もうこうなったら、東京オリンピック開催反対運動を成功させるには、東京都民たちが積極的にコロナに感染して、医療パンクにするほかはないだろうなあ、え?
●コロナの状況
昨日までの世界、日本、東京のコロナの状況を載せておく。
●宣言する人を替えたら効果あるかも
どうやら、政府はオリンピックやるって決めたようだ、いや、主催者や政府は、そんなこと前から決まっていた、と言うだろう。 でもねえ、実のところはいつ辞めると言うか、裏ではあれこれ思案交錯していたに違いない、常識的には。 とにもかくにも、引き返すこと不能に思える状況の日が靴ことを待っていたら、なんとまあ緊急事態措置適用下で開催という、覚悟の開戦になっちまったらしい。ドジなことである。
わたしは見世物スポーツ嫌いだから、実はオリパラに全く興味ないのだが、ひとつの国際的ドタバタ事件として、ここに経緯を書いておくことにする。もちろんコロナ大流行の中で強行する社会的事件としてであり、スポーツ記録ではない。
こうまで無理を重ねても開催しなければならない、いや、開催させられてしまうのは、よほどの裏事情があるに違いない。国際陰謀小説を読んでるような楽しみがある。そうだ、ゴルゴ13にでも頼めば、やめる方策があるかもなあ、ウン。
世間はアレコレ言っているが、政府は予定通りに2021年7月23日に東京オリンピックを開幕するらしい。
そして世間はアレコレ言っているが、政府は予定とは違って新型コロナ感染拡大に伴い、東京オリンピック大会は開催関係区域に、コロナ対策特別措置を適用することにした。
正確に言うと、東京都には新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条による「新型インフルエンザ等緊急事態措置」区域を適用し、神奈川・千葉・埼玉各県の主要都市には同法第31条の4による「新型インフルエンザ等まん延防止等重点措置」区域の適用をすることにした。
これって、2段構えのコロナ対応措置で、一段目が「まん延防止重点措置」であり、2段目が「緊急事態措置」であろる。ならば「緊措」と「まん措」と略称すればよかろう。
それに「緊措」の適用は首相が公示するのだが、特措法にはそれを適用開始の時は「新型インフルエンザ等緊急事態宣言」、そして終了するときも「解除宣言」と大時代的に書いてある。
でもなあ、宣言するあの人がねえ、あの言語表現に何か異常というか無気力と言うか日本語知らないと言うか、そんな首相の宣言なんて、権威とか信用とか皆無だから効き目がない。東京では宣言を出したりひっこめたりもうこれで4回もやっている。要するにコロナに振り回されているだけで、先見的政策が無いことが見事にばれているのだ。
●あれまあワクチン品切れかよ
加えて、あれほどにもヤレヤレと煽り立てたワクチン、もう種切れだと言うのだから、いったいどういう政策かと、そのあまりのい加減さにだれもが呆れている。
マスメディアも宣言また宣言と書いたり言ったりしているが、このへんでやめた方よいだろうに。
オリンピックやるから「緊措」とか「まん措」とかを開催地域に適用して万全を尽くそうというのではなく、実はその逆で、コロナ大変区域はオリパラがあろうとなかろうと厳然と存在し、そこへ無理矢理にオリパラが乗り込んで来る、という順序なのだ。
つまり、コロナ流行の危険地域であるのに、感染や死亡の危険を顧みずオリパラが来るのだ。乗り込んでくるオリパラ関係者に危険はもちろん、当然に感染症という性質上、乗り込まれる区域の住民や就業者や来街者などの第3者にも危険をもたらす。
だから世間ではオリパラ反対の声は大きくなっているようだが、事実は予定通りに進みつつある。ただし政府や主催者が何も対応しないで予定通り開催ではなくなって、規模縮小作戦と関係者バブル作戦をやるらしい。
詳しくは知る気もないが、その対応のいくつかは、とにかくこの大イベント参加者数を少なくするらしい。多くなればなるほどリスクは高まるから、主催者側の関係者や競技者数を絞り、見世物観客数を絞るらしい。
わたしの住みかの横浜あたりには、いったいどれほどの人数の選手やら関係者が、外国産コロナを土産にやってきて、日本産コロナを土産に帰っていくだろうか。
バブル作戦とは、オリパラ関係者を宿舎と競技場とその間をつなぐバスに閉じ込めて、第3者と絶縁するのだという、獄舎方式運営である。なんとも正直なネーミングである。泡だからすぐにパチンと破裂して、中にあるコロナをまき散らすだろう。
わたしの住まいから800mほどのところにもオリパラ会場があるが、持ち込みコロナはこのあたりまで飛んでこないのだろうなあ。
とにもかくにも観客をゼロにするらしい。見世物スポーツは見物料金を取って稼ぐのだろうに、これで開催可能なのだろうか。当然スポンサーとかTV放送屋など商業資本からのカネと、日本国民が納める税金とが、その興行を支えるのだろう。全然興味ないわたしも税金で支援させられるんだ。バカにするな。
見世物スポーツに現場観客がいないってのは、競技者にとっては罰ゲームをやっているようなもんだろう。いや、テレビやネットによる現場にいない観客でも、見世物スポーツ屋って、やりがいあるものだろか。まあ、火事場で宴会の見世物だから、罰を受けてもらいましょう。実際にコロナ感染という罰が付くかもね。
あれは1カ月ほど前だったか、首相の専門家ブレーンの尾身さんが、国会で「緊急事態措置適用下で開催はありえない」と答弁していたのに、無視しても無理矢理開催である。
●東京オリパラは対抗的記念碑になる
東京のコロナ感染者カーブは、いまは第5波を上りつつある。だからこそ「緊措」なのだが、オリンピックが原因でコロナ大流行となる危険は十分にありうる。
それを承知でオリパラ開催して患者死者が出たら、その責任はとるのかと、昨日の首相記者会見で質問に首相は責任取るとは一言も応えず、ただただ安全安心にやると読経。
アへさんがそうだったように、たとえ責任取ると口で言っても、言うだけであるともわかっている。宣言しても宣言しても国民が軽んじてしまう頼りなさも無理はない。ナサケナイ。
今回の4度目の東京「緊措」適用で、飲食店への規制強化が長引くし、さらに強化するらしいが、オリンピックという大宴会をOKしておいて、飲み屋を実質的に閉じろと言われても、じゃ、オリパラはなぜ良いのだと開き直ることができる。
とにかくこれで、オリンピック開催の意義は、「パンデミック祝祭大愚行」という、後世への警鐘となる世紀の対抗的記念碑を打ち立てることにはなるだろう。結果として無事に終わっても、惨事になっても、。
それにしてもこのドタバタ騒ぎにつき、主役たるオリパラ出場アスリートたちはどう考えるるのだろうか。SNSやネットニュースにも新聞にも一向に声が聞こえない。何にも考えず練習だけのノーテンキか、ひたすら競技やりたいだけのバカか。
なんだか卑怯な人たちに思えてならない。何か言うと叩かれるからか、でも、あんたが主役なんだろ、なんとか言ったらどうだ。(2021/07/09記)
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