半月形のホテル、西洋館風結婚式場建築、巨大な遊園地観覧車、中華風ドラゴン船、なんだかここらあたり全部が遊園地になってしまったようだ。
反対側の汽車道の右手運河向うは、ただ今開発中の北仲通り地区。おや、ちょっと見ぬ間に、なにやらずんぐりとしたビルが建ちあがっている。
なんだろう?、囲いになにか書いてある。
「遊びゴコロある大人の為のコンセプチュアルウェディング」
え、なんだい、またもや結婚式場かい、汽車道を挟んで左右対決ってか、へえ、「大人の為の」ねえ、でも「子どもの為のウェディング」ってあるのかなあ、。
あちらは派手派手なのに、こちらはなんだか地味な格好であるなあ、それでも帝蚕倉庫イメージの延長かなあ、ま、そうやって違いを強調か。
そういえば、残った2棟の帝蚕倉庫のうちの1棟を、ただいま取り壊し作業中だったなあ。
汽車道を挟んで両岸に向かい合って結婚式場対決 |
ワールドポーターズと赤レンガ倉庫の間をつなぐ位置、新港埠頭の横の水際に、なんだか倉庫街を模したようなデザインのである。エイジングも施してあるようだ。
「MARINE & WALK YOKOHAMA」と名付けてある。
オープンの中庭を囲むように、2層の建物に各種の特色ある個店が顔を出している。今日は休日とて、けっこうな人出である。これはちょっと懐かしい感じがある。
MARINE & WALK YOKOHAMA |
バンクーバーのグランビルアイランド、ニューヨークのサウスストリートシーポート、サンフランシスコのピア39、ボストンのファニエル・ホール・マーケットプレイス、ボルチモアのインナーハーバー、サンディエゴのシーポートビレッジ、シドニーのダーリンハーバーなどなど、どこも楽しいところだった。今はどうなってるんだろうか。
もっとも、わたしは見ただけで、日本じゃバブルパンクでひとつも実現できなかった。
それらをふと思い出しだしたのだが、それは中庭の雰囲気だけのことで、なにかが物足りない。一番大きなそれは、海辺なのに海との接触が薄いことだろう。
前の港はプレジャーボートが浮かぶような誰もが近づく海ではなく、立ち入り禁止の鉄柵の向こうにあるのだ。ここにヨットが浮かび、漁船が出入りして、市場があるとずいぶん面白くなるのになあ。もったいないなあ。
マリンウォーク前の港の海、左向うが新港埠頭 |
もうひとつの問題は、この施設まわりが空き地で、これにいちばん近い商業施設の赤レンガ倉庫までも、公園を挟んでけっこう離れていることだ。ワールドポーターズとも半端な近さだ。それらとの動線をもうすこし楽しく演出があるとよいのだが、。
これからこのあたりの空き地に、何か新たな商業開発が出るのだろうか。わたしが上にあげたいくつかの外国の例の内、ここでやってほしいのはサンディエゴで見たシーポートビレッジ型の開発である。昔、そのような開発を横須賀の造船所跡地でやろうとしたが、結局は大きなショピングセンターになってしまった残念な想い出がある。
横浜みなとみらい21新港地区あたりの空中写真 |
アレッ、ここにも結婚式場ができているぞ。
おや、おや、北仲地区にもできると驚いていたら、ここにもまたひとつ既にできてしまっている。新港地区ではこれで4つめってことになるのか。多過ぎるような。ちょっと調べてみてわかったけど、このあたりは結婚式場だらけになってきた。人口は減るし、若者は結婚しなくなってるし、そんなに需要があるもんだろうか。
まさか海外アジア人観光客の結婚式対象じゃあるまいなあ、いや、あるかもなあ、日本人が外国で結婚式やってるんだから、中国人が日本でウェディングの時代かも、うん、面白い。
赤丸印が結婚式場施設 |
海辺で葬式ってよさそうだけどなあ、そうだ、冠婚葬祭どれでもOKってのはいかがですか。今日は結婚式、明日は葬式、こちらの会場は告別式やらお通夜、その隣の会場では結婚披露宴、、ついでにその隣には離婚披露宴、、これなら人口減少時代にも経営安定か、、。
参照:横浜ご近所探検隊が行く
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