自動車屋のニッサンである。他のビルには広告塔はないのに、これだけが突っ立っている。夜間はライトアップする。
まったくもってジャマでジャマで、9年間毎日これを眺めさせられていても、ちっとも慣れっこにならない。ニッサン製の自動車には乗らないと決めている。あれがないとどんなにセイセイするだろうか、ついでに、その向うに見える高速道路の高架構造物も邪魔である。
そこでせめて画像だけでもと思って、こんな処理をしてみた。セイセイするなあ。
●横浜関外某所の風景
さて、数日前からその広告塔に覆いがかかっていたが、今日それが取れたのをみたら、おお、広告塔が撤去された! う~ん、セイセイしたぞ。よかったよかった。
でも、まてよ、ビル全体に覆いがかかってるなあ、まだ工事は終っていないのか、ということはビルを改装してもっとでかい広告塔を建てる気かなあ。
それともビルを壊して、もっと高いビルに建て直すのかしら、う~ん、そうなったらやりきれないなあ。引っ越すしかない。自動車屋は風景について鈍感というか、まったくもって風景破壊屋である。
自動車の野外展示の売り場のなんと汚らしいことよ、どこの展示場でもひらひらと幟や旗や造花が軽薄に舞っていて、人目を引くのだけが目的らしいが、完全に間違っているのに気がつかない。あれでは商品の車も安物にしか見えない。
どこの安売り量販店の屋外駐車場も、殺風景とはこのことだというばかり。なぜ樹木を植えないのか。
自動車の普及が、日本の風景を壊した大きな原因である。
あのスピードで動く人々に何かを見つけさせるためには、周囲といかに関係ない形や色を出すか、そればかりが広告のデザイン原理となった。
それを見ている方も、次第に鈍感になってきたらしい。だから破壊風景が広がるばかり。
広告物ばかりか、建築デザインもそうなった。 その結果の典型的な破壊風景が、郊外のバイパス道路周辺の風景である。泣きたいほどひどい汚なさだ。
あまりひどいので、そのコレクションをしている。
●日本全国醜い風景アルバム
●日本全国醜い風景アルバム
さて、東日本大震災の復興後の風景はどうなるのであろうか。自動車時代にふさわしい汚ならしい風景の再生復旧になるのであろうなあ、、、。
●風景の自然・景観の都市
http://homepage2.nifty.com/datey/keikan/index.htm
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