そして近ごろ、なんとまあ、短歌を詠むようになり、ときどき朝日新聞の歌壇に入選して、元気なことを伝えてくれる。
この前の入選は去年12月、その前は8月だったから、もう、マグレとは言わない。
そして今日、その名と歌を発見して嬉しい朝である。
孫寝かせ妻と静かに交わす酒 息子の時には無かりしゆとり
(アメリカ)大竹 博
帰化もして余りに長い異国暮らしで、もう日本語を忘れそうになっていたのを、歌人である夫人の大竹幾久子氏に導かれて、短歌を詠むようになったそうだから、婦詠夫随歌人夫妻であるらしい。
日夜研鑽に励んで日本語を取り戻すばかりか、古語さえ自在に操る歌詠みになり、朝日歌壇入選の機会も夫人と良い勝負になってきた。
日本に歌をとばして歌壇に着陸をさせるのは、月ロケットよりも容易か困難か、どうなんだろうか。
今年2月3日と24日には、幾久子氏が入選している。
鶏を飼い汁の実畑からとっていた祖母の食事は滋養があった
(アメリカ)大竹幾久子
学芸会見に来た親の六人をいずれは看取るかこの孫一人が
(アメリカ)大竹幾久子
では、こちらから祝い歌のようなものを贈りましょうかね。
雪よ岩よ相い宿りける岳人よ 孫詠む歌人となりにけるかも
(ジャパン)まちもり散人
参照:「伊達の眼鏡」関連記事
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https://datey.blogspot.com/2018/08/1156.html
https://sites.google.com/site/qninkai2018/ohtake2018a
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