2022/04/01

1613【花見の季節到来】桜の下で花見酒の話題が疫病と戦争という不幸な春

●花見とコロナ

 桜の花が満開、30日午後は近くの野毛山公園に友人たちと登って花見宴会、そのあとは大岡川まで下って川岸の桜見物、その後は伊勢崎モールの居酒屋で久しぶりの飲み会で、すっかり酔っぱらった。なにしろ去年暮れの忘年会以来の飲み会だから、たった3杯で酔ってしまった。

 それにしても花の下で飲みながらの話題が戦争と伝染病だから、なんとも不幸な春というか時代である。わたしは15年戦争さなかに生まれて、死ぬ時も第3次世界大戦下なのだろうか、巡り合わせが悪すぎる人生だ。
 こうなれば、願わくは花の下にてこの春の望月の頃に死にたいものだ。

 折も折、今朝の新聞に白幡洋三郎さんの訃報が載っている。今、机上に白幡著『花見と桜<日本的なるもの>再考』を出している。この著書で面白いのは、日本人が大好きな桜の花見宴会という行為を、外国人はしないことを発見したとあることだ。大勢集まってあの咲き誇る桜の花の下で酒宴をするのは日本人だけだそうであるのが、面白い。

 去年も一昨年も公園での花見禁止だったのが、今年は推奨はしないもののなんとなく緩和というか、お目こぼしの感がある。
 それはもちろんコロナの流行への対応が、そうさせるのだろう。だが、それも何となくおかしいのは、実はコロナの第6波は、まったく落ち着いていない現状なのに、マンボウも緊急事態も適用されないのはどうしてなのだろうかとの疑問が付きまとっているからだ。




 日本全体の感染者数も死者数も、ピークから下がってきたとは言っても、第5波よりも高い位置にいるし、更に困るのはこのところ数日は感染者数の波がまたもや上むきになりそうな気配であることだ。
 なんだかよく分らないが、ワクチン普及でコロナとズルズルと同居するのだろうか。もう風邪並みにかかっても死ぬ率が下がったからよいのかしら。

●プーチン戦争の行方が見えない

 どうもプーチン戦争に世界の話題が引きずられてしまい、コロナが後回しになったけれど、問題は解決していないような気がする。ウクライナのコロナ統計を観たら、戦争開始以来図戦車も死者もゼロになっているが、もちろん現実はそうであるはずがない。治療さえできないのに統計を取ることなどありえない現実に暗然とする。
 ウクライナでは戦争が終わるとコロナ爆発の危機が待っているのだろうか。


3月末のプーチン戦争状況

 そしてまた戦争も、終わりそうで終わらないのは、ミニコロナの感もある。ウクライナ侵略のロシアは、いったいどのように出口を計画しているのだろうか。さっぱりわからない。
 SNSに登場する現地の動画など、これまでとは違う生の戦争情報が家庭に流れる。なんだかえらく古めかしい兵器による戦争と超先進的な情報戦争とが交錯しているようだ。このような情報時代の戦争と政治はどのように動くものだろうか。

 ロシアへの経済制裁の影響が、制裁を行う西側諸国にもじわじわと響いてきて、世界的な物価高になっているらしい。それが不安定な世界情勢をあちこちに作り出して、新たな戦争を生み出すのではあるまいなと、心配になる。 (20220401)

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