2022/04/15

1616【プーチン大戦おろおろ日録】コロナ大戦も止まぬうちに新たなプーチン大戦が重なり続くとは、、

  早く終わるかと思った戦乱が長く続きそうだから、今日からこの「伊達の眼鏡ブログ」に『プーチン大戦おろおろ日録』なるカテゴリーを新設した。『コロナ大戦おろおろ日録と双璧であるのが、何とも悲しい。
 ついでに紹介するが、わたしのブログには「戦争の記憶」というカテゴリーもある。これは第2次大戦の記憶を伝えるための、わたしの経験の記録である。 

 ウクライナで起きたプーチン戦争は、開始から1カ月と20日、停止の気配はない。侵略するロシアは首都攻略をあきらめて、東南部へ集中する作戦に切り替えたとのこと。どうやらロシア系民族の傀儡国家設立らしい。満州国か。


ウクライナの戦況(朝日新聞20220414朝刊)

ネットに流れる日本人ジャーナリストの現地情報

ネットに流れる外国人ジャーナリストの現地情報

 わたしはTVを見ないのだが、PCには現地からのネットによる情報が24時間流れて来る。この数日は、ロシア軍によるウクライナ都市攻撃による一般人の多くへの殺害が判明してきて、戦争犯罪が起きているとのニュースである。
 ネットの情報は真偽が明らかでないものも多いらしい。時には他の情報を引用してこれはニセであるという情報が登場するからややこしい。鵜呑みにしないで見ている。

 それらのニュースに接しながら、そうだよなあ1945年の日本も次々と都市空爆を受けて、全国で41万人以上が空爆死したが、これは今のウクライナと同じ戦争犯罪なのだろうか。それが犯罪として、その後にアメリカ軍が罰せられたと聞かないから、ウクライナとは違うのだろう、たぶん、。なんだかおかしい。

日本での戦争犯罪だったか 1945年8月14日小田原空襲

 でも思うのだが、いったん戦争並みの争いになると、喧嘩だから現場では何でもありになるに違いない。戦争犯罪とは、結果として戦争に負けた方が犯罪者の立場を負うことになるのは、わたしたちの国では経験済みである。
 ウクライナでもきっとそうなるだろう。もっともロシアは一度もこれを戦争とは言っていない。昔に日本が日中間の戦争を宣戦布告せずに、わざわざ事変と言ったように。

 さてウクライナではどちらが勝つのだろうか。これまでに地球上では、どちらも勝たぬままに延々と続く戦争もたくさんある。隣の朝鮮半島の南北戦争がそれであり、1950年から今に至るまで戦争中である(只今停戦中)。ウクライナもそうなるかもしれない。(参照Wikipedia戦争一覧)。

 なお重要なことを付け加えておくが、十五年戦争敗北で疲弊しきった日本が復興し蘇ったのは、朝鮮戦争の兵站基地となった朝鮮特需によるものだった。踏み台にされた半島の人々に怨念があって当然だろう。今、ウクライナ特需に沸く国があるのかもしれない。

 実は今回のウクライナ戦乱は、既に2014年に起きたクリミヤ半島併合事件の継続であるから、もう9年にも及んでいるのだ。それが今回の戦火再発である。
 形式的には当事者2国のほかは直接参戦していないが、いまや欧米や日本までも経済制裁やら武器供与やらと表裏にわたって戦争に巻き込まれ、いや自分から入り込んでいる。
 こうも露骨にウクライナを支援すると、ロシアから見れば立派に米欧日は参戦してきていることになる。ロシアが報復として北海道侵略に来るなら、それは招いた災禍か。


国連決議で見ると地球はいまロシアを巡り3色に色分けされている

 つまり、これは地球をロシア派アンチロシア派そして日和見派とに勢力圏を分けているのだ。日和見派が次第にどちらかに付くようになり、その内に明確に東西分裂対立するだろう。まったくもって「歴史は繰り返す」ものである。

現在の地球は政治体制でこんな色分けがあるのだそうだ

 わたしは日本の15年戦争の真っ最中にこの世に生まれたから、物心ついた少年時代前半は戦争末期と直後の大混乱期だった。住んでいたのが地方小都市だったので空爆(空襲)には出会わなかったが、食糧事情が極めて悪くて空腹の日々が辛かった。大人たちの愚かな変節模様も見た。
 わたしは戦争体験の最後世代だろう。それがまたもや戦争体験である。

 今般のロシアへの世界各国の対応が、国際的なエネルギー食料供給受給体制に変化をもたらし、その価格高騰が起きつつあると言う。まさに世界戦争の重大な影響である。
 エネルギーも食料も世界に対する供給国側にいるロシアは、それを見込んでの騒乱であるに違いない。それらを自給できるのはアメリカくらいなものだが、世界がこれをどう切り抜けるか、プーチンはお手並み拝見の高みの見物だろう。
 エネルギーも食料も自給できない日本は、ロシヤにしてやられているのだろう。

 このプーチン戦争のことを書くのは、実のところ実態をよく分らないし、考えるとキリもないのだが、なにか書いてかないと気が済まないので、記している。(20220415記)

参照:『プーチン大戦おろおろ日録』、
   『コロナ大戦おろおろ日録
   『
戦争の記憶

0 件のコメント: