少年が放火で逮捕されたというニュース。その中味はともかく、新聞によって下記のように放火建物が違うのである(いずれも「あらたにす」サイトから引用)。
読売では「アパートから出火、木造2階建て約670平方メートルを全焼」、
日経では「アパートから出火、木造モルタル2階建て計約650平方メートルを全焼」、
朝日では「共同住宅付近から火が出ていると119番通報」
これらのアパートと共同住宅にはどのような差があるのだろうか。
新聞社によって書き方が違うのかと思ったら、朝日には「隣のアパートに住む女性(26)は火事に気づいて外に出た際、」ともある。放火の「共同住宅」の隣には「アパート」があるらしい。この違いは何だろうか。
国勢調査では、アパートもマンションも共同住宅に分類されている。
2階建てならアパート、3階以上ならマンションというのも珍妙である。長屋(テラスハウスなるものもこの形式)はなんと言うのか。
不動産屋が誇大セールスのために勝手につけた奇妙な名前にしたがって、新聞屋もいちいち違えて言うからおかしくなるのだ。
1棟2戸以上の建物は全部「共同住宅」にして、2階建て部屋割り型(いわゆるアパート)とか、2階建て連戸型(いわゆるテラスハウス)とか、30階建て区分所有型(いわゆるマンション)とか、くっつけてはどうか。
●参照→くたばれマンション
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