とうとうキャノンプリンタの奴が悶絶し動かなくなった。まさかコロナで頓死じゃあるまいな。
「廃インク吸収パッドが満杯なので販売店に修理を頼め」と、遺言がコントロールパネルに表示、ほほう、尿漏れ小便で襁褓がびしょびしょ、ついに尿毒症で悶絶、襁褓を取り換えろというのだ。
まったくもお、これまでこれでもう3台もプリンタ買い替えしたぞ、だって、その修理代が新品買うより高くつくんだもの。
プリンタ屋の買換え強要戦術って汚いぞ、だってもったいないよ、他はどこも悪くないんだものなあ。襁褓交換修理代金を13000円も取る一方で、本体を安くして買い替えさせる、そして高いインクを買わせて儲けるという、あくどさ。
こちらだって、負けないように100円インク詰め替え防衛作戦で対抗してきた。でもそのインク尿漏れで印刷を停止させるんだもんなあ。
●初めて買ったエプソン製だが、
悶絶したキャノンプリンタMG3630は2年半前に6500円で買ったのだから、13000円も修理代に払うならプリンタを買い替えるほうがよい。買った近所のエディオン電器店でいろいろ見て考え悩んだすえに、9800円のエプソン製品プリンタEW452Aを選んだ。
尿漏れ悶絶キャノンプリンタを店に持ち込んだら550円で引き取ってくれて、新品をもちかえった。インクを1割引きするというから、それも買った。これには100円インクを使えるのかしら。
2020年3月20日にやってきたEpsonEW-452A |
それでもエプソン製品を選んだ理由は、同じキャノン製品をネットで探すと買ったときは6500円だったのが今や不思議にも2万円以上しているし、同機能のものはどれも高かったからだ。
そして本を作る趣味のために買うのだから、必須の自動両面印刷機能つきではこれが一番安価機種だったからだ。念のために店員に、キャノンと同様の冊子印刷機能があるかと確かめたら、あるというから決めた。これが後で苦労の種になるとはねえ。
そしてもうひとつの理由は、交換式メンテナンスボックスという名の、使用者が自分で交換できる廃インク箱があるということだ。これまでキャノン4台もおしゃかにさせられた廃インク襁褓取り換え問題から、ついに逃れられるらしい、、本当かな?
メーカーも廃インク問題のクレームにようやく対応するようだが、キャノンにはその機能はまだないらしい。
●肝心の冊子印刷できないぞ
さて持ち帰って早速に、あれやこれやと面倒なセットアップ作業を乗り越えて、では、わたしがプリンタを持つ唯一の目的の冊子印刷にとりかかった。
これまでキャノンプリンタで印刷していた冊子印刷用A5判文書ワードファイル原稿を印刷しようと始めた。だがエプソンのやつは、用紙の大きさが違うとか、メモリーが足りないとか、同時にできる機能じゃないとか、生意気にもあれこれいちゃもんつけてきて、ちっとも冊子印刷してくれない。マニュアル読んでもわからない。
あの店員の奴はできるといったから買ったんだぞ、どうしてくれる、ぷんぷん。
しょうがない、店に行って聞こう。店にはプリンタ係がいて対応してくれる。冊子印刷できるというから買ったのにできない、どうにかしてよと頼んだ。
ところが、冊子印刷ってなにかを知らないというので、それを教えることから始めた。なんだよ、何がプリンタ係だよ~。
店員はちょっと待てと店の奥に引っ込んで、しばらくしてマニュアルのリーフレット印刷方法のページをコピーして持ってきてくれて、こうすれば冊子印刷はできますという。
実はそこに出ていることは既に見て知っているが、それによってもできなかったのだ。
とにかくエプソンではリーフレットという冊子印刷できることはわかったが、肝心のプリンタが言うことを聞かないんだ、とかいろいろ話してもラチあかないので、もう一度試してみて、わからないとまた電話しますと言って帰ってきた。
クレーマーにみられないように注意して、ハイテク無知困窮老人を演じた。
でも、次の日にうちでやっても同じことばかりで冊子印刷できない。またそのプリンタ係店員に電話して、もう一度訪ねるから教えてくださいというと、PCとプリンターを持ってこい、そして講師料3000円という。
おいおい、1万円もしないものの使い方を教えるのにそれは強欲だろ、じゃあ、この電話で教えてよというと、原稿のA5判がいけないのかもしれない、A4判に書きなおしてやってみてはどうかという。そんな数百ページものファイルを書き直すなんて面倒すぎる、そもそもキャノンにできてエプソンでできないとは何事か、いや、メーカーにより違いますから、とあれこれ話すも、先方も知らないことらだから解決しない。
大いに腹が立ったが、もう疲れたのであきらめて電話を切った。やれやれ、寝よう。
●急転自主解決に持ち込んだぞ
そして3日目、頭を冷静にして、こうなりゃ貧者の百科事典のネット検索で方法を見つけるしかない。冊子印刷、A5判、A4判、リーフレット印刷などのキーワードで検索始めたら、意外にも気が抜けるほど簡単にわかってしまった。
そこに書いてあるように、ファイルレイアウト設定をして印刷したら、見事に冊子印刷ができて急転解決、この3日間の悩みは何だったのだ、われながら大感激、ひとりで拍手してしまった。
実はプリンター操作しなくても、ワードファイルのページレイアウト設定で冊子印刷する方法があるのだった。https://getnavi.jp/business/58554/
店員はこんな簡単な方法も知らないで3000円も取ろうって詐欺だぞ、あ、そうだ、これを店員に教えて3000円とってやろうかな。
しかし、キャノンではこのような元原稿ファイル設定でなくても、普通にA5判原稿で、プリンターを冊子印刷指定すれば普通に印刷できた。
しかしエプソンでは、ファイルのページレイアウト設定を一部変更する必要があるので、これまで作ってきた本づくり趣味のA5判原稿の全部について、若干手間どるその作業をしなければならないし、やり方によってはレイアウトが崩れる恐れもありそうだ。
まあ、一度にやらなくても印刷するときにやればよいのだが、忘れそうである。
さてこれで本づくり趣味をつづけることができるぞ、ことしも山岳部仲間の冊子を作るかな、幼なじみ歌人の歌集をつくるかな、。
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