数日前の新聞に、福島第1原発から降ってくる放射能を避けるために、葛尾村では「外国からのミサイル攻撃に対処する避難計画」によって村民が疎開をした、とあった。
えっ、そんな計画がそんな田舎の町にもあるのか、ギョッとして不気味な気持ちになった。
それからその不気味さが、心の中に広がるばかりである。
で、ネットでそのキイワードで調べたら、なんと「国民保護法」なるものがあって、これに外国から攻撃を受けたときの対処方法があり、そこに避難のことが書いてあるのだ。
●参照→国民保護法サイト
http://www.kokuminhogo.go.jp/arekore/shikumi/hinan.html
あの村の人たちもそれによって避難したのかあ、知らなかったなあ、平和ボケになっているのかなあ。
わたしの住む横浜市でもやっているんだろうか。
なにか国家的・国際的陰謀が裏にあるのだろうか、なんだか怖くなってきた。
考えてみれば津波がなくても、どこかからミサイルが飛んできて原子力発電所にドッカーン、今度のようなことは起きるんだろうな。
核弾頭が乗っていなくても、原発を狙えば原爆を落とすのと同じ効果になるんだなあ.
ならばミサイルはどこへでも飛んで来るだろうから、日本列島は原爆列島なんだよなあ。
原発のない沖縄だけが安心だ。
と思ったけど、ミサイルが狙うのは軍事基地だろうから、あそこも安全じゃないなあ。
あ、ミサイルじゃなくても飛行機が事故で墜落してきたら、これはどうなるんだ。
もう考えるのが嫌になってしまう。
まさか、それは杞憂です、とは言われないだろうなあ。
杞の国の人たちは、天がおちてくると心配して笑われたが、福島原発には本当に天が落ちてきたのであった。
これはやっぱりミサイルを打ってくる外国をやっつけようって、そう思うものだろうか。
それとも原発をやめようと思うものだろうか。
福島以外の原発のある市町村では、目先の金ほしさに原発廃止に抵抗しているようだが、そういうものでよいのだろうか。
戦争、核兵器、兵器産業、原子力業界、原発、これらがつながっていて、国民保護の建前で大震災対応と戦争対応とが巨大収益事業として連動しているとしたら、これほど不気味で怖いことはない。
エネルギー革命を言う菅直人さんが、総理大臣の座から無理矢理引きずりおろされようとしている現在進行の政治劇は、じつは裏にはそんなことがあるのかと、勘ぐってしまう。
浜岡原発停止の要請をするにあたって、事前にこれがもれると絶対に反対されて出来なくなるから突然にやったのだと、菅さんがあのときにいったと、その当時の新聞記事に載っていて、こんな正論に一体誰が反対するのだろうと不思議に思った。
ところが、そのころから急に新聞論調が「菅やめろ」の雰囲気になってきたので、変だなあ、何か裏がありそうだと勘ぐっていたのだ。
それは、そういうことなのかあ、あ、いや、考えすぎなんだろうか。
(追記 110731)
今朝の朝日新聞に、「原発への攻撃、極秘に被害予測 1984年に外務省」の見出しで、もしも日本国内の原発が攻撃を受けて、原子炉や格納容器が破壊され全電源喪失で大量の放射性物質が流出したら、最大1万8千人が急性死亡するという研究していたが、反原発運動の拡大を恐れて、報告書を公表しなかった、と書いている。
やっぱりなあ、日本は原爆はないというが、原発はいつでも原爆に化けることができるんだなあ。
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