2020/12/02

1505【言葉の酔時記】デジタル庁って略称「出痔庁」かしらね「血出痔」っての思い出した

  新政権の目玉政策は「デジタル庁」なる役所を新設するという。デジタルとはdigitalのことらしいので、英語辞書で調べよう

digital
【名-1】デジタル(式)◆【反】analog
【名-2】(ピアノやオルガンなどの)鍵盤、キー
【名-3】デジタル時計[計器]
【形-1】デジタルの、デジタル(式)の、計数型の、数字の
【形-2】指の、指先の、指で動かす、指状の

digitalize/digitize
【他動】デジタル化する、2値化する

 わたしがあれこれ推測するに、この役所は中央政府の行う数々の仕事を、コンピューターが処理できるようにするのが仕事ってことらしい。紙情報を電子情報にするってことらしい。
 ということは、政策そのものではなくて、処理方法というか用具を変えることらしい。何だ、それだけのために役所を作る必要があるのか、と考えるが、必要なんだろうなア、情報公開後進国は情報処理後進国だからなあ。
 そうか、用具を変えると政策そのものに影響を及ぼすことがあるだろうしなあ。

 カタカナ表記の役所は、中央政府では最初だろう。「デジタル庁」って、なんだか誤訳のような気がするが、日本語だとすればこれでよいのか。
 英語で言えばdigitize(or digitalize)、すなわちデジタル化である。だから少なくとも「デジタル化庁」というべきのように思う。
 庁はagencyなので、デジタル庁の英語表記はまさかそのままdigital agencyではあるまい。agency of digitization となるのだろうか。

 ただねえ、デジタル庁ってのは、語感がどうもねえ、略称はデジカメと同じで、「デジ庁」となるのだろうねえ、すなわち「出痔庁」なんだねえ、ちょっと以前に「地デジ」、そう「血出痔」ってのがあったよね。
 もしかして官邸あたりの官僚に、ヘンに語感の鋭いお方がいて、おもしろがって珍語感用語をわざと使ってるのかなあ。(20201202)

0 件のコメント: