●チャイナコロナ<ゼロコロナの行方>
隣国チャイナはコロナ発生国として2018年末の初動機には、強権的な手法でコロナ撲滅政策を実行して目覚ましい抑え込みに成功した。リーダーのシイチンピンだからこそのゼロコロナ政策だ。
ところが今になって上海を中心に大流行再開、当然に徹底的市民生活規制ロックダウン実施中だが、あまりの厳重な閉じ込め規制に市民たちから苦情が出ているらしい。
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上海でコロナ感染者隔離施設のために集合住宅接収に対し抗議活動する住民と警官の争い |
1950年代だたか食糧増産のために、稲穂を食う害鳥のスズメ退治を政策として全国規模でやった。それは農民たち総出でバケツをたたいてスズメを飛び続けさせ、疲れて地上に落ちたところを一網打尽に捕まえ殺したという。
ほぼ絶滅に至るほどスズメ撲滅に成功、これで豊作と思ったら、逆に大凶作になり餓死者が大量に出た。それはスズメを天敵としていた昆虫類が大発生繁殖して、稲を食い荒らしたからだった。慌てて政策変更してソ連から大量のスズメを輸入して、元に戻した。
さて上海のゼロコロナ作戦に成功して、大陸チャイナからコロナが消え去ったら、どうなるのだろうか。よく知らないがウィルスなるものはあれやこれやと、人間に住み着いていてなにか役割を果たしているとかだから、コロナと一緒にウィルスみな殺しにしたら、スズメ退治みたいな事件が起きるのかもしれない。
もっとも、上海では人間の抵抗で、無抵抗スズメのようには行かないようだ。
●ウクライナコロナ<戦争パンデミック>
ウクライナではロシヤ来襲による戦乱でコロナ対策はどうなっているのだろうか。それどころじゃないのが実情のかもしれない。
ウクライナのコロナ感染状況をネットで見たら、なんと2月末頃から感染者も死者もゼロである。まさにゼロコロナが起きているが、とうぜんにそうではあるまい。統計をとるような状況に無いのが実情だろうが、いっぽうでコロナ対策は戦争で置きざりなのかと思う。
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ウクライナでは戦乱以来の感染者統計はないようだ |
ウクライナで戦火を逃れて脱出した人たちは400万人を超えて、戦前人口4200万人の1割に相当する。これは日々増加するだろう。これらの中には当然のことにコロナ感染者が多くいるに違いないが、どのように受け入れ側の地で対策しているのだろうか。
混乱の中で適切な予防や治療ができるとは思えないが、そのために感染と死亡の拡大になる恐れは十分にあるだろう。戦争は疫病を蔓延させるに違いない。プーチンはそれを狙ったか。
●ニッポンコロナ<第7波突入の気配濃厚>
ネットのコロナ感染者数変化のグラフを見ると、日本ではどうやら第7波への気配が濃厚である。日本全体の傾向は、第6波からじょじょに下がっては来たが。下がり切らないまま途中から登り方向へ引き返しつつある。蔓延がまた始まっているが、これでよいのか。
引き返し波の勾配は、地域によっては明らかに第7波に見えるから、そのうちに全体の波も急になって来るに違いない。とすれば蔓延防止重点措置区域の適用を、すべて解除した政策は大間違いであったことになる。だって明らかに蔓延が拡大しているのだから。
これが間違いでないと言うなら、もうコロナに罹っても一向にかまわないという方向に政策転換したことになるが、そうなのか?
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日本全体のコロナ感染者数、徐々に確実に増加へ |
では、それで第7波になっても、今のなし崩しダラダラ対策のままでよいのだろうか。マスクしてればよいのかしら、ワクチン4回目をまた打つのかしら。
これまでの波は、一度は底まで落ちてから上昇してきたのに、今の波の上昇はかなり高い位置から登りだしているから、頂上はこれまでよりはるかに高くなるような気がする、コワイ。
狂歌<日本第7波の気配>
こりゃコロナこちらはゆっくり後にして
急ぎ攻め込めクレムリンへ
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『コロナ大戦おろおろ日録』
『戦争の記憶』
『伊達の眼鏡ブログ』
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