2016/10/22

1225【鳥取・倉吉地震】高梁盆地で少年時唯一の地震体感の恐怖記憶がよみがえってきた

 熊本のつぎは鳥取県の倉吉あたりで大地震だそうだ。昨日の新聞夕刊に何も出ていなかったのは、発生が14時過ぎだったので記事にするのが間に合わなかったのあろう。
 今朝の新聞のトップ記事だろうと思っていたら、一面にはあるけどトップではないのだった。ここが震源から遠い関東であるせいだろうか、それとも熊本と比べて被災程度が軽いからか。

 鳥取地震と言えば、2000年に大きな被害があったが、また起きた。あの辺りは地殻のひずみがたまりやすいところだそうだ。
 わたしの少年時の地震を怖いと体感した経験は、記憶にあるのはたったの1回である。
 調べてみるとそれが鳥取地震であり、1943年9月の夕刻、震度6、1083人死亡だった。

 そこから南西に100kmあまり、高梁盆地にあるわたしの生家の御前神社では、境内の森はゆさゆさと揺れ騒ぎ、社殿はみしみしと揺れ響いた。
 森の中の社務所の縁側から、恐怖をもって眺めていた大きく揺れるモミの大木の記憶は、もしかしたら社務所の揺れの視覚的な相対現象だったかもしれない。
 この地域に被害はなにもなかった(とおもう)が、少年時の唯一の地震恐怖体験を忘れない。

 他にも地震があったはずだが、高梁盆地あたりは地震が少ない地域であるらしく、地震の記憶はこれしかない。
 たしかに調べてみると、全国的にも有数の地震が少ない地域であることに気が付いて、わたしの故郷は安全なところなんだと思い込んでいた。
 しかし、どうもこのところのあちこちで地震が多く発生するのに加えて、今回は100キロほどの近くに迫ってくると、自信が無くなってきた。

 とりあえず、故郷の友人に見舞いメールを出したのだが、返事には、震度3、揺れにびっくりしたが、被災はなさそうだとの返事にホッとした。

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大揺れ天災人災列島だけどすこしでも安心して暮らす場所を探してもう逃げだそうと思う

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