つい喜ぶのである。
  しかしである、実は、それは何も創造的なことが起きたのではなくて、単に元に戻っただけなのであったと気がつくと、また猛烈に腹が立ってくるのである。

 ところがである、こうして毎度毎度腹を立てていると、廊下、じゃなくて蝋化、じゃなくて老化の進むわが脳が活性化してちょっとは元に戻るし、キイボードをたたく指先を使う運動も脳によろしいとか、つまりぼけ防止に大いに役立っているような気がしてきた。

 そうか、これまで腹を立ててコンピューター屋を馬鹿呼ばわりしていたけど、わけの分からんことをさせていたのは日本の超高齢化社会を救うボケ防止策だったか、つまりこれは企業のフィランソロピーなんだな、そういう遠謀深慮があったのか、だとすれば本当は感謝するべきであったか、すまんすまん。

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