来る日も来る日もコロナコロナとて、とにかく世間との付き合い絶てという。
そうでなくても年寄りは世間が狭ばまるので、せいぜいネット社会に世間を見いだしている日々なのに、そのコンピュータが故障を起こすと、孤立するばかりとなる。
大学同期生たちのうちで40人くらいが、ML仲間である。若い奴らならフェイスブックとかツイッターなどのSNSだろうが、老人は今だに電子メールである。
あれこれと情報が行き交うが、先日は仲間のMがコンピューターが遅いとの故障相談、それに応じたのがK、Mとの間にあれこれとメールが行き交うの仲間たち誰もが見物していた。やがて復旧に成功したとのメールが流れた。
これの一部始終を横から読んでいたわたしも、ダイナブックノートPCの不調が気にかかる日々であったので、これを何とかするかな、と思いついた。
このノートPCは、2012年に購入したWindows7を、この正月に10にバージョンアップしたものである。それからは最初の立ちあがりが遅い、途中の反応が遅い、画面がなんだか白っぽい。ディスククリーンアップしても治らない。
Mの故障は初期化したのが原因とのこと、そしてそれによる障害は治ったらしいので、わたしもその初期化なることをやってやろうと考え、ネットでその方法を読んだ。
Mにできたのだから俺だってできるはずと勝手に思い、エイやっと初期化の作業を開始した。初期化作業ってのはなんと時間がかかることよ、寝る前に開始してコンピュータ君はひとりで深夜作業をやっていた。
朝起きて期待しつつ立ちあげたら、幾分早くなったような、画面もちょっとはきれいになったようなと、ちょっと喜んでいた。
だが、しげしげと観察すると、ぎゃあーッ、大変だあ、ワードがなくなってる。これないと本作り趣味が不可能だ。ぎゃっ、プリンタードライバーがないっ、いよいよ本づくり絶望。なんだよー、そんな副作用があるのかあ、書いてなかったぞ。
他となるとに消去されたアプリケーションだってたくさんあるに違いないと調べると、あるある、ひどいひどい。
初期化するとは最初の姿に戻すことだろうから、購入後にこちらで入れたアプリケーションは消えてしょうがないとしても、購入した時から入っていたオフィスが消えるとは、実にけしからん、マイクロソフトのバカヤロ。
しょうがないので買ったときについていたオフィス復旧用DVDをつかい、インストールにとりかかった。ついている指示書に従い、指定のプロダクトキーを入れると、DVDは動き出したので、うれしや、、、ところがすぐに停止、このDVDは違うと言ってくる。
そんなことないよ、買った時についていた純正品だよ、再度やるけど動かない、再々度やれど動かない。
しょうがないから上記の同期生仲間にメールして、SOSを訴えた。先ほどMの相談に乗っていたKから親切にアドバイスメールが来た。しかし動かない、更に質疑応答メール、動かない、この繰り返しが5回くらいあった。
そしてどうやら効いたらしいアドバイスは、「PCの中にあるオフィスに関連するらしいところを徹底的に削除しろ」ということだった。
さて、それがどこにあるやら、あちこちクリックしてひっくり返して捜索したら、それらしい物を「設定」の中にいくつか発見、それらをアンインストールした。
そうやってさてまたDVDを動かす。おお、動き出したぞ、インストールしているよって横棒が出てきて、それが次第に長くなっていく。どんどんやってくれー、よかったよかった、、、えっ、いや、あーっ、また停止したぞ、こらっ。
いやいや、ここで諦めないこと、再々再々度の挑戦で動かせば、おお、さっきよりは長く動くぞ、ふふふ、イケイケー、あーっ、なんだよー、またかよー、ガックリ。
でも諦めないぞ、出直して開始すれば、おお、動く動く、いつ停止するか、ハラハラ、がんばれー、、40分くらいか、。
と、画面が突然に変わった、おお、インストールできたと言ってるぞっ、やればできるじゃん、はあー疲れた、身体は指を動かしただけだけどね。
さっそくワード、エクセルとアイコンクリック、おお、出て来るじゃん、消失からこの再現に至るまでには48時間、その間には遊びに出たりしてたが、デスクにいるときはずっとあれやこれやとつついては、がっかりしていた。とにかく諦めずにここまで来たのは、ネットで励まし続けてくれた同期生Kのおかげである。
しかし考えてみると、もとはわたしが金だして買った物がドジになったので、それを治してやろうとの善意の行為あり、しかもそっちが推奨してる方法なのに、こんな意地悪するとは、マイクロソフトのドジである。実にけしからん。
当分は消失アプリの再インストール作業に手がかかるな。こちらが喜ぶことではないく、余計な手間取らせやがって、と怒っている。
新規購入した時の綺麗な処女の身体にしてやったのに、その恩を仇で返すとは、恥知らずな奴だ。
でもまあ、ここはしょうがないから、このドタバタによって、わが頭の老化進行をいくぶんかは遅らせることができただろうと、それがよかったと思うしかない。(20201218)
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