●同性婚は憲法違反か?
20214年12月14日の東京新聞を開いてトップ記事に、おお、そうか、同性婚を否定する判決が出た、と読んだ。
東京新聞はリベラルな気配を持っているから、その気配にこちらもつい引きずられて、これについては同性婚賛成雰囲気の報道をするだろうと思った。だからこの見出しを読んで、えっ、と思った。
そうか、「同性婚否定」の判決を下す裁判官がいるのだな、そしてその理由は「憲法13条違反」なのであるか。そうかそうか、わたしには関係ないから、どうでもいいや。
いや、ちょっと待てよ、憲法13条ってなんだっけ、すぐネットで検索、そうか「個人の尊重か」、とすると、同性婚を否定するという判決の理由は、同性婚は個人の尊重をしないから、であるか、え?、そうなのかい、同性婚の内容をよく知らぬが、なんだか変だな。
気になるから本文を読んでみるか。あ、そうか、この見出しの意味は「同性婚を否定することは、憲法13条に違反することだ」という判決なのであった。「同性婚否定は『憲法違反』」という見出し文句の「は」が抜けているのだ。
なんだよ、見出しとは正反対に読まされたぞ、紛らわしいぞ、気をつけろ、東京新聞よ。
●婚姻制限制度は崩れるか?
それにしても人間も動物であるから、当然に雄と雌がいる、という前提の社会秩序は壊れつつあるのは、こも記事を読むと確かだ。人間だけは雄と雌を男と女と言っているが、人間でない雄と雌がどうなのか知らないが、人間はその分類が怪しくなってきた。
これまではその分類があまりにも厳然とし過ぎていたらしいが、実はそれらの中間とか、もしかしたら全く別の性もありうるらしい雰囲気だ。
男女の境界が厳然たるものと決めつけて、あるいは決めつけるために諸制度や文化を構築してきた社会が、裾野から水漏れして崩れ始めている。
いったいどうなるのだろうか、そのようなことを書いた書物を読んだことは無いし、読む気もないし、読まなくても困らないから、ここは素人として面白おかしく勝手に考えることにする。
性別制限婚姻制度が崩れる次はなんだろうかと考えているうちにもいついた。次は人数制限婚姻制度が崩れる番だろう。
今のところ婚姻者数は上限2人だが、その人数を超えることができるようになるだろう。一夫多妻、一妻多夫 多妻多夫の可否が裁判に登場するに違いない。
今までは制度上はないものとしてきているが、現実には「不倫」なる言葉があることから歴然としているように、「2を超える多数婚姻」つまり「重婚」は、この世に存在するはずだ。そういえば国によっては制度上も存在するらしい。そう思うと、実は同性婚もこれまでそうであったに違いない。
あ、そうだ、もうひとつあった、姓名制限婚姻制度(同姓強制婚姻制度)への異議訴訟がすでに起きている。そして次第に実現に近づく気配だ。
あ、そうだ、「近親婚」も今のような制限が外れるかもしれない。
う~む、いろいろあるなあ、これ以上考えるのはわたしには無理だ。でも面白いからヒマツブシにときどき考えてみよう、いつかまた続きをここに書こう。
(20231215記)
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