新型コロナウィルスパンデミックの救世主は、ワクチンに尽きるらしい。今や世界中でワクチンブームであるらしい。もちろん日本でもワクチンばかりが世の話題である。
わたし自身のワクチン状況については、4月末に市からワクチン接種券なるものが来た。年寄りから優先で、わたしはその最優先者だそうである、老いたなあ。
5月3日から接種の予約を受け付けるので、電話かネットで申し込めとのことであった。
電話は苦手だがネットは得意だ、でも初日は混むだろう、急ぐことでもないから数日後にネットから予約しようと考えた。
案の定、初日は回線パンクで受付中止になったという。数日後に、もういいかなと予約サイトに入ろうとしたら、まだ入ることさえできない。それから数日後にもういいかな、まだ入れない。変だね、サイト間違ってるかな、いや、そうでもないな。
ワクチンなんていつでもいいやと思っていたのに、こうも毎日混むとは、いったいどういうわけか、おかしい、だって国民の全員に接種するんでしょ、なのに混むなんておかしいでしょ、混まないようにシステムを構築してるもんでしょ、あ、もしかして早いもん勝ちで、先着100万人様で締め切りってことだろうか、なんて思惑が頭をかすめる。
まさか、そんなことあるはずないだろうが、その後も念のために毎日のようにネット遊びの途中で思い出して予約サイトにつなぐ。そのうちにサイトに入ることができるようになったので、ようやく予約に至るかと思ったが、これがそうじゃない、どこも満員お断りだ。
近所のよく知っている接種場所が4カ所あることがわかったのだが、いつもそれらは空きが無いと表示が出るのである。まいにち、まいにち空きが無いと表示が出る。
そのうちに面白くなってきて、いつまでこの状況が続くのかと、日課のようになってきた。もう予約なんてどうでもいいや、この状況の継続の行方を見たい、いつになったら空きが出るのか、いや、永遠に空きが出ないのか、とことん探ってみたい、なんて遊び心が出てきたのであった。
でもねえ、遊びでもこんなどうでもよいことが続くと、さすがにバカバカしくなり、もうヤメタ、ワクチンやらなくていいや。こんなことを年寄りにやらせて、接種を煽るなんて馬鹿にするなよ、と思う。
国家による人体への介入はいろいろ難しいものだ。もっとうまくやれよと言いたい。
知人たちの中には、子や孫や一家総出で何時間もかけて電話やネットに挑戦して、ようやく予約できたとか、それででもまだできないとか、予約すればあたる宝くじかよ、なんとも奇妙な状況である。わたしはそういうの大嫌い、政府のせいで息子たちに迷惑きわまる。
というよりも、そんなことしなければ接種に至らないシステムを強要する政府の医療政策の過誤に、積極的に協力する気がしない。
一方、いやいや、これはもしかしたら老人福祉政策のひとつで、脳の活性化を図るゲームをやらせるボケ防止策かもしれない、簡単に予約できると活性化にならないから、わざと長引かせて毎日毎日やらせているのだろう。ありがたいことだ。
あるいは、わたしの住む街は現在の首相をやっている国会議員の選挙区だから、あまり簡単に予約させると選挙への利益誘導とみなされる、だからこうも長くわざと予約遅延をさせているのだろう、ともおもう。
なんにしてもワクチンなるものは科学の代物じゃなくて、政治の代物であることは確かだ。わたしからみると、こうもノロノロ遅い接種政策なのに、7月中に接種終わらせるなんて妙に急がせる口ぶりであるのは、パンデミック終焉策として急ぐのではなくて、東京オリパラ開催のために急ぐに違いない。
もしそうでないなら、オリパラ参加者や関係者に優先接種する必要がない。なのに年寄りをさしおいても今、優先接種するのは、理由がない。
オリパラ関係者はバブル方式とかって、刑務所のような缶詰め状態で競技場と宿舎とその間のバスに閉じ込めるそうだから、だったらなおさらワクチン不要だろう。それにしてもわざわざパノプチコンに入りにくるスポーツ屋の気が知れない。
さて、そろそろワクチン差別問題が、人種差別のような問題を起こす時期に来つつある。オリパラワクチン貴族がその実例である。
ワクチン接種してないものは非国民扱いとなる。ナチスのユダヤ人になり、USAの黒人、ミャンマーのロヒンギャ、ヒンズーの下級カースト並みになる、ような気がする。
非ワクチン族が団結して、非ワク・ライブズマターなって叫ばなければならないかもなア。まずはオリパラスポーツ馬鹿どもに向かって言うべきだな。
それにしてもオリパラ参加者は超元気なのに、年寄りさしおいてワクチン接収優先してもらって、倫理的に恥ずかしいと思わないのか、その点ですでにオリンピックが嫌われる。
わたしはもともと見物スポーツ大嫌いだから、オリパラにまったく興味ない。
狂歌<公認ドーピング>
オリンピアンが老人をさしおきワクチン打つ
オリパラというバクチ打つため
(20210608)
参照:コロナ大戦おろおろ日録
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