特に仕事をやめてからは、郵送でやってくる紙は、150枚くらいの年賀状が9割以上を占めている感じである。
仕事をしている頃は、年賀状が300枚くらいは来たし、こちらも250枚くらいは出していた。わたしはフリーランスなので仕事を徐々にやめていったのだが、それにつれて出す枚数を絞っていった。
更に2009年からは年賀状を出すのをやめて、2月頃に寒中見舞いにしたら、来る年賀状も150枚くらいに減った。寒中見舞いにしたのは、喪中の葉書をいただいた方にも挨拶できるからである。
今年の寒中見舞いは85枚にした。これからも年ごとに次第に減っていくだろうから、これはもう立派な「終活ゴッコ」である。
最近7年分のいただいた年賀状を、なんとなく保存していた。これを捨てることにした。まずは一枚一枚の住所等を、PCに保存してある住所録と照合して、必要な訂正をした。
3年ぶりくらいに住所録整理をしたら、削除する名前もたくさんあった。死亡者である。こういうのをまとめて削除するのは、あまり気分がよくないものと知った。
そして全部の年賀はがきを、ビリビリと破ってゴミ袋にすてた。なにしろ1000枚以上はあるだろうから、紙質が良いのでけっこう力が要って、手が痛くなってしまった。
1000枚以上ビリビリ破くと手が痛くなった |
それを終えて、そうだ、ついでに名刺も溜まっているから、この際にこれも整理しようと、終活モード全開になってきた。
名刺の数は、いっときは、5~6000枚はあったかもしれない。これままでに整理をときどきやってきているから、今ではたぶん1000枚くらいだろう。
年賀状は一応、今年の分だけ一枚一枚点検してあとは見ないで捨てたが、名刺については、最近のものを中心に100枚ほどに絞って、あとはざっと見て捨てた。
名刺整理箱に100枚ほど残した |
昔の名刺は、黒文字で縦書きがほとんどだったが、次第に横書きになり、色刷りになり、写真が入ってくる。
わたしは90年代から、外から支給される場合は別として、自分の名刺はすべて自分で、PCとプリンターで作ってきた。だから、気分でしょっちゅうデザインを変えている。
わたしはいただいた名刺に、その日付と場所、紹介者などを書き込んでいるから、もしも自伝を書くならこの名刺がある役立つだろう。
名刺のデジタル化は本よりも簡単だから、やろうかとふと思ったが、まあ、もういいやと、思いきって捨てたのである。デジタル化は、スライドフィルムだけでいまは手いっぱいである。
わたし自身の昔からの名刺も何枚も出てきた。最も古い名刺には、1965年と書き込みがある。東京の地名になっているから、その頃に東京に転勤したのだろうか。
もっとほかの重要肩書名刺もあったような、、左上が最古、右下が最新 |
最近は名刺を使うことがほとんどなくなったので、それはそれでなんだかサミシイ。まあ、名刺を使うことがなくなるということは、「終活ゴッコ」が順調に進行しているということであろう。
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