高速道路ジャンクションの地面レベルと高架レベル |
ご隠居:こっちの歩道橋に行こうか、あそこに子供の遊び場があるよ。
熊:え、あんな周りが駐車場と高速道路の遊び場じゃあ、空気がよいはずがないでしょ、よくまあ、あんなところに作ったもんだ。
駐車場と高速道路に囲まれた子供の遊び場 |
熊:このジャンクションはかなり広くて、広い駐車場もあるから大きな樹木をたくさん植えて森の中の駐車場にすれば、なんとかなるように思いますが、どうなんですか。
隠:それはいい考え思うけど、じゃあ、その北東の広い駐車場に行って、現実を見ようかね。ほら、ここだよ、むこうの高速道路の下のほうまでも駐車場だよ。
熊:ウワッ、こんな広いのに樹木が一本もない、これは砂漠ですねえ、暑いなあ、ヒドイねえ、どうして樹木を植えないのかなあ。
隠:わたしもそう思うよ、森の中の駐車場にすればいいのにねえ。あの高層住宅も森の中に立ち上っていれば、すこしは見栄えもよいだろうに。
熊:高架の高速道路も並木道にするってどうでしょう。
隠:そりゃあいいね、できないことはないだろうね、車道の両脇に植樹帯を設ければいいよね。技術的には可能だろから、やる気とおカネだけだね。
熊:じゃあ、金かけずに直ぐできるのは、高架の柱の根元から上まで緑の蔦を繁らせることですよ。最近は建物で壁面緑化ってやるでしょ、あれですよ。
隠:それならすぐできるな、この殺風景な高架が緑に覆われるといいねえ、あそうだ、一部にそうなってるところがあるよ、こっちだよ。
熊:なるほど、この柱一本だけって、ケチですねえ。こっちの鉄道高架も良く見ると、いまは枯れてるけど、かつて蔦で覆われていたらしいですね。その方が情緒あったのに。
隠:なんとも殺風景極まるジャンクションの街だけど、ジャンクションの北西に接する三角の公園だけが緑だね。
熊:ああ、ここですか、緑が多いですねえ、ほう、入り口に扉があって、9時から17時まで開園と書いてあります。夜は締まる公園は珍しいですね。
隠:うん、よくは分からないが、たぶん、直ぐ近くにドヤ街があり、かつては野宿人もおおぜい居たから、それを締め出すためかもしれないなあ。
熊:高速道路側に常緑広葉樹をもっと密に植えると、騒音や排ガスを少しは防げるのになあ。今のこれは落葉樹だからなあ。
隠:人間を締め出すよりも、騒音と排ガスを締め出すように、高速道路を取り巻くように森にしたらいいのにねえ。特に駐車場に樹木がほとんどないのは、けしからん、森の中の駐車場にすればいいにねえ。
広大な駐車場を森の中にしてくれると山手の緑と対抗できるかも |
隠:それは学校だよ。
熊:え、こんな騒音環境に学校ですか。
隠:じゃあこんどはその学校を見に行こうか。
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