このとことろ原油の国際価格の高騰とて、エネルギー源ほとんど輸入国の日本はまさにその影響を受けている。ついこの間は、揮発油税の暫定税率期限切れ問題でどたばたしたと思ったら、今度は国会でドサクサしてもどうにもならない騒ぎである。
ガソリンに頼るエンジンの機械類による仕事はもろに影響を受けるとて、漁船のストライキである。
ストライキとは通常はなにか不都合が起きたときに、それの原因者に向かって抗議して打撃を与えるために行うものと思っていたが、漁業者の抗議の相手は誰なのだろうか。
石油価格が高くなった原因が、石油を掘る業者やそれを売る事業者が値上げしたのかどうか知らないが、なんでもアメリカのプライムローン破綻騒ぎでドルが下がり、あちらに投資していた国際金融投機屋さんが金を引き上げて、石油に回しているからなんだと、なにかに書いてあった。
金融とは金属を融かすことかとわたしは思っていたくらいだから、なんのことかまったく知らないが、それではストライキしても、ぜんぜん相手にならないなあ。
それがなくてもオイルがいつかは高くなって困ることが起きる思ってはいた。これほどに自動車を乗り回し、電気を使い放題では、そうなるに決まっている。
米つくりだって、農薬や肥料つくりにも農業機械にもオイルがじゃんじゃん使われていて成り立っているのだ。 真冬のきゅうりやトマトは、オイルを食っているようなもの。
要するにわれわれにできることは、オイルを何とか使わない方向にするしかなさそうである。生活レベルを下げるのである。需要が減れば物は安くなるのは不変の法則だろう。
真冬には真冬の野菜を食い、魚も遠くで採ったやつは食わない、レストランで残すような食い方はやめ、自家用車に乗るのはできるだけやめてバスや電車にし、歩ける範囲はできるだけ歩き、いらない電気は消し、テレビは夜12時から朝5時までは放送をやめ、とか、いろいろやることあるだろう。
ECOの上を行くせこいSECO生活の再来である。もう20年も前にはそれがあたりまえだったような、。
1960年代だったかニューヨークで大停電があったとき、その10ヵ月後に出産が多かったという都市伝説がある。
そうだ、いっそ夜間点灯禁止制にしてはどうか。おお、日本の少子化対策とエネルギー対策の一石二鳥だあ~、、。
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