2012/02/27

587子どものとき読み逃した本

少年のときに読みたくて読み逃がした本を、偶然に古本屋で見つけて、買って読んだ。
 といっても、昔の本じゃなくてリプリント版(ポプラ社文庫版「怪盗ルパン」)だが、モーリス・ルブラン作、南洋一郎訳「813の謎」である。

 むかしむかし子どものときに、どういうわけか読み逃して、残念だった思い出があるので、いきおいこんで読んだのだが、はっきりいって、つまらない。筋立て設定があまりに安易過ぎるのだ。お子様向けである。
 やっぱり子どものときに読んでおけばよかったと後悔したが、時間は取り戻せない。

 どうも少年少女用に、南洋一郎(この名も懐かしい)がかなり書き換えているらしい。
 これはもう原作「813」の翻訳を探すしかないな。それを読んでもがっかりなら、仕方がない、こちらが大人になったのが悪い。

 じつはもう一冊「奇巌城」も買ったのだ。これは少年時に読んだ記憶があるが、中身は覚えていないような、でも読んでまたがっかりするのも、いやだよなあ。

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