ありゃ、プリンターがエラー表示だ。なになに、「廃インク吸収材が満杯に近づきました云々」って言っているぞ。
あ、これって、経験があるぞ。まだちょっとは動くらしいが、満杯になると全く動かなくなる危篤状態なのだ。大変だあ~、どうしよう~。
このプリンターは2010年6月に26800円で買ったので、それなりに高い代物である。本づくり趣味のためによく働いてくれた。
この機種を買った一番の理由は、フィルムスキャナー機能があることだったのだ。この機能のある機種はこれしかないのだった。
1960年代から撮りためた約15000枚ある35mmスライドマウントフィルムを、デジタルデータ化するのが、わたしの本づくり趣味の印刷と並ぶ大きな目的だったのだ。
そして4年目の2014年6月に「廃インク吸収材」を交換せよとのエラー表示が出て、動かなくなった。これに対する修理代が11500円だった。
それだけだすと立派な新品を買うことができるのだが、癪なので修理に出したのだ。
その修理がまたオカシくて、1週間でまた故障、それを修理したら20日目にまた故障、まったくもって新品が買えるほどの修理代を取りながら、真面目に修理したのか、CANONは、、。
それからまた今日まで2年余、また故障で、廃インク吸収体がドートカコートカである。この前は4年目に故障だったのに、こんどは2年かよ、オカシイなあ、印刷枚数でそうなるらしいのになあ。
また修理するかなあと思いながら、ネット検索でキャノン修理サイトを見て分かったのは、このプリンター機種(MP990)は、「本製品は2015年9月末日をもちまして修理対応期間が終了しており、修理を承ることができません」とあるのだ。
え~っ、もうおシャカにするしかないのかい、だって危篤というけれど、今も元気に動いてるんだよ、なんでだよ~。もったいない。
じゃあ、なんとか自分で治そうかと、いろいろネットで調べたけど、どうも無理らしい。
しょうがないから新品を買うかなあ。
でも、大問題があるのだ。それはフィルムスキャン機能付き複合機は、いまや絶滅なのだそうである。
マウントフィルムスキャン専用機をもってはいるのだが、なんとも性能が悪いので、ほこりにまみれたまま。
外注すればやってくれるところがあるが、一枚が50~60円かかるから、とてもそんなオカネが無い。
本づくりの印刷には大いに活躍したプリンターだが、もうひとつのフィルムスキャンのほうはめんどくさくて、少しづつ気が向いた時にやっていたので、ちっともはかどっていないのである。
しょうがないから、廃棄する前にせっせとスキャンやっちまうことにするしかないなあ。
印刷を続けてその機能がストップするまでは、スキャン機能は大丈夫らしい。では印刷をやめて延命しつつつ、スキャンに専念するしかない。
この15000枚の文字通りのマウントの山を征服するには、いったいどれくらい時間がかかるものかなあ、まあ、想い出の写真を眺めつつ、手抜きしながらやるしかないか。
ヒマに任せて自分でやるしかないが、完了したころにはわたしがボケるか死ぬかして、なんのためにデジタル化したか分らないことになりそうだなあ、トホホ、、。
あ、いやいや、その前にスキャナーがくたばりそうだな、そうなったらキッパリあきらめがついて、かえってよろしいような、。
でも、まあ、ヒマツブシにやろうっと。
0 件のコメント:
コメントを投稿