災害は忘れぬうちにやってくる。
熊本を中心にして九州のお方たちは、いま、揺れる大地におそれおののいておられることでしょう、心からお見舞い申し上げます。
日本列島では、お見舞い申し上げる立場が、明日は逆転して申し上げられる側になるのが、悲しい。
「地震雷火事泥棒」と言っていた日本伝統の災害番付は、今や「地震津波原発ミサイル」と言い換えなければなるまい。
日本列島のあちこちで地震が起きると思ったら、あれから5年でまたまた九州で大地震、そして太平洋の向うの南米でもおきて大勢の人が死んだ。
火山の噴火も奄美とか箱根とか桜島とか阿蘇とか、煙を派手にあげる。
負けてはいられぬと地震ナマズが奮い立って、熊本あたりで大地震を起したらしい。次はもうちょっと南に寄って南海トラフで暴れるぞって、ナマズも健在を誇示している。
ヒビワレ煎餅かコナゴナ硝子板かの日本列島は、はたして人間が住むところなのか。
北方の海の向う半島付け根あたりから、日本列島の軍事基地とか核毒発生施設(原発のこと)めがけてミサイルが飛んでくるかもしれない。基地と原発からから遠くに住みたい。
もう、この日本列島では、どこにに行けば安心して暮らせるのか、皆目分らない。
外国に逃げ出す金力も気力もないしなあ。
●日本列島で比較的安全なところは、あるか?
ということで、しょうがないから、せめて日本列島の中で暮らすに、ちょっとは安心できそうなところを探しに、これからネット徘徊にでかけよう。
その条件は次のようである
(1)地震がないって無理だろうからせめて他と比較して少ないところ
「日本全国広域 最新30日間の震央分布図 (独立行政法人防災科学技術研究所)」
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/
1923年~2013年のM6以上の地震発生地図 http://kojishin.iinaa.net/jishinmap6.html# |
(2)海で地震があっても津波がやって来ないところ
「国土交通省 津波ハザードマップ」
http://disaportal.gsi.go.jp/viewer/index.html?code=4
(3)噴火する活火山から遠いところ
「国土交通省 火山ハザードマップ」
http://disaportal.gsi.go.jp/viewer/img/japan/s6.gif
「内閣府防災情報 日本の活火山分布
(4)核発電所から遠いところ
「全国の原子力発電所の周辺人口(2005年)埼玉大学谷謙二研究室」
http://ktgis.net/tohoku_data/genpatsu/
このページはスゴイ。
(5)軍事基地から遠いところ
これがアメリカ軍の日本での基地の分布
もちろん、このほかに気候とか地形とか便利さとかもあるけどね。
ということで、これをお読みのあなたは、どこかよさそうなところが見つかりましたか。
●地方創生は安全な地域であることからだな
ところで、上に見た地図類は、どれもこれも危険なものがある場所を示すものばかりである。しかもこれらを一緒にした地図がないから、安全な地域を探すのがけっこう面倒である。
どうして安全地図というか、逆ハザードマップがないのだろうか。誰か作ってくれるとありがたいのですが。
近ごろ、痴呆じゃなくて地方創生なんて政策で、日本列島でだんだん減っていく人間を、各地域で奪い合う作戦を練っているらしい。こちらの地域こそいいところだと宣伝するのだろう。
そこでこういう宣伝したら効果あると思いますよ。
こちらの地域は昔から地震は少ないでのすよとか、つい最近大地震がったから100年以上は無いでしょう、とか。
海から遠いから、絶対に津波はきませんよ、とか。火山からも遠いですよ、とか、核発電所から200キロ以上離れていますよ、とか、米軍基地も自衛隊基地もありませんよ、とか、。
それを見ると、きっと移住してくる人が増えるような気がする。そんな地域逆ハザードマップを作ってはどうですか。
実は、わたしもそう言う想いでいろいろなハザードマップを見ていて、わたしはなんとマヌケなんだろうと気が付いたことがある。
それは、わたしが捨てた故郷が、日本列島の中でも有数の安全な地域らしいのである。今ごろそれに気が付くとは、なんとも皮肉なものである。
わたしが捨てた安全な故郷は高梁 |
それでも、わたしには、身近に安全な場所があることを知っている。
それは、あの世である。死んでしまえば安心も安全もないもんだ。
それを思うと気楽なもんだ。
●参照:地震津波核毒おろおろ日録
http://datey.blogspot.jp/p/blog-page_26.html
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