2022/11/30

1659【プーチン戦争止まず】世界戦争の気配濃厚、戦争に便乗核発電復活、景気を左右する死の商人

熊五郎:やあ、ご隠居、元気ですかあ。

ご隠居:おお、熊さんかい、元気だけどちょっとしょげてもいる。

:え:どうかしましたか、ははあ、転んだな。

:おお、ずばり、その通りだよ、大通りの真ん中でバタリ転倒した、もう歳だよ。

:でも、見たところぴんぴんしてますね、それだけ元気なら大丈夫。

:打撲で手がちょっと痛いけど、骨はなんともないとX線で分かったよ。

:まあ、あっちでやってる戦争のことを思えば、転ぶくらいなんともない。

ウクライナ戦況(NHK)
:え、その言い方は、わたしが少年のころあったなあ、「戦地の兵隊さんのことを思えば、それくらいなことは、」ってね、それが今や復活かい、怖いね。

:え、太平洋戦争中のお小言の常套句でしたか、しらなかった、そりゃどうもすみません。

:いいよいいよ、でもねえ、プーチンがウクライナで戦争を再開してからもう9カ月、あの軍事大国ロシアが軍事弱小国を未だに攻略できないの何故かねえ。

:そりゃもう、今や事実上は国際戦争もしかして第3次世界大戦になっているからでしょうよ。西側諸国のウクライナへの兵器供与に対抗して、ロシアは自国産兵器だけではなく、イランから攻撃用ドローンを輸入して使っているとのこと、もしかしてチャイナ製兵器もあるでしょうかね。ロシアに味方するアフリカ諸国も多くて、国連も手詰まりですしねえ。

:西側諸国のロシアへの経済制裁が続くと、ロシアはエネルギー食糧の輸出国としての対抗制裁をするので、勢い西側諸国にインフレーションの波が押し寄せつつある。

:庶民は物価上昇で生活に困ているけれど、どこか奇妙なのは世界的な不況に至るのではなくて、何だか好景気らしいですねえ。

:どうもよく分からないが軍需産業金融産業が戦争で儲かっていて、世界の景気を牽引しているらしい。

:つまり、死の商人が世界の景気をリードしていることですか、気分が悪いなあ。

:この戦争で特にエネルギー危機が言われているな、地下資源によるエネルギーの優位にあるロシアは、もしかしてウクライナでは負けるかもしれないが、終わってみれば実は世界に対してはエネルギーや食糧で勝利か互角に持ち込むかもしれない。

2022年11月経産省発表
:その地下資源エネルギーに恵まれたロシアの優位に対抗するために、核エネルギー利用が日本で復活しようとしているようですよ。この1カ月ほどで、岸田政府のエネルギー政策として核発電所の新増設と既存施設の延命が明確に打ち出されてきましたね。怖い。

:2011年の福島核毒バラマキ事故で、明確に否定された核発電の日本における行方が、プーチン戦争のゆえに今や日本でも堂々と復活しつつあるんだね。

:皮肉なことにプーチンがウクライナで見せてくれた核発電所のありようは、戦争と核発電とは実に相性が良いということでしたね。だって国内核エネルギー施設は、そのまま国内核兵器になるって、ロシアが教えてくれましたからね。

:この狭い日本列島に今ある核発電関係施設だけでも、十分すぎるほどの恐怖であることがわかった。でも、日本政策はそれには目をつぶるらしい。どうも分からない世の中だね。

:ところが戦況は、ウクライナでは攻め込んだロシア軍が、占領地からじわじわと押し返されているような報道が、このところ続いています。

:日本がロシアに対抗する西側諸国の一員だから、ロシアに不利なニュースが多いのだろうかとも感じてしまう。昔の大本営発表的かもしれぬと思うんだよ。

:そのロシア軍はウクライナ国内の占領地から、はるか遠方のあちこちの都市にむけてミサイル攻撃をかけているそうですよ。怖いですねえ、おちおち眠れない。

:これは1945年に日本全国の都市住民が、連合軍の空からの爆撃に戦々恐々として暮らしていた日本と同じだね、あの「空襲」の恐怖体験した世代が極端に減少したからだろうが、近頃の自民党議員たちは日本からもミサイル攻撃できる反撃能力を持てと、かまびすしい。戦争を体験してないから怖くないのだろう。そんな人たちが政治に携わるとは怖いねえ。

:岸田首相はとうとう日本の軍備予算をGDPの2パーセントに増額せよと言い出しました。その背景には三菱重工に代表される軍需産業群がいるんですかねえ。

:この軍事費増強と言い、核発電復活と言い、プーチン戦争への便乗だな、けしからん。怖い世の中になったもんだ、わたしが生まれた時が日本の十五年戦争の真っ最中、そして死ぬ時もプーチン戦争という世界戦争の真っ最中になる、呪われた人生だよ。

:そりゃお気の毒なことで、、でもね、ご隠居世代は十五年戦争後の高度成長からバブル時代を働き盛りで駆け抜けてきたって、良い時もあったのだからいいでしょ。

:う~む、いい思いをしたやつもいれば、わたしのように落ちこぼれもいたね。

:それに引き換え、あっしたちの世代は、バブルはパンクしちまったし、大震災が何回もあったし、リーマンショックなんてのもあったし、コロナにもプーチンにもいじめられてるし、酷いもんですよ、まったく。

:おお、おお、それにわたしのような年寄りが多くなりすぎていろいろ大変だよねえ、すまないねえ、かわいそうだねえ。

:グスン、やけ酒飲みに行こうか、そうしましょ、ああそうしよう。

(20221130記)


2022/11/29

1658【復活酉の市】裏横浜にふさわしいあまりにも都市の土俗性に満ち満ちている風景

 今年11月には干支の酉の日が3日あった。近所の大鷲神社の酉の市が久しぶりに開かれ、昨日(11月28日)に尋ねてみた。たぶん3年ぶりだ。

大鷲神社前の賑わい

 わたしは酉の市の本命である熊手を求めることにまったく興味はない。だが、近所のいつもは静かな街が、その時だけものすごく繁華になり、翌日はまた元に戻るのが不思議で面白いのだ。もっとも、今世紀の半ばまでは遊郭街だったから、繁華な日常の街だったのだろう。

 その遊郭街の核となる位置にある大鷲神社酉の市の本拠で、今に神社だけは続く。そして門前町に登場する屋台群の数のあまりにも多いこと、その屋台店の土俗あふれる姿と扱う商品の土俗性満載に驚き面白がるのである。

熊手を売る屋台の派手派手風景

 その夜にだけ売られる欲望に満ち溢れたアイテムからなる不思議な装飾の熊手、屋台で売られる懐かしいような新しいような土俗商品、そして酒と多様な訳の分からぬつまみ類、どことなく底に流れるコーリア性など、全部ついまぜて空気が時と場所を異郷化している。
 わたしが買いたいものは何ひとつないが、これほども集合するとその土俗性が響きあって、ここは異世界になっている。そこにこれほどの人を集める魅力があるのだろう。

 2019年までは毎年酉の市が立っていたが、2020年は市はお休み、2021年はごく一部分で熊手売りと屋台が小規模に市が立ったが、今年は屋台も人もコロナ前のように盛大に出てきた。コロナはどこに行ったのだろうか。

 夕刻に訪ねたが、その人出のあまりの多いこと、一部の屋台の通りでは歩行が止まるほどの混雑ぶりで、これはひと月前にあったソウルでの惨事に近いような、と思ったほどだ。

 両側に屋台が並ぶ細い道、その中の一部が左右の屋台が道に出過ぎて、急に道が狭いところがあり、そこが動かなくなる元凶だった。動かない群衆の中で怖くなってきたが、警官等の交通誘導はとくになかった。一方でコロナは第八波到来と言うのに、こんなにも密過ぎてよいのかと、そちらも怖くなるのであった。

 混雑する若者たちの喧騒、立ち込める焼き肉の煙、あらゆる食い物のにおい、土俗デザイン屋台の連なり、あまりにも非日常性に満ち満ちている。だが、あちこちに姿を見せるコーリアンアイテムは日常性の発露だろう。縁起物を求めるという土俗信仰だけでは理解でき名に何かが人を引き付ける。

 簡単に考えると、コロナで抑圧された日常の開放を求める良い機会になったのが、この人出の動機だろう。それにしてもこの辟易するほどのこの土俗性は、民俗文化行事として保存に値する。そして表横浜が気取ったハマの風景に対して、ここ裏横浜の庶民性に敬服。


屋台の前のれんのさまざま
 それにしても、縁起物の派手派手熊手は、福ばかりかコロナも掻き寄せるかもしれぬ縁起でもないものにならねばよいが。

(20221129記)


2022/11/22

1657【外苑再開発長屋無責任談議】近現代都市歴史資産群の生存競争現場を面白がって妄想する

外苑スピリチュアルスポット

熊五郎:こんちわ、ご隠居、生きてますかあ。

ご隠居:おや熊さん、まあお上がりよ、歳相応に元気だよ、熊さんはどうだい?。

●外苑再開発に都市計画家が初めて発言

:ええ、元気でちゃんと勉強してますよ、つい先日もね、東京あたりで話題になってる、明治神宮外苑の再開発のこと、都市計画の専門家が市民の立場で話すのをYOU-TUBEで見ましたよ。再開発反対というか批判の立場のようです。これですよ。https://www.youtube.com/watch?v=6ik5j2RvKus

:おや、勉強したしたのかい、わたしもみたいけど長時間で眠っちまいそうだ、かいつまんで教えておくれ。

:明治大学の大方潤一郎さんと言う方ですよ。

:そうかい、これまで批判的な専門家による公開の意見は、ICOMOSの団体名で緑地計画の石川さんと、新建築家技術者集団の団体名、環境アセスの原科さんだけで、いつになったら都市計画家登場かと待ってたんだよ。

:大方さんてどういう方です?

:大方さんは東大都市工学科で都市計画の教授やっていたはず、法制度が専門かな、定年退職で明治に移ったのだね。これまで都市計画関係で反対運動に関わるような人だったかなあ?

:外苑再開発反対運動の活動家らしいRochelle Koppさんという方が企画したセミナーでの講演ですよ。だから都市計画への批判的立場でしょうね。

:外苑再開発論争にようやく都市計画家が登場か、都市計画法制度の解説だけじゃなくて、批判とか反対とか新提案とか話てるかい?

:え~と、いろいろ解説をして批判もなさっているようだけど、これまでに世に言われたことばかりで、特に新提案はないようです、いまのところ都市計画的理論武装担当ですかね。でもね、話を聞いてて、いくつか面白いなあと気が付かされたことがあった。

:ほう、聞かせておくれ。

●TEPIAのせいで公孫樹が枯れる?

:まずね、石川さんが問題提起した、新球場がでかくて例の銀杏並木に近づき過ぎて建つから、樹が枯れるかもしれないってことについてですがね。

:そうそう、並木の根に十分に地中の水が回らなくなる恐れありってんだよね、近くの実例調査でもって説得力ある話だね、さすがだ。

大方さんの解説では、そうなるのは新球場の敷地の東西幅が狭いからだ、その狭い理由はTEPIAが事業に参加していないからだ、とのこと。ほれこの図ですよ。

:どれどれ、おお、図面を見ればその通りで、TEPIAが無ければ、というか事業参加していれば、野球場の敷地が東西に広がり、もっと西に寄せて建てられる、野球場と並木との間に十分に余裕ができる、そううすると石川さんの説によれば、並木への影響はないことになるのかね。

TEPIA(左の赤色敷地)を上方に移転して建物を曳家すれば
野球場は左に寄り銀杏並木との間に余裕ができるはず

:ということは、この地区で共同再開発事業としてTEPIAが抜けているのが、野球場建設に無理ができている、つまり地権者たちの共同事業化の失敗が原因ですかねえ、それじゃあTEPIAが事業に参加すれば解決するのですかね、そうしなさいよって簡単なことかしら、なにか話が違うような気がする。

:うん、事業者たちも最初はTEPIA敷地も入れて構想していたようだから、こうも窮屈じゃなかったのだね、それがいつのころからか仲間割れして、TEPIAが事業仲間から抜けたんだろうね、面白い。

:でもねえ、そもそも、TEPIAはなぜ共同再開発事業に不参加ですかねえ。野球場が入らなくなって困るとわかってるでしょうにねえ。セミナーでの一般質問にもでてました。

:大方さんはなんて回答してた?

:TEPIAに聞かなきゃわからないけど噂では、と前置きして、あの建物を設計した建築家が反対してるからだろう、とかって、。

:ワハハ、槇文彦さんだね、ほら、新国立競技場コンペの後で、弟子たちと一緒になって、ザハ・ハディドの当選案に大反対キャンペーンを張った建築家だよ、こちらでもあれこれ反対もありそうでなさそうで、面白い噂だなあ。

:ああ、あの方ですか、う~む、日本で建築家がそれほど権威があるとは思えないけど、槇さんてそれほど偉い人ですか。でもあのキャンペーンの結果はハディド案の替りに大成梓隈案のベーグルお化け、これには反対キャンペーンなさらないから良いのでしょうね。

:つまらん形だよねえ、わたしはあの異形の女性原理ハディド案を見たかったなあ、残念だよ。

:それはともかく、そのTEPIAって通産省系の団体ですよ、再開発のような儲け話には敏いような感じがあるけど、なぜ逃げたのかなあ。

:ワハハ、それに対して明治神宮もJSCも文科省系の団体なのに、こちらの方が利に敏いとは、これいかに。

:わははは、文科省宗務課は例のカルト問題のほかに、もうひとつこの厄介事を抱えるのかしら。

:はは、まさかね、よくある密集市街地の共同再開発では、ひとりになっても絶対反対を唱える頑固地権者がえてしているもんだが、ここでもTEPIAがそうなのかねえ。

:はじめは一緒にやろうとしていたのになにかで抜けた、TEPIAのせいであの並木が枯れるってことになるのかしら。

:う~む、ちょっとちがうけど、風と桶屋よりは関係あるかもなあ、これで事業が暗礁に乗り上げたら、その犯人はTEPIAだってことになるのかねえ。

:いや逆に、TEPIAのおかげで事業が暗礁に乗り上げたと、喜ぶ反対派市民もいるかもね。

●TEPIA建築を保全するには

TEPIA 設計:槇文彦
:あのね、公孫樹並木の保全とTEPIA建築の両方を保全できる方法を思いついたぞ、再開発に巻き込まれて、あの建物を壊したくないと槇一家がごねるのなら、どこか近くに曳き家すればいいだろ。

:え、あんな大きな建築を引っ張るんですか、できるんですか。

:ああ、できるさ、近頃は曳き家しないけど、70年代頃までは珍しくなかったね、わたしが見た最大の曳家は9階建てのオフィスビルで、しかも普通に使いながらね。

:そうか、曳き家で事業協力ならば槇一家も文句言わないかも、どこに持って行くか。

:う~んと、まあ、これだけ広い土地だからどこでもあるさ。例えばこの文化交流施設棟ってところはどうだい。

:あ、ぴったりですね。これで新野球場は西に寄せて、並木との間にたっぷりと緑地を確保できるな。

:気になるのは、あの建築はあそこになくちゃいけないのだ、槙さんが設計したあの場所でなくちゃいやだと、槇一家の建築家たちがごねるかもね、わはは。

:でもねえ、TEPIAって何だか変ですよ、なぜあそこにあるのでしょうかね、スポーツクラスターに無関係でしょ、あそこでなければならない意味が分からない。

:うん、ちょっとヘンなのは、事業には参加しないが、都市計画公園指定はちゃっかりと解除してもらってるんだね。さすがに通産系団体らしく実は最も利に長けているんだ。

:なるほど、今後、建物の用途を変えたり、建て直しの時に公園内用途に限る必要がなくなり、規制が少なくなった、じゃあ地価評価も上がるでしょうね。つまり何もしないが隣の再開発のおかげで開発利益だけは入ってくるわけ。

:でも、TEPIAに言わせると、それは明治神宮とJSCが勝手にやることで、こちらがお願いしてるのではないって、怒るだろうね。

:そう、勝手にそう妄想されては困るって、ご隠居もお叱り受けますね。

:考えてみると、歴史的都市東京の近現代都市資産を、時代の変化に対応してどのように保全し更新していくか、いろいろな方法の典型的現場が、この外苑再開発に見ることができるね。一番古い公孫樹並木と一番新しいTEPIA現地保全し、それらの中間にある野球場とラグビー場は移転更新する、それらが互いにせめぎあい生存競争に、伊藤忠とか三井不動産という外部民間資本が武器援助参戦、これは都市戦場だね。

:大方レクチャーを聞いて気になった面白いヒマツブシ話題が、ほかにもありますよ、容積率問題とか、市民参加問題とか、市街再開発事業制度問題とか、。

:うん、あるだろうね。あ、そうだ、念のために言っておくが、ここでの話は無関係な年寄りが面白がって妄想しているだけで、現実とは何の関係もないからね、間違わないでね。

:はいはい、よーく分かってますよ、年寄りの暇つぶしでしょ、この続きを次に来たときにやりましょう。今日はこれでさいなら。

(20221122記)(つづく


2022/11/20

1656【転倒老人はほぼ無事】交通量多い道路横断歩道で大の字転倒して身よりも心が痛い

  一般的に、老人は移動中に転倒して骨折し、歩けなくなって寝込むことがきっかけで、ボケになることが多いという。ついのわたしもその類になったらしい。

11月16日・表通り交差点横断歩道で大の字転倒

 秋晴れ、14時ころ恒例の近所徘徊に出かけた。今日はちょっと長いコースにしようと思って、寿町方面へと長者町2丁目交差点を渡っていて、突然に前方に転んだ。まっ平らの横断歩道だから、足がもつれたのか。前に倒れる身体をカバーすべき足がとっさに出なくて、前方路面に両掌を突く形でばったり。

転倒した長者町2丁目交差点

 信号が変って左方と左前方から自動車群が迫る気配、はやく立ち上がろうと思えど、身体を持ち上げる力が湧かない。老体だと自覚。
 ええいままよと、路上に長く身を伸ばし、うつ伏せ大の字に寝転がってしまう。車は止っているらしく迫っては来ない。

 やがて男の声が近づき、「大丈夫ですか。立てますか、、」と聞いてくれる。もそもそと四つん這い膝立ちになるが、身体が持ち上がらない。「ありがとうございます、あの、すみません、立ち上らせてください、お願いします」という。

 両脇に後ろから腕を入れて支えて持ち上げてくれた。相手を見ればどうやらタクシードライバーらしい。わが身体はどうやら無事に動くので、「ありがとうございます、助かりました」と言いつつ歩道へと歩こうとすると、両腕を支えて一緒に行ってくれる。
 引き留めては気の毒と思いつつ、お礼をあわただしく言った。もっときちんと礼を言えばよかった、歩道からお辞儀するべきだったと、後になって気が付いたが、その時は気が動転している。

 今日はうちから歩き出して10分も経っていないが、徘徊は中止して帰宅しよう。ゆるりゆるりと体調を探りながら歩きだす。足は倒れた時に打った膝小僧が痛い。後で見たらズボンの下なのに擦り傷が付いていた。倒れるときに路面についた両掌にアスファルト面の凸凹がつき真っ赤になって痛い。左手首がちょっとおかしいが一応動く。足も手も打撲的な痛みはあるが疼痛はないから、骨はなんともないらしい。

 そろりそろりとうちに帰り着き、さすがにショックで寝転んで考えた。道に何か凸凹とか穴があったとかではなく、まっ平らな舗装道路上で倒れたということは、足がもつれたのだろう。交通信号が変わろうとしてきて、少し急ぎ気味になったのがいけなかったか。
 今までにも足がもつれてちょっとバタつくことはたまにあったが、すぐにカバーする足が前に出て体勢を立て直したものだ。それが遂にできないほどに老化が来たということか。八十路半ばだからそれも当たり前か、う~む。

 ちょうど来ていた息子がそんな私を見て、どこか悪いかと聞く。心配させぬように黙っていようかとも思ったが、「白状するけど、そこの交差点で転んだ」と、状況を話して、心配させてしまった。
 息子に言われた。「信号が赤になろうとしても、ゆっくり堂々と老人らしく歩いてよ」

 実は昨年夏に妻が歩道で転び一時気絶、通行人の通報で掖済会病院に救急搬送される事件があった。結果は顔面の打撲傷だけの軽症だった。それ以来、妻は外出をほとんどしなくなってしまうという後遺症が出た。以来、買い物はわたしがやる。

 わたしはそこまでいかないし、そうなるわけにもいかないのだが、後遺症がどう出るか気になる。今日の夕食調理作業で分かったのは、手首に力が入らないので、左手でフライパンのような重いものを持てないことだった。右手も同様に幾分調子が悪い。

 明日になるともっと悪くなるだろうか。風呂に入って身体を洗うには、さほど差支えはないが、幾分ぎこちない。このキーボードいじりは問題なさそうだから、今のうちに書いておく。

11月17日・両腕が痛むが医院に行くか悩む

 昨夜寝ていて痛みはなかったが、ベッドに身を横たえるときや起こすときに、布団に手で支えるときに鈍痛を感じてかばう。容易に支えられないので、いろいろと手のつき方を工夫する。普通にしている状態ではなんともない。腕のほかは足や腕やボディには何もない。
 物を持ったり扱ったりするのに、手に力を入れるとか不自然に曲げる使い方をすると痛いので、今日の夕食調理はあきらめて、既製品総菜を買ってきた。

 転倒時に両手を前に地面についたから、それによる衝撃が両腕に同じように骨に何かをもたらしているようだ。突き腕とでもいうのだろうか。医院に行くべきか悩む。
 たまたま明日10:00に掖済会整形外科に痛風治療の予約してある。しかし、3か月前の痛風はもうすっかり痛くないので治ったと勝手に判断して、診療に行かないつもりだったが、この転倒事故の両手を診てもらうために行くことにする。

11月18日・診療は骨に異常無し

 予約は10時の掖済会病院に9時半受付、すぐに痛風の血液検査、そして10時半まで待たされて診察。予約していてもこうだから、飛込だと2時間待たされる経験を、5年前の腰椎圧迫骨折時にしている。

掖済会病院
 若い医師の診たては当然に痛風診察、血液検査結果を見て痛風の尿酸値が高いとの診断。
「あれ、そうでうか?、もう全然痛くないので、ずっと前に薬をやめましたけど、」
「だからですよ、前回検査では低くなっていたのにまた高くなってますよ」
「うわ、はいはい、また薬を飲みます、まだいっぱいあります」
「では次は2月に診察しますが、薬はどうしますか」
「あ、まだたくさんあるので、大丈夫です。塗り薬も4つともたくさんあります」
「では、薬はいいですね」
「はい、ところでですね、じつは今日の診察があることを見定めたように、一昨日にそこの外の道路で転倒しました。両手が痛いので診てください」

 医師はなんだか浮かない顔であるのは、肝心の痛風治療に言うこと聞かないで悪化させたうえに、別件で診療にくるとは何事か、なんて思っているのかと、なんだか後ろめたくなって邪推する。でも同じ整形外科だからいいでしょ、ついでに診てくれても、、。

 手首から親指の方へとさわってくれて、「痛いですか」、「いや、とくに痛くはないです」、なんてやって、骨はなんともないようだという。両手のX線をとった結果は骨に異常無し。
 打撲傷の痛みであり、そのうちに治る。痛いときは痛風治療用に処方した塗り薬を塗るとよいとのことで、痛風と転倒がつながったな。とにかく骨に異常なくてホッとした。

左はX線写真、右は本物 X線写真の方が美しいのが残念

 診療費は2540円、これまでこんなに多く拂ったことはないような気がするが、痛風と転倒両方の診療であるし、この夏から医療費窓口負担割合が倍増したからだな。薬があればもっと高額、医療を控えるよなあ、、。
 終わって11時半であった。今日も夕食の出来合い総菜を買ってきた。

11月19日・ぎこちなさはあるがもう通常に戻そう 

 朝起きて、両手の治り具合を確かめるが、未だぎこちないところあり、たいして変わった様子はない。
 昨日の診療で骨に別条はないと言われているので、今日からリハビリテーションとして両手をあまりかばわないことにしよう。ぎこちなさはあるが、できるだけ通常の生活に戻すことにする。

 台所仕事を復活することにして、既製品総菜を買わずに、材料を買ってきた。
 重い鍋ややかんなどは、まだ両手で慎重に持ち上げることにして、今夕はスープだけ作った。炊事や浴室で気が付いたが、濡れタオルをしっかりと絞る力が出ない。

 これでもう転倒記録は終えようと思う。
 肉体的ダメージはほとんどなくて幸いだったが、心理的にはちょっとショックあり。ついに老人にふさわしい日常での転倒事故がやってきた、わたしにも。

 それで思い出したのは、つい先日のこと、同年の幼馴染の男からショックな便りがあったことだ。喜寿記念にはホノルルマラソン完走し、毎朝10キロくらいは走っているこの元気すぎる男が、なんと昨年からよちよち歩きになり、要支援2のランク認定になったとのこと。
 この便りには大いに驚いたが、それはまさに自分のことだと、この転倒で身に染みてわかった。こうやって人は自分の老い自覚するのだなあ、、なんて殊勝に考えるのであった。   (20221120記)

12月19日記・両腕の不調は全快

 転倒してちょうど1か月、わが老いさらばえた身体なれども、まだ復元力を備えているらしく、すっかり全快した。もうどこもあの転倒を原因とする不調は消えた(らしい)。
 そんなとき、上に書いたとはまた別の幼馴染からメールあり、やはり11月に転倒して頭を打ち、12日間入院治療して、ようやく回復したとのこと。彼にも復元力あるのだ。
 わかってはいるが、われらが身体には今やもう珍しくもない現象であるらしい。

       


2022/11/16

1655【禍多き星よ】コロナ禍にプーチン禍トランプ禍インフレ禍温暖禍右傾禍地球は禍星

  はや今年も11月半ば、寒い日もある秋深い日々、今日は快晴の秋晴れだった。
 その秋晴れに徘徊に出たら、なんとまあ、道路の真ん中で転倒してしまった。軽症だが、そのことは、後日に書こうと思う。たぶん老いたる身体へのショックは、ここかしこに不都合が表れるだろうから。

●コロナウィルスはまだ頑張る

 世界中が不都合な地球である。定例としてコロナのことから書いていこう。新聞の話題にコロナがほとんど出ない居日々が続く。その代わりに新聞に載るのは、漸近補助による旅行の広告である。全面広告がいくつも登場する。

 そしてまた外国人観光客の受け入れが着々と進んでいるらしい。この1か月でもう50万人もの外来客だそうである。これらが新しいコロナウィルスをもってくるに違いない。 

 では肝心のコロナウィルス感染や死亡状況は、すっかり遠のいたのかとネットサイトを見ると、なんとまあ、日本は第8波が起きようとしているのである。いいのかい。

日本コロナ最近の動きは鎌首を持ち上げているようだ、第8波到来確実!

世界コロナは全体としては落ち着きを見せるようだが、、

 日本各地での感染者は増加傾向で、すでに第6波のピークよりも高くなっている。本当にこれで観光旅行推奨、マスク不要ってのでいいのかなあ、1年前、2年前の騒ぎのころと比べてこの冷静さはどういう事なんだろうあ。コロナに慣れてしまったのかしら、でも感染したら大変な目に合うらしい。
11月15日には日本列島コロナは10万人も感染!!
防疫日本一の県は相変わらずダントツ鳥取県!!



感染世界一USAは一億人超えるか越えぬか、
東アジアでコーリアがんばるのはなぜだろう、
日本はワースト9をずっと続けている

●プーチンウィルスもまだ頑張るが?

 プーチンにも困ったものだ。このところウクライナに反攻されて、南部へルソン州では半分撤退、ようするに敗退しているとのこと。でもミサイルをあちこち遠くに飛ばしてウクライナあちこち虫食いしているらしい。

 それが昨日はなんとまあ、ミサイルを飛ばし過ぎてポーランドに打ち込んでしまったという。NATO加盟国だから大変だ。もちろんプーチンから言わせると、ウクライナの陰謀だとのこと。さてまさかと思うが納豆が出てきてネバネバが広がると、世界戦争か、、


国際藪の中ごっこだが、、さて真相は?

 プーチン戦争は世界にインフレをもたらしているそうだ。今や世界の経済は連動してしまっているのか。
トルコとアルゼンチンのインフレ突出ぶりは、なぜだろうか

 これが戦争に至る惧れが十分にあるだろう。食料とエネルギー争奪という人間の争いは絶えない。その一番大きな原因は、人間が多くはびこりすぎたからだ。ついに80億人にもなったと興の報道である。
世界人口は80億に、、!、まだまだ増えるらしいが、
次は南半球の世紀がやってくるのか
 
●トランプウィルスがまた出てくるとか?

 プーチンだけで嫌になっているのに、アメリカでトランプがまた次の大統領選挙に立候補宣言で、いい加減にしてくれ!、である。アメリカもフランスもイタリアもイスラエルも、このところの首長選挙は右翼ばかり伸長で、怖い。今に日本もか。

 私も長く生き過ぎた、そろそろ人口減少に貢献するべきかなと考えてしまう。この世にあまりにが多くなりすぎて、もういやになったのが本音だな。ああ、昨日の転倒による両腕が痛い。

コロナ禍にプーチン禍トランプ禍インフレ禍温暖禍右傾禍地球は禍星

(20221116記)

2022/11/04

1654 【木造10階建てビル】木造高層建築が大流行したらどこもかしこも禿山だらけになるかも

 近所の横浜オフィス街を徘徊、木造高層建築らしきビルに出会った。最近できたらしいが、ビル名など何もない。
 近寄ってしげしげと見上げると10階建てで、柱と梁が良く見えるデザインで、色と模様が木の板である。木肌を高層まで見せているのだ。もしかして珍しい木造高層建築だろうか。

 建築デザインとしては特別なことはないが、木の板でございますよとの主張でいっぱいの風景である。木部の表面がつるつるしすぎているので、中身まで木が詰まっていると見えないが、まさか太い柱が実は板張りの鉄骨ではあるまいなあ。

木造10階建てだろうか?
ファサード側の柱梁木部はガラスのカーテンウォールの中

 でも何となく柱と梁のプロポーションが違う感じがする。そうか、その柱と梁の寸法が普通のビルに比べてものすごく太くて、しかも柱間隔が狭いからだ。
 もしかしたらこれは鉄筋コンクリートとか鉄骨で作る普通の高層ビルと違って、上から下まで中から外まで木造の高層建築だろうか。
 もっとも後ろ半分は金の板は全然見えなくて、単なる鉄板張り壁のようである。どうせなら立面全部を木の肌にしてくれればよかったのに。

正面入り口あたり柱が太すぎる、柱間隔が狭ますぎる

 う~む木造と言えば2階建てが普通だったが、いまや10階建てができる時代になったのか。そうだとしたら技術革新であろう。
 木造の弱点、燃えるとか倒れるとかは技術的に鉄筋コンクリや鉄骨並みにすることができたのだから、すごいものだ。

これはムクの木柱だろうか、それとも鉄骨の上に化粧板張りか

 それにしてもこうも柱が太くてたくさんあると、人間が使う空間がかなり狭くなるだろう。近代建築の象徴のようなオフィスビルは、柱のない自由なレイアウト空間を追求してきたものだが、この木造ビルはそれに逆行する。それでも工事費が安いからよいのかしら。そもそも工事費が安くなるのだろうか。

後ろ半分は鉄板の壁、前半分だけが木造建築か?

 そしてまた気になったのが、こんなにたくさんの材木を使うということは、どこかの森の樹木が大量に伐採されたということだ。こちらは良くてもそちらは景観的にも環境的に問題ないのかしら。
 その伐採跡には植林をしたから大丈夫だといわれるかもしれない。でも、伐採跡が元のような大木の森に戻るには、少なくとも20年はかかる。これから木造巨大建築が流行したら、木材供給源の山林は禿山ばかりになるだろう。それでもよいのかしら。
 日本は戦中に山の木を切りまくったから、戦語の数十年はどこもかしこも禿山だったものだ。そして戦後は外国の森も伐採輸入で禿山の国際化をもたらした。

構造体の木部であるとしてもどうもべニア板のような

 さてこのような現代巨大木造建築が、風雪に耐えて100年200年後に、奈良京都などに現存する歴史的木造建築のように、その柱梁の木肌は時代の風雪に耐えた深い味のある風貌になって立ち続けるのだろうか。

(20221104記)


2022/11/01

1653【コロナ第八波到来確実】インフレにコロナにインフル三重苦インフラ壊れインフリインフロ

熊五郎:ご隠居、このところコロナが鳴りを潜めているけど、どうしてるんでしょうね。

ご隠居:そうそう、まさか逃げたのじゃあるまいがねえ、新聞には大々的に旅行の広告が出てきてるから、ウィルスは消えたのかねえ。コリアでは超過密ハロウィンで圧死者が出たほどのコロナ密集解除らしいな。

:日本の渋谷の騒ぎもコロナ前に戻ったって感じですが、コロナの奴は逃げるならロシアに行ってプーチンを襲ってほしいもんですね。

:いやいや、えらい専門の先生によると、次の第8波がこの冬には確実に戻ってくるって言ってるね。ロシアに逃げっぱなしではないらしい。

:もう、いい加減にしてほしいと思うけど、こうも何度も繰り返してやってくると、もしも来なくなったらどうなるんだろうって、逆に心配になるかも、、。

:わはは、コロナ中毒だね、いまに禁忌症状が起きてくるかもね。

ちっとも落ち着かないどころか第8波をうかがうコロナの奴

:冗談じゃなくて、この冬はコロナのぶり返し第8波に加えて、インフルエンザもやってくると、偉い先生が言っています、ダブル流行です。

:となると、ほら、あれだよ、物価が上がってインフレになったところに、インフルがドドーンと襲ってくる、そうしたら医療を中心とする社会的インフラが壊れてしまう。

:で、その次に言うのは、インフリインフロってのはやってこないのかって、地口与太でしょ、わはは。

:ま、冗談じゃなくて、この真夏の寒い寒いオーストラリアではインフルが大流行だったそうだし、ヨーロッパではドイツでもフランスでもこの10月からコロナがぶり返して来ているって話だよ。


:日本の感染者数も第7波減衰曲線はぐずぐずとしたままで、どうも徐々にぶり返しているようですよ。第8波到来確実ですね。

:そこにもってきて日本は水際防疫作戦やめて、外国人旅行者をどんどん入れるってことにしたな。外国から新タイプコロナもどんどん観光旅行にやってくるな。

:う~む、じゃあ大流行になる前に駆け込みで、どっかに旅行してきましょうかね。ほら、なんでも税金使って4割も旅費を安くしてくれるってんですから。

:バカヤロ、そうやって第8波を招き寄せる気だな、あのな、4割安いって言ったって、残りの6割は自腹なんだよ、貧乏な私はその自腹分を出せないよ。しかも腹立つのは、誰かにわたる4割分の税金のもとはといえば、私のなけなしの年金から天引きされてるんだよ、プンプン。

:まあまあ、血圧が上って身体に良くないですよ。

:あがってもいいんだよ、この辺でもうピンピンコロリ、いやピンピンコロナでおさらばしたいもんだよ、このろくでもない世の中から、、。

(20221101記)

2022/10/31

1652【泥沼地球】コロナ後の世界を見てから死にたいが超酷そうで前倒しするか

熊五郎:やあ、ご隠居、元気な様子ですね。

ご隠居:おお、熊さんかい、まあお上がりよ。コロナの後遺症はなかい。

:はい、それはもうなんもなくて、ご安心ください。

:そりゃよかった、でも世の中はコロナも政治もますます悪くなるばかりだね。

:そうそう、世界中で酷い、あのイギリスじゃあ首相が最短記録で入れ替わった。

:日本も一時期は毎年首相が交代していたねえ、日本がお手本にしたイギリスがそうなるのかねえ、EUを飛び出してからろくなことないね。

:もう一つ戦後に日本がお手本にしたアメリカも、何だかひどいですね。

:そう、トランプというジョーカーを生み出して、国を2分する様子だね。

:イギリスが労働党と保守党、アメリカが共和党と民主党って、2大政党が交代できる政治体制がいいのだなんて話だったけど、本当にそうでしょうか。

:民主主義が疲れて来たのかねえ、わたしは何しろ戦後民主主義すくすく世代だからねえ、残念だなあ。

:ロシアとチャイナで強権政治体制が確立してるのを見ると、民主主義が疲れてきたって、その通りかもしれませんね。

:アメリカでもまたトランプが当選する可能性もあるって話で、地球は妙な世界になっちまった。コロナ後の世界がどうなるのか見届けてから死にたいと思っていたけど、ロクなもんじゃなさそうだから、早いことおさらばするかなあ。

:わはは、そうそう楽にさせませんよ、ご隠居、なんしろこれから食糧危機が来て、エネルギー危機が来て、核戦争がやってくるんですからね、お楽しみにね。

2022年19月30日プーチン戦争のウクライナ情勢
ロシアは29日にウクライナ産穀物輸出合意を離脱宣言

:ありゃ、そうだね、超酷い時代も体験しておくかなあ、いや見るだけにしたいなあ。それにしても、私は十五年戦争の中間あたりで生まれて、物心ついたころが戦争末期から直後で、まったくひどい目にあったが、その後はまあまあの人生だと思っていたのに、最晩年でまたもや酷い時代に出会うとは、なんとも不幸だね。

:プーチンがウクライナで核兵器を使うぞって予告のような脅し文句を言っていて、世界中が震撼していますが、本当にそうするのでしょうかねえ。

:プーチンに訊いてみないと分からないが、60年も前にもソ連とアメリカとでこういうことあったよ。

:1962年のキューバ危機ってやつですね、ご隠居は覚えていますか。

:もちろん覚えているよ、フルシチョフ対ケネディの息詰まる一触即発の各種対応に、世界が注目したものだった。キューバからミサイルを見せながら運び出して持って帰るソ連貨物船の大きな写真が載った新聞を見て、世界中がホッとしたものだよ。

:その後のソ連崩壊でロシアになっておとなしくなっていたのが、2014年のクリミア無理やり併合、その延長上の今のプーチン戦争ですが、何考えてるんでしょうかね。

:ロシアは日本と違って資源大国だから、世界のエネルギーと食料を人質にとることができるのだね。これに対抗できるのはアメリカとチャイナしかないのかね。

:さて、ロシアに食料とエネルギーを押さえられた地球は、どうなるんでしょうね。その前にこの冬はどうなるのでしょうね。

:おお、この冬に一気にケリをつけようって、プーチンはピカドン一発か。

:まさかキエフの上空でなんて、、クワバラクワバラ。

:ロシアの中で戦争忌避の動きはないのかねえ、ロシア国民はまさか1940年代日本みたいに一億一心火の玉だってウクライナに向ってるんじゃあるまいなあ。

:あの頃よりは情報流通事情が段違いですから、今のプーチンは事実上は国内は戒厳令下にしても、予期に反して長期化する戦争で、国内対策にけっこう苦労してるかもねえ。

:世界各国でロシアに抗議する活動は起きていることは、SNSに出てくるね。ウクライナを支援する西側諸国も、長期化する戦争にどこまで付き合えるか考えてきているのだろうね。

:チャイナやインド、アフリカ諸国がこれからどう動くのか、はてさて、ロシアのエネルギー食糧人質作戦が、東洋の果ての島々にどう及んできつつあるのでしょうかね。

:人間の宗教的タブーがもとになった争いも、あちこちで顕在化してるね。

:イスラムの女性へジャブについて、イランで女性から大きな異議申し立てが紛争的様相らしい。

:キリスト教についても、アメリカじゃあキリスト教右派の妊娠中絶への反対が、政治的対立と絡んで分断を生み出しているとか、あ、今問題の旧統一教会もキリスト教の一派だよ。

:人間の思考による紛争の多発に加えて、地球的自然現象のコロナウィルスの大流行と、地球気候変動による環境変化が、人間の争いに拍車をかけているようですね。何しろパキスタンでは国土の3分の1が洪水に浸かったとて、逃げようがない。

:となると人間がなんとかしようとあがいても解決できない、ワクチンのように今の科学技術であれこれやっているのは、実はとりあえずの弥縫策でしかなくて、大局的に見れば人類消滅へ、そして何か知らないが次の地球支配者の登場へと動いているのか。

:ヤレヤレSFですね、訳の分からん時代が来て、ますます宗教にすがり、カルトに陥る証拠のひとつが、日本の旧統一教会事件かなあ。

:このところ日本では、物価はなんでもかんでも値上げ、収入はわたしの年金もそうだけどなんでもかんでも値下げってのも気候温暖化とコロナって逃げられぬ地球のせいかねえ。

:庶民はこんな冗談にもしゃれにもならないことを、ただただぼやくばかり

:とりあえずプーチンの早期退場を祈るしかないか、わたしもやっぱり早いとこオサラバがいいね、プーチン道連れにしてね、オソロシやあ、オソロシやあ。(続く

(20221031記)

2022/10/21

1651【背番号カード】マイナーな庶民がわずかなマイナーポイントに釣られて作るマイナーカード

●マイナーカードにマイナーポイント

 国民背番号券というものがある。正式名称を知らないが、世の中ではマイナーカードと言っているようだ。なぜメジャーではなくマイナーなのかも知らぬが、なんだか控えめな態度である。

 わたしはそのマイナーカードをすでに2016年に作って持っている。何の役に立つか知らないが、それでも持つ理由はそれが個人の身分証明書になるからである。世の瘋癲老人たちと同様に、わが身を証明するものは健康保険証の紙きれだけであるのが、ちょっと不安になっていたのでこれを取得した。幸か不幸か未だに役立った記憶にない。

 ところが聞くところによると、いまごろになってマイナーカードを取得すると、取得者に対して政府が5000ポイントを付与するという。早く言えば5000円を税金から還付するらしい。ポイントなんてケチなことじゃなくて現金をよこせと思う。

 それを聞いて思ったのは、早く取得した私には5000ポイント付与が無い、それって不公平だぞってことである。更に加えて、健康保険証をカードに記憶させたら何千ポイントか、銀行預金番号を覚えさせたらさらに何千ポイントか付与するそうだ。要するにマイナーカード普及が進まないために、カード特売おまけ作戦である。

 政府も落ちぶれたもんだ、国民もバカにされたもんだ。カードが普及しないのは、音頭を取る政府に信用がないからである。制度に信用がないからである。信用構築が先だろ。
 政府がポイント業を始めたのかと思ったら、民間ポイント屋に頼るのだそうだ。おいおい民間ポイント屋がつぶれたらその付与した税金はどうなるんだよ、無責任だぞ。

 なんだかあさましい感じがする。このところ民間ポイント屋が、何でもかんでもポイントだのペイペイだのって、あさましい商戦展開しているのに政府も乗るのかい、そして小金が欲しい貧乏庶民も乗せられるのかいっ。わたしはどうもポイントって小金をちょこちょこためているようであさましい感があって馴染めない。貧乏人は貧乏っぽいことが嫌いなのだ。

 だからと言ってポイントを全く無視しているのでもないのが、これまた貧乏庶民である。昨年にガラパゴス式携帯電話機スマートフォン転落したときに、諸般の事情から「落転カード」を取得したら、なんと1万5000ポイントが付いていた、初期サービスらしい。

 そこで貧乏人は喜んで越後のコメとポイントを米と交換して、コシヒカリを味わった以後このカードで買い物をするとポイントが勝手についているので、時には一掃して買い物に充てている。しかし、たいした額にはならぬのは、貧乏人は大量ポイントを獲得するほどの買い物をしないからだ。ポイントなんてどうでもよい。

●マイナーポイントゲット第1回戦

 そんなところにマイナーカードのマイナーポイントの話である。健康保険証や預金通帳との連動は論外の大きなお世話だからやらない。それほども政府を信用していない。
 しかし、もう取得してしまったマイナーカードにもマイナーポイントをよこさないと、実に不公平であると思ったのである。なにせそのポイントの原資は、わたしもなけなしの年金から差し引かれた税金なのだから。

 ある日、いつもの市中徘徊中に市庁舎を通り抜けようとして、その一角にマイナーナンバーカード受付コーナーなるものがあるのに気づいた。数人の市民が何やら担当者らしい人と話をしている。そうだ、ここで不公平の文句を言ってやろう。

「わたしはすでに制度当初から背番号券を持っている、5千ポイントよこしなさい」
「はい、それならば、お近くでもどこでもよいのですが、区役所にその受付がありますから、いらしてください」
「おお、そうですか、カード持って行けばいいのかい」
「お持ちになるものは、マイナーカード、その4桁の暗証番号、キャッシュレス決済サービス銀行預金通帳健康保険証です、はいこれがそのメモです」
「ありがとう、でも銀行通帳と健康保険証をカードに覚えさせるのは嫌です」
「それなら通帳も保険証もなくてけっこうです」
「え~と、キャッシュレス何とかカンとかって何ですか」
「いわゆるポイントカードのことですが、、、」
「わたしはポイントカードは嫌いだけど、落転クレジットカードはどう?」
「はいそれでも結構です。その暗証番号もお忘れなく」
ということでポイントゲット作戦第1回戦が終わった。次は区役所に行こう。

●マイナーポイントゲット第2回戦に敗退

マイナーポイントとコロナワクチンが並ぶところが今日的風景

 数日後(正確には2022年10月21日13時半)、先日にくれたメモにあるものを用意して、区役所の当該担当に行った。
 ちょっと待たされたが、先に座っている老人らしい男の声が大きい。
「もういいよ、うそばっかり、こうしろっていうからそうしてここに来たんだよ、それなのにこれは何だよ、ちっとも進んでないよっ、もう帰るっ」
「はいはい、でもせっかくいらしたのですから、解決しましょうよ」

 おやおや、いるもんだなあ、何だか機先を制せられた感があった。わたしは怒らないでやろう、なんて思うのだった。まもなくPCのあるデスクに座らされた。
 まずマイナーナンバーカードを小さな判読装置(というのか)に乗せろという。担当女性がPCをいじって言う。

「マイナーカード暗証番号を記入してくださってよろしいですか?」
「あのね、よろしいかとわたしに訊かれても、初めてここに来たばかりですので、よいか悪いか判断できません」
「え、あ、ああ、では、暗証番号を入力してください」
「はい、カタカタ」(キーボードの音)
「では、キャッシュレス決済はなにですか」
「はい落転カードです」
「えーと、この一覧の中でこれですか」
「あ、そのロゴは落転ポイントでしょ、わたしのは落転カードです」

 カード屋のロゴマークがいっぱい掲載されているマニュアルのようなものを示された。その数のあまりの多さに驚く。どいつもこいつもこれで一儲けとて参加してるのだな、近あにいれば中にはつぶれる奴もいるだろう、付与ポイントはどうなる、リスクは誰が?

「はい、クレジットカードですね、あ、こちらですね、あのね、いいですか、ポイントを使おうと思ったら、その前に2万円チャージが必要になりますが、よろしいですね」
「え、チャージ?、あのねクレジットードに金銭チャージ機能はないよ、できないよ」
「あ、あ、そうでした、ゴメンなさい」
「おい、大丈夫かい、いいのかい、分かってるんかい」
 担当者もすべてを知っているのでもないらしいのが気になる。

「では次にここにそのクレジットカードの決済サービスIDを入力してください」
「え~と、落転カードIDはメールアドレスだ、カタカタカタ、あれ、受け付けない、じゃあPWかな、カタカタ、え、これも受け付けないよ」
「あの、決済サービスIDなんすけど、」
「なに?、それ、ここに来る前の市役所でそんなもの必要と言わなかったよ」
「でも、それが要るんです」
「ああ、ちゃんと言ってほしかった、でもそんなもの知らない、見たことない」
落転カードサイトのe-NAVIに入るとそれが書いてあります、スマフォお持ちでしょ」
「ここにもってるけど、年寄りはね、こんな小さな字の入力ができないんだよ」
「でもそれがないと、、」
「あ、そうだ、このPCでネットにつないで落転サイトに入るよ、それならすぐだ」
「あ、これはこれ以外に使えないのです」
「う~む、しょうがない、うちに戻ってPCでそれを探します」

 第2回戦に敗退してスゴスゴと帰宅、でも最後っ屁にひとこと言っておいた。
「あのね、そういうIDが必要と市役所では全く言わなかった、あそこにちゃんと連絡して、それも必要だと教えておいてください、わたしのような無駄足踏ませないようにね」

●マイナーポイントゲット第3回戦で成功

 うちにもどって、もう何だか嫌になってきたが、せっかく始めたのだからと気を取り直してPCに向かった。例の「決済サービスID」なるものの発見作業である。
 今はこのマイナーポイントが世間の評判だから、落転サイトに大きく出てるだろうと思ったら大間違い、あれやこれやと探れど不明、途中で嫌になって何度もやめようとした。ようやくe-NAVIの片隅の片隅で発掘した。30分以上もたっていた、暇つぶしそのものだ。

 そこには「決済カードサービスID」(英数大文字9字)と「セキュリティコード」(数字8字)なるものが載っている。先ほど区役所担当は、IDを持って来いとはいったけど、もしかしてふたつとも要るかもしれないとメモを取った。
 さてもう4時過ぎだよ、また区役所にいくのか、面倒だなあ、でも明日は土曜日だしなあ、月曜まで今の意気込みが持続しないよなあ、えい、4時半までなら大丈夫だろうと立ち上った。

 区役所の先ほどのところに行くと、先ほどの女性がまた担当してくれた。
「おっしゃる通りに見つけて、意気揚々と再び今度こそとやって来ましたよ」
「おお、それは良かったですね、さあ、どうぞ」

 先ほどと同じ工程でPCに入力、そして件の「決済カードサービスID」入力が来て無事通過、そうしたら次の入力要求がなんと「セキュリティコード」である。言われなくてもメモしてきてよかった。これも無事通過で、何やら担当者がいじって「完了」、ヤレヤレ。

「おお、ありがとう、今度こそうまく行ったね、でもこの件で役所に来るのはこれで3度目だよ、こんなことしてる人が日本列島で何万人もいるだろうなあ、何とかしなさいよ、この状況をちゃんとフィードバックしてね、じゃあ、どうもありがとう」

 とにかくようやく3回戦にして勝負がついてよかった。延長4回戦に持ち込まれたら、ぜったいに怒鳴ったね。
 といっても、ポイントをすぐさま利用できるのでもないらしく、数か月先になる可能性もあるらしい。でもいいのだ、ポイントが欲しくて意地張ったのじゃない、不公平が嫌だからゲットしただけだからね、フン。    (20221021記)

(2023/01/25追記)
 上記の様に去年10月に、マイナーカード利用者としての権利であるところの、マイナーポイント5000Pを落転カードに取り入れて、税金を取りもどすべく面倒な手続きをしたのを忘れていた。
 今年の初めに思い出して、未だポイント付かないのはなぜか、政府に騙されたのかと思ったが、また忘れていた。今日、落転カード屋からのメールで5000p付与した通知あり。
 これって「付与」するものかしら、付与とはgiveってことだが、あれは「還付」または「交付」と言うべきだろう。ましてやカード屋が与えてくれるものではない。
 あれからもう3カ月、なるほど、あんな面倒な手続きしたのだから、ポイントを呉れるための政府とカード屋の側の手続きも、同様に面倒なんだろう、しっかり時間がかかったね。

(2023年2月15日追記)
 マイナーカードから落転カードにつけてきた5000p、つまり5000円のおまけを、買い物などで落転カードを利用した今月分支払いに使いきり、3万円なにがしかの支払額が2万円なにがしかに減額した。なんとまあ手続きから5カ月もかかって、ようやく税金5000円の取り戻すことが実現したのであった、ヤレヤレ。

 ところで最近のニューズによれば、政府はマイナー押しつけを強力にやる方針らしく、そのうちにマイナーカード国民皆所持強制制に持ち込む算段らしい。誰もかれもがマイナー国民になるのだ。もうメジャーなことは言っていられなくなる。
 なんしろ健康保険カードと合体から始まり、各種給付金支払い銀行口座もおぼえこませる、そのほか何でもかんでも合体させる噂がある。地方自治体ごとにマイナーカード取得を子沿わせて、その成績によっ地方交付税に差をつけるという、やくざな話もあるとか。
 どうせそうされてしまうのなら、今のうちにおまけを貰うように手続きするかなあと、だれも思うに違いない。ヤレヤレ。

2022/10/15

1650【コロナ感染長屋談議】コロナによる日本侵攻は第7波戦線後退中だが冬にインフル共同戦線で第8波反撃かも

熊五郎:ご隠居、元気ですかあ、生きてますかあ。

ご隠居:おや熊さん、久しぶりだねえ、まあ、おあがり。

:はい、20日ばかりご無沙汰でした、実はね、ご隠居、驚いちゃいけませんよ、あっしはコロナに感染して隔離生活してたんですよ、えっへん。

:エ~ッ、ほんとかい、おどろいたねえ、お前でも感染するんだねえ、へえ~。

:なんだ、そういうビックリですか、そう、ザンネンながらほんの軽かったのですよ。

:そりゃ残念だったね、冗談はともかく、軽くてよかった、で、なんて奴だった?

BA・5とかってんで、流行最先端ですよ、えへん。

:ああ、どうせ私は流行おくれだよ、さすが若い者は治りが早いね、何日からだい。

:先月9月27日に発熱でインフルエンザみたい、でも、次の日は熱はなくなり、のどに違和感、花粉症みたいな感じ、29 日はちょっと買い物に出ました。

:おいおい、大丈夫かい、ちゃんと調べたのかい、医者に行ったのかい。

:今月1日には体調は万全に戻り、ここで検査キットで調べたら、なんと陽性、つまり科学的に感染確認ですよ。いや結局医者にはいかなかったのでした。

:おいおい、それでいいのかい、食べ物や薬はどうした?、言えば届けたのに。

:食べ物はストックであるし、もちろん常備の解熱剤や風邪薬は飲みました。医者に行くべきかネットでいろいろ調べたけど、どうもコロナ対策緩和への過渡期にあるみたいで、感染したら保健所に届けて医者に行かねばならないってものじゃないらしいのですよ。10日にキットによる検査とPCR検査したら、めでたく陰性でした。

:おお、良かったなあ、身近な人が感染して初めてコロナを怖いって思うようになったよ、まあ、ヤレヤレだけど、去年と比べるといい加減なことになってるんだね。

:だから20日以上の療養が終わって陰性になったから、こうやってここに来ましたよ。12日にはちゃんと4回目ワクチンも打ってきました。ワクチン会場で初めてわがコロナを医者に打ち明けましたよ。医者もいろいろ意見があるらしい様子でした。

:まあ、よく生きてこられたね、ということは、新聞や厚生省などの発表する機能の感染者なんて統計には、おまえさんのコロナ感染は入ってないんだね。

:そうなんですよ、もともと感染者数は発表よりもかなり多いと言われてましたがね、自分がそうなって、ほかにも大勢い同じような感染者がいるだろうってわかりました。

:じゃあ、感染者統計よりも正確度合いが高い死者数の統計を見よう。


:日本のコロナの波は、まだ収まってませんねえ、それどころかこれから冬になるとインフルエンザと共同戦線を張ってぶり返してくるような気がします。政府はコロナは第7波でおしまい、もうこれっきりと判断してるのかしら。

これっきりこれっきりですこれきりと引退記念第八波の冬

:わはは、コロナちゃん引退記念全国ツアーかい、いや笑ってる場合じゃないな、インフル君と共演して大成功、引退やめたなんてことになったりして。

:そんな冬なのに、とうとう政府は経済回復に舵を切ってしまって、国内旅行OKとか、外来観光客歓迎とかだそうですよ。

:またぞろ強盗いやGOTO何とかってやるのかね。

:今度は強盗やめて全国旅行支援とおとなしく、パック旅行に8000円、宿泊のみに5000円を上限に代金4割引きにするって。それに平日3000円・休日1000円のクーポン券もつけるって、支援金は一人当たり最大11000円になるそうです。

:その金をポンとくれるのじゃなくて少なくとも3万円くらいは自腹切ればだろ、貧乏な私は関係ないね、この前の強盗と同じくだね

:それで旅行ばやりでコロナは大喜び、引退どころかコロナ復活第8波到来ですねえ、BA何とかってやつがどんどん来る、次に備えてワクチンを射ちますかねえ、そのうちに何でも効くワクチンなんてのが出るまでは、無限回数ワクチン打つのかしら。

:でも、わたしのようにピンピンコロナを願ってる者は感染しないで、若いほうに感染とはどういうわけかね。

:そりゃ決まってるでしょ、コロナだって意地があるでしょ、すぐ死ぬような奴よりも死にそうにないやつのほうが、感染し甲斐があるってもんですよ。

:コロナが人を選ぶのかい、う~ん。

(20221015記)