毎年の今頃になると出てくるのが、「現代用語の基礎知識」なる本が選んだという「2020ユーキャン新語・流行語大賞」である。10点の新語流行語が選ばれている。
いつもの年のそれらについては、わたしは半分くらいは知らない言葉である。その原因はよくわかってる。わたしはTVを見ないからである。それで困っていないし、恥ずかしいくもない。世間の流行りを知ることができて便利である。
さて、今年はどうかと言えば、結論はやはり半分しか知らない。下記が今年の新語流行語である。
(○:知っている。×:全然知らない/その語だけ見たことある程度)
×「愛の不時着」
×「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」
○「アベノマスク」
○「アマビエ」
○「オンライン○○」
×「鬼滅の刃」
○「GOTOキャンペーン」
○「3密」(今年の大賞はこれ)
×「ソロキャンプ」
×「フワちゃん」
つまり、内容を知っているのは5点だけ、いつもの年と大差ない。
どんな基準で選ぶのか知らないが、10点の言葉の内で6点までが新型コロナウィルス関係であるのが、他の年のそれと比べての今年の特徴だろう。さすがパンデミック年である。
わたしなら「総合的・俯瞰的」とか、「お答えは差し控えます」ってのを選ぶ。たぶん、政治的な揶揄になる言葉はダメという選定基準があるのだろう。
でも「アベノマスク」は明らかに揶揄用語だが、選者はそう思っていないのだろう。
参考までに、これまでの毎年のわたしの新語知識レベルはつぎのとおり。
●2019年新語・流行語 (わたしの成績5点)
×「そだねー」、×「ONE TEAM(ワンチーム)」、〇「計画運休」
〇「軽減税率」、×「スマイリングシンデレラ/しぶこ」、
×「タピる」、×「#KuToo」、×「◯◯ペイ」、〇「免許返納」
〇「闇営業」、〇「令和」
●2018年新語・流行語 (4点)
×「そだねー」、×「eスポーツ」、×「(大迫)半端ないって」
×「おっさんずラブ」、〇「ご飯論法」、〇「災害級の暑さ」、
〇「スーパーボランティア」、×「奈良判定」
×「ボーっと生きてんじゃねーよ!」、〇「#MeToo」
●2015年新語・流行語 (6点)
×「トリプルスリー」、○「爆買い」、○「アベ政治を許さない」
×「安心して下さい、穿(は)いてますよ」、○「一億総活躍社会」
○「エンブレム」、×「五郎丸(ポーズ)」、○「SEALDs」
○「ドローン」、×「まいにち、修造!」
●2014年新語・流行語 (2点)
×「ダメよ~ダメダメ」、〇「集団的自衛権」、×「ありのままで」
×「カープ女子」、×「壁ドン」、〇「危険ドラッグ」
×「ごきげんよう」、×「マタハラ」、
×「妖怪ウォッチ」、×「レジェンド」
●2011年の新語・流行語 (7点)
〇「帰宅難民」、〇「絆」、×「こだまでしょうか」、〇「3.11」
〇「スマホ」、〇「どじょう内閣」、×「どや顔」、
〇「なでしこジャパン」、〇「風評被害」、×「ラブ注入」
●2009年の新語・流行語 (5点)
〇「政権交代」、×「こども店長」、〇「事業仕分」、
〇「新型インフルエンザ」、×「草食男子」、〇「脱官僚」
〇「派遣切り」、×「ファストファッション」、
×「ぼやき」、×「歴女」
こうして並べると、それなりに世相を示していて興味深い。毎年の成績は5点前後だが、2014年が極端に成績が悪いのは、たぶん、テレビ番組出自用語が多いのだろう。
(20201202)
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