2016/02/17

1174【言葉の酔時記】酒屋で酒を買おうとしたらこのわたしを未成年と見破った店員が年齢確認ボタンを押せと言う

酒の小売店にて
店員:いらっしゃ~いませ。
:あ、このウィスキー下さい。これ2000円ね。
:はい、ありがとうございます。では、ここんところボタンを押してください。
:なんだい、そりゃ、、、眼鏡がないのでよく見えないけど、20なんとかって書いてあるような。
:はい、年齢確認です。お客様が20歳以上かどうかの確認です。
:おお、お世辞をありがとよ。もっと上手なお世辞を言いなさいよ。
:いや、そうじゃなくて、ここを押してください、確認ですから。
:おや、本気かい、君ねえ、見りゃわかるだろ、この白髪頭と皴くちゃ顔なのを、君は未成年に見えるのかい。
:お願いします、年齢確認ですから。
:あのね、それを私が押して20歳以上かどうか自分の年齢を確認しなくても、わたしは自分の歳を忘れるほどボケてないから安心しなさい。
:いや、そうじゃなくて、でも、、、
:じゃあ聞くけど、誰が、誰の歳を確認するんだい。
:あのー、未成年に酒の販売をすると、罰せられるんです。だから確認を、。
:ということは、わたしが自分の年齢確認するんじゃなじゃくて、酒屋の君の方が客のわたしの年齢を確認するんだろ。
:はあ、ええ、まあ。
:じゃあ、君が見破った通り、わたしは未成年だからね、そのわたしが押して、君が酒を売ったら、君が罰せられるよ。
:えっ、そうですかあ、そうかなあ、、。
:そうだよ、そうなるんだよ、だからね、君がわたしを見て20歳以上と確認して、君自身で押すべきなんだよ。
:あ、そうかなあ、そうかもなあ、う~ん、じゃあ、ぼくが押します。
:うん、それでいいんだよ、これからのお客にはそうしなさい。
:はい、ありがとうございます。
:ところで君は何歳だい。
:はい、19です。
:おいおい、未成年が酒を売ってもいいのかい。
:う~ん、え~と、、、そうだ、ぼくが売る前にこのボタンを押して、自分の年齢確認してから売ればいいのですね。
:ボタンのやつが文句言わないのかい。

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