またもや”言葉狩り”らしい。「徘徊」が差別用語に認定されたようだ。「目的もなくうろうろと歩きまわること」は、いけないことだそうだ。
そんなの困りますよ、わたしなんぞ毎日のように、何の目的もなく、ウロウロとそのあたりを歩き回ってるんだからね、そのうちに警官に逮捕されるんだろうか。
いいから放っておいてくださいよ、誰にも迷惑かけてはいなんだから。
どうも、認知症老人が徘徊して戻れなくなっちまうのを、介護者が探しに行かなけりゃならないので、それが迷惑だというのであるらしい。
でもなあ、だからといって「徘徊」って言葉を目に敵にしたって、解決にならないでしょ。おかしいなあ。
ずっと前に「ボケ老人」という言葉狩りをされて、「認知症老人」になった。でもねえ、「認知不全症」ならわかるよ、それを「認知症」って、いったいなにを認知するんだよ。
民法799条の非嫡出子の「認知」をしたら、その男は認知症なのかい。
「障害者」も言葉狩りにあって、今じゃあ「障がい者」と書くのだそうだが、これこそ奇妙である。だってさ、「障」ってのは、邪魔と言う意味だよ、かな書きにすればよいのだって言うなら「しょうがい者」にしなさいよ。
そうか、「徘徊」も「はいかい」って書けばいいのかな。
このように意地悪く書くのは、わたし自身が「ボケ」「認知症」「徘徊老人」、そして腰椎骨折で「障害者」になったので、堂々とその言われる立場から反論できる身になったからである。
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