新基準に適合したから許可になったらしい。82万キロワットの発電能力があるとのこと。なんだかあちこちで核発(核力発電所、ようするに原子力発電所のこと)が動き出しつつある感じだ。
日本の核発稼働が災害時の避難可能かと話題になるといつも思い出すのは、東京湾にある核発のことである。それがどれくらいの規模なのか、ネットサーフィンで探しても実はよく分らない。
ある情報は「熱出力60万キロワットの原子炉を2基搭載」とあるから120万キロワット、また別の情報は「20万キロワットの原子炉が2機搭載され40万キロワットの電気出力と推定」とある。
島根核発が80万キロワット、巨大事故を起こして廃炉作業中の福島第一は4機合計で218.1キロワットだから、東京湾に浮かぶ核発も、40万~120万キロワットとしたら、それなりの大きな規模であることが分かる。
とにかく、5500人の生活を支えつつ、10万トンもの軍艦や、70機もの軍用機などを動かすほどの巨大エネルギーを生産する2基の核発電炉が東京湾に浮かんでいるのだ。
その核発は東京湾の南方の横須賀湾内の海上にあり、波に揺れているのだ。そう、核力を動力として備えているUSA海軍の巨大な航空母艦である。
だがこれは日本の外にあるとみなされるらしく、当然のことに政府の規制の範囲外である。福島事故があっても安全見直しなんてお呼びでない。
関東広域から見る東京湾核発電所の位置 |
首都圏大地震が来たら、どうなるのだろうか。水に浮かんでいるのだから津波にひっくり返されるだろう。そうでなくても大揺れになるだろう。活断層がどうこう言う以前の問題と思うが、これは素人の杞憂かしら。
船の上につくる核発電所が安全ならば、なぜ全部そのようにつくらないのだろうか。建設用地を買わなくてもよいから安くつくだろう。その稼働の確実性安全性は、軍事施設だから、民生の発電所とは比べ物にならない構造になっているに違いにない。
あ、そうだ、地震が来たら素早く動いて沖に出て行けば、市街地への影響はないのかもしれない。といっても地震はいきなりやってくるからなあ、間に合うのかなあ。津波が来るまでには時間があるのかな。
でもなあ、軍事施設だから、どこかからミサイルで狙い撃ちされる恐れは非常に高いだろうなあ。ほかの核発電所だって戦争になれば狙われるだろうが、この航空母艦こそ最初に狙われるに違いない。この空母から30キロ圏に住む人口はどれくらい居るのだろうか。
それなのに全くと言ってよいほどに一般ニュースには登場しないのは、何故だろうか。不思議でならない。
とにもかくにも、わたしの住まいは横浜だから、東京湾核発電所(つまり空母ジョージワシントン)からたったの15キロほどだ。事故があれば、あの世に避難するしかない。そこなら2度と避難する必要はないが、戻ることもがきないなあ。
(2024/12/10記)
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