2018/12/08

1172【鳩舎第三号2018】八重子先生!65年前の宿題を提出します

熊五郎:こんちわ、ご隠居、おや、ご機嫌良さそうですね。
ご隠居:うん、さっきね、中学校時代の先生から電話あったんだよ。
:ってことは、もう相当にいい歳のお方でショ。
:うん、90歳を12月8日に迎えるって女性だよ。はやく言えば卒寿のおばあさんだね、でも、声が若かったなあ、話してうるちに昔の中学校の先生に、また叱られてるみたいになって、いやもう懐かしい懐かしい。

:ほう、それでご機嫌なんですか。ご隠居の中学校って言えば、いつのことです?
:アジア太平洋戦争が終わって占領軍の下、1947年から戦後新教育制度が始ったね。その時に生まれたばかりの新制中学校だったね。
:おや、一応は戦前じゃないのか、で、いつです。
:入学は1950年だったね、狭い敷地に急造の木造ペラペラ校舎で体育館も講堂もない、運動場は三角で狭い、隣の鉄道線路の騒音で授業中断、なにしろ教室が間に合わなくて、1年生のときは小学校に間借りしていたよ。

:それじゃあ卒業した気にならないでしょ。まだ戦後のドサクサ時代ですね。
:校舎ばかりか教師もひどかったね、リタイアやら戦地復員の元教師やらの戦前教育の古手ばかり集めるんだが、それでも足りないと仮の教員免許を出すんだよ。
:おやおや、かき集めたり、速成の先生ですか。
:戦中は英語はなかったから教師もいなかった。だから大学に入る前の浪人の若者が仮免許で英語教師だったな。古手英語教師もF発音がヘンなので、「ヘフ」ってあだ名がついたな。

:おやおや。中学生でも教師をちゃんと見てますからね。そんな先生ばかりじゃも困るでしょ。
:2年生になって校舎もできて、戦後高等教育をうけたやる気のある若い教師たちが入ってきたな。そこにはいい先生がいたんだ。電話で話したのはそのひとりだよ。その先生をみんなが慕ったし、卒業後も慕っていまでも一緒に旅行したり、押し掛けたりする教え子グループがあるよ。わたしは卒業後に1度会っただけだけど、手紙のやり取りは年に1回くらいはやってるね。
:へ~、卒寿先生に傘寿生徒かあ、すごいジジババだなあ。

:電話を貰ったのはね、わたしたち同期の教え子たちで、中学時代の宿題を先生に提出したからなんだよ。どうだ、65年ぶりの宿題提出だよ!、すごいだろ。
:うわ、卒業して65年ですか、そりゃなんです? 
:今年は、その八重子先生が卒寿、わたしたち教え子は傘寿となり、両方の長生き記念になにか書いて文集を出そうとなり、『鳩舎・第三号2018卒寿傘寿記念号』のタイトルの記念誌をつくったんだよ。まあ、誌上同期会だね。

:ハハン、例のご隠居の本づくり趣味が役に立ちましたね、というか、本づくり趣味をやりたくて記念誌を作る企画を立てたんでしょ。
:おや、見破られたか。でもまあ趣味が役に立ったよ。第三号というのは、在校中に同名の文集を二号まで発行していたからなんだよ。第三号を卒業後に発行すると言っていたんだね、だから卒業65年後の宿題提出となったんだよ。

:おお、いい話ですねえ、先生の卒寿を祝って、みんな張り切ってお祝いを書きましたか?
:書いたねえ、同期生は1クラス50人余で5クラスあったから、全部で250人余いたらしいね。原稿書くのは10人もいればいいだろうと思っていたら24人も書いて、文集は112ページの厚さになったよ。ほらこれだよ。
:おお、けっこう立派な本ですねえ、本物みたいに見える。ご隠居の手づくりには見えないね。
:おや、褒めてるのかい、ありがとう。
:ぱらぱらとめくると、ほほう、中身は多種多様ですね。先生のへのお祝いとお礼、中学時代の思い出、卒業後の人生軌跡、趣味の芸事披露などなど、おや、尺八
の師匠かしら演奏会のDVDもついてますね。

:わたしの趣味の芸事は、この文集の「本づくり」だよ、原稿集めは同期仲間にやって貰ったが、その編集、装幀、印刷、製本を担当、書斎の机上でPC、プリンタ、紙、カッター、糊、テープなどを駆使しての紙工作をやったね。
:この数日、表に出てこないと思ってたら、これを作ってたんですね。疲れたでしょうね。
:いや、趣味をやってるんだから疲れないよ。

:こんなにちゃんとできて満足でしょ。
:うん、先生からの電話は、これを送ったお礼だったんだよ。文集を先生とこの企画参加の24人に発送したのは、先生が90歳を迎える12月8日に滑り込みで間に合う日だったな。
:この誌上同期会って、集まるにはどうにも歳をとり過ぎたけど、口だけは達者って年寄り向きの企画かもなあ。若けりゃSNSってこともあるけど、傘寿じゃ無理ですね。
:そうだね、Eメール連絡できるのが13人、SNSが通じるのは2人だけだね。

:高齢者のネット参加率は低いですねえ。この本が着いて先生も仲間も喜んだでしょ。
先生からさっそく電話で喜びの言葉を下さった。なんと、あのころの教室での並んでいる生徒一人一人の位置と顔と名前を覚えておられるとのことだったよ。
:もしかしてよっぽどの悪ガキクラスだったとか。
:ははは、悪ガキだった記憶はないけど、こちらは気がつかなかったが、よほど強烈な印象の学級だったらしいなあ。その声を聴いていて、ほとんど忘れていた中学校時代を思い出したよ。

:良い思い出も悪い思い出もあるでしょ。
:わたしは仲間と遊んだ記憶はあるのに、自分でも不思議なほどに学校生活の記憶がないんだよ。そして文集の編集をしながら仲間の原稿を読んでいていろいろ思い出したねえ。いやなこともね。
:ほほう、どんなことです、まさかイジメとか?
:うん、ある古手英語教師からしょっちゅう理不尽に叱られて、こっちは反発して憂鬱な日々だったんだな、早く卒業してあの教師に会いたくない、もうこの中学校を忘れてしまいたいと思っていた中学生だった、ってことを思い出したんだなあ。
:パワハラですね。忘れたいと思っていたから、本当に忘れたってことですかね。
:そうなんだろうなあ、思い出さなきゃよかったよ。まあ、今回の文集の主役の八重子先生が素晴らしい先生だった良い思い出があるから、それと相殺するかなあ。

:ところでこの文集は誰に配るんですか。
:もちろんこの文集企画に参加した人、つまり記事を書いた人で先生も入れて25人だけだよ。公開するって条件で書いてないからね。
:でも、ご隠居の記事だけでも公開してはいかがですか。
:そう、わたしが書いた記事のみを「まちもり通信」に載せておいたよ。「ふるさと懐旧とその後の報告」と題して恩師への人生報告の小さな自伝を書いたよ。

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ふるさと懐旧と巣立ち後の報告(『鳩舎第3号2018』掲載ミニ自伝)

2015/02/04中学生の時に作ったクラス文集が出てきて読んで不思議な気分


2018/12/05

1171【フェイスバカ11月まとめ】横浜美術館、ザワクラウト、ゴーン、インバウンド、地面師、修羅能

11月3日 言葉の酔時記・御拝読
建築家某氏から、某財団出版助成を受けて、某著名建築家自邸をテーマに、その評伝を出版したので、購入して「ぜひ御拝読の程、御願い申し上げます」と手書きで、販売のご案内が来た、、う~ん、もう古希を越えたお方なのになあ、。
むかし、北海道ツアに行ったら、バスガイドが「流氷を拝見」し、「ペンギンを拝観」していたなあ。

11月3日 写真撮影できる美術館 
久しぶりに横浜美術館、おお、ここは写真を撮ってもよくなったんだあ、いいなあ、日本の美術館はどこも厳しかったけど、最近は変わってきたのかしら。福田美蘭、森村泰昌、小林清親などなど、撮ってきた。



11月4日 アメリカ歌人朝日歌壇入選
同期生の妹かつ別の同期生の妻、アメリカ人の歌人となって、朝日歌壇に度々入選、今日も2人の選者が、カリフォルニアにぶら下がる吊し柿に目をとめた。

11月4日 ビールのアテ自家製
好物のザワークラウトを自家製造中、といっても単にキャベツを刻んで瓶詰めするだけ、あとは乳酸菌が製造してくれるので、それを待つだけ。
 夏は1日待てばよかったが、今では1週間かかるかなあ、待ちきれないから暖房器だしてきて温めようかな。
 それにしてもこんな小さな直径8cm高さ12cmの瓶に、丸いキャベツ一個が入ってしまうのに驚く。

11月5日【高齢社会問題か?】20181105朝日新聞東京版朝刊記事
高齢者が風呂の湯船に気を失って死ぬことが多いそうだ。
 「意識がもうろうとして、いい気持ちで沈んでいた」なんて、おお、これはいいこと知ったぞ、わたしもこれやりたいなあ。
 超高齢者はSNSなんて軽薄なことしないだろうから、わたしが代表して、この記事の読み方を、本音で書いておくぞ。

11月6日 自動車業界総インチキ
自動車製造屋って、どこもかしこもインチキ大流行なのに、インチキがまだ発覚してないメーカーは、どこでしょうか?、よっぽどうまく隠してるんでしょうねえ、スバルはそこに隠し方を教えてもらいに行けばいいのになあ。

11月6日 地面詐欺師 
建物の詐欺なら、建築師というのかしら、建築士と紙一重かな、。
昔々、六本木で建物登記手続きの不備をついて、詐欺師が登記して揉めた事件があったなあ。

11月10日 修羅能の世界講座
おもしろかった。馬場あき子さんはすごい人だ。とりあげた修羅能をいちおうは知っているが、新たに興味深いことを多く知った。
 山折さんは馬場さんより4歳若いそうだ。その鼎談もよかったけど、馬場さんと同じくらいの時間かけた講演を聞きたかった。
 寺内さんも仲さんも話は面白かったが、鼎談では短すぎて突込み足らずになり、もったいない。
 葛西さんは、知識間口が広い聞き手としてよいとは思うが、ちょっとでしゃばりで仕切り過ぎる感がある。
横浜能楽堂主催 11月12日午後
「修羅能」の名曲企画公演「風雅と無常-修羅能の世界」特別講座
講演「修羅能と歌」馬場あき子(歌人)
鼎談「公達の精神文化」
山折 哲雄(宗教学者)
寺内 直子(雅楽研究家)
仲  隆裕(庭園研究家)
聞き手:葛西 聖司

11月16日 赤プリ門前民家
どうでもいいのだけど、平河町に行くたびについまだあるかなと見てしまう、この小さな森の家、今日も在った。
あ、そうだ、前にブログに書いたことがあったよ
https://datey.blogspot.com/2016/05/1193.html

11月16日 神大MMキャンパス
おや、こんなところに神大キャンパス工事中だよ、白楽の山奥から下りてくるのか、国際とか外国語とかの学科らしい、大学の生き残り作戦かな、なになに設計が三菱地所だってさ、自分ところに建築学科があるのになあ、。


11月16日 1934年山口文象設計茶席「宝庵」
公開から半年余、谷戸奥の手入れ行き届く路地庭の茶席、待合にくつろぎ、茶菓のもてなしに、ゆったりとした時間が流れる。
 1畳台目茶室の茅葺屋根葺き替え工事中にて、テント素屋根の下に、茶室特有の細い木組みが見えていて、これからこの上に扠首(サス)を組んで、茅葺き作業にかかるとて、かつて中越山村での茅葺き体験を思い出しつつ、いまや珍しい情景を眺めて大工さんと話せば興味尽きない。



11月19日  ゴーン語道断
逮捕すルノーだから、ホンダい突いているのだろうなあ、不正がのスバル自動車業界、もっトヨタ者が多いだろ、メツビシ投げつけ、おニッサンこちらと逃げるかも、マツダいまでの恥さらし。
超巨額なのに、な~んかセコイよな~、

11月23日 強欲経営者 
会社の給与係と結託、給与明細書を実学より低く書いて女房に渡し、実学との差を現金で貰っていたら、給与係と女房がデキちゃって、バレてとっちめられてるゴーンメンナサイ

11月24日 インバウンド
近ごろ観光地は、淫売運動の人ばかりで、観光客がいなくなったとか

11月26日 親友逝く
生と死のあわいの浜の引き汐にためらい漂ういまわの友よ

2018/12/04

1170【言葉の酔時記】ことしも新語も流行語も知りませんけど、なにか?

 2018年の「新語・流行語大賞」トップ10が発表された。
 知っている言葉なら〇、知らないなら×を付ける。
 わたしがどれほど流行から遅れているかを測定すると10点満点で4点
×「そだねー」
×「eスポーツ」
×「(大迫)半端ないって」
×「おっさんずラブ」
〇「ご飯論法」
〇「災害級の暑さ」、
〇「スーパーボランティア」
×「奈良判定」
×「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
〇「#MeToo」
 10点満点の4点だから不合格である。
 解説を読むと、わたしが知らない言葉は、TV番組関係とスポーツ関係であることがわかる。まさにそのとおり、TVを全く見ないし、新聞を読むがスポーツ欄もTV欄も飛ばしてしまう。だから流行遅れであるが、それがどーした?

 ついでに過去の新語・流行語である。
●2015年新語・流行語 6点
×「トリプルスリー」
○「爆買い」
○「アベ政治を許さない」
×「安心して下さい、穿(は)いてますよ」
○「一億総活躍社会」
○「エンブレム」
×「五郎丸(ポーズ)」
○「SEALDs」
○「ドローン」
×「まいにち、修造!」

●2014年新語・流行語 2点
×「ダメよ~ダメダメ」
〇「集団的自衛権」
×「ありのままで」
×「カープ女子」
×「壁ドン」
〇「危険ドラッグ」
×「ごきげんよう」
×「マタハラ」
×「妖怪ウォッチ」
×「レジェンド」

●2011年の新語・流行語 7点
〇「帰宅難民」
〇「絆」
×「こだまでしょうか」
〇「3.11」
〇「スマホ」
〇「どじょう内閣」
×「どや顔」
〇「なでしこジャパン
〇「風評被害」
×「ラブ注入」

●2009年の新語・流行語 5点
〇「政権交代」
×「こども店長」
〇「事業仕分」
〇「新型インフルエンザ」
×「草食男子」
〇「脱官僚」
〇「派遣切り」
×「ファストファッション」
×「ぼやき」
×「歴女」

2018/11/27

1169【親友が逝った】生と死のあわいの浜の引き潮にためらい漂ういまわの友よ

熊五郎:ご隠居、こんちわ―、寒くなりましたね。
ご隠居:あ~おや熊さんかい、元気にしてたかい、風邪ひいてないかい、ご飯ちゃんと食べてるかい。
:エエッ、ど、どうしたんですかい、そんな優しいご隠居って、どこか悪いのかな、ついに呆けたか。
:いやいや、からだは丈夫さ、ちょっと心がね、実は昨日、長年の親しい友人があの世に行ってしまったんで、ちょいと悲しくてね。
:おお、そりゃご愁傷様。それにしても、十年ほど前にご隠居の親が死んだときも泣かないよなんて、ヘンに粋がってたのに、さすがに歳とって涙もろくなったか。
:まあ、それもあるかもね、一昨日、そいつを見舞に行って顔見て来たばかりで、次の日に居なくなるって、突然のギャップがあんまりなんでね。
:ご隠居ほどの年寄りになると、ご友人の不幸は年ごとに頻繁になりますね。
:そうそう、昔なら若いうちから適当にいなくなって、年寄りはそれなりに少なかったのに、いまじゃあ、あの世行きのバス乗車口あたりに行列して待ってるもんねえ、私もそうだけど。
:つまり超高齢社会問題ですね。
:この超高齢社会をもたらした犯人は、ひとえに医者だね。昔なら死ぬのに今じゃあ無理矢理に治してしまうから、人口は増えるはヨボヨボ老人は増えるは、困ったもんだよ。
:でもヨボヨボ患者でも治してほしいって望むからでしょ、医者じゃなくて。
:医者がそれに応えたからだよ。今の様に長生きするには、古代では帝王が万金をかけて不老不死の薬を探させても不可能だったのに、今じゃ貧乏人が帝王以上になったね。だから問題なんだよ。ここいらで生かすばかりが医者じゃなくて、適切に死なせる医者が必要だね。
:でも、今年のノーベル医学賞もがん治療法の発見ですから、死なせない方法奨励ですよ。
:あのね、そのうちに死なせる医療方法がノーベル賞になるに違いないと思うよ。人間が完全に不老不死ロボットになるのならともかく、人間が人間のままなら、どんなにやっても死ぬのを延期しているだけって、こんな不自然をいつまでも続けていることはできないよ。この辺で自然の摂理にそって、生と並んで死の医学が必要だと思うね。
:ちょっとちょっと、この話はあれやこれや難しすぎて、長屋の話題になりませんね。
:ごめんごめん、友人の死でいつものオフザケ気分じゃないのだね。じゃあ、もっと情緒的な話にしようか。ちょうど読んでた本にこんな短歌が載っていた。ほぼピッタリの気持ちなんだよ。

 終わりなき時に入らむに束の間の後前(あとさき)ありや有りてかなしむ 土屋文明

:どういう意味です?
:歌人の穂村弘の解説があるから引用するよ。
(土屋の)妻への挽歌である。人は皆死ぬ。でも、その時期にはズレがある。死という終わりなき時の長さにに較べて、それはほんのわずかの違いなのに、自分ももうすぐそちらに行くのに、愛する者の死が何故かこんなにも悲しいのだ
:ふ~む、死んだらその先には時間の長さがなくなるんですかね。永遠なんですか。
:土屋はそう思ったのだろうなあ。わたしはそうは思わないね。時間は死で終わりだよ、そのさきはなにもない、だからわたしならこう詠うね。

  終りたる時に至らむに束の間の後前ありや有りてかなしむ

:ご隠居流の単純合理主義ですね。それなのに終りの時に入った友人の死を悲しむのは、やっぱり友人には時は終ってもご隠居の心の友人の時間は終らないんですね。
:そうだねえ、合理も心情に負けるねえ。次はわたしの詠んだ友人の死を悼む歌だよ。作ってからまだ時間があまり経たないので推敲が足りないけど、生な気持ちを記録しておくよ。

 (20181125 親友Kを病の床に見舞って)
生と死のあわいの浜の引き潮にためらい漂ういまわの友よ
引き潮に竿差さんとする方舟は黄金比率に彩らるべし
物質へ炭素へ水素へ酸素へと宇宙の塵に還りゆく友よ
還りゆく方を見つめるうつろなる大き瞳のなかにわが顔
還りゆく友を包みて冬の陽は宇宙の塵のごとくやわらに
信州の安曇野の奥の森の小舎に宴をしたり翁と孫と

 (20181127 親友Kの訃報に接して)
死の床の友はいま自然なる物質に還らんとして厳然たる姿
自然なる元素にいま還らんと旅発つ友に淡き冬の陽
今ははや出発せんと死の床に毅然としたる面がまえあり
死の床にカッと眼を見開きて今はや出発せんとしたるか

:ほう、今日はその友人の通夜を勝手にやってるみたいですね。
:おお、そうだねえ、では勝手ながら遠くから偲んで酒を飲もうか。

2018/10/31

1168【フェイスバカ10月与太記事】ノーベル賞、元号廃止、また台風、筒井康隆展、インチキ免振、歴史偽造伊藤邸、酒屋年齢確認

2018年10月2日【ノーベル賞が激化させる人口問題】
こうやって人間を死なせない技術が普及していくと、有限な地球の未来はどうなるのだろうか???、そのうちに死なせる技術がノーベル賞になるかもなあ。

10月2日 【横浜市の敬老特別乗車証】
8千円で地下鉄・バス市内乗り放題。おや、今年のは平成30年と書いてあるのに、来年の期限は2019年だよ、なんで元号じゃないんだよ、ははん、来年からお役所も元号使用をやめるんだな、そうそう、そうしてくれよなあ、歳とると西暦と元号の換算を、暗算で出来なくなるんだよ、高齢者福祉対策としても元号廃止すべき、横浜市はエライ。


10月3日【おなじみ今週の台風】
中韓朝ソ協力して台風押し戻し技術開発したらしいな、

10月8日【横浜北仲通りあたり景観】
ホテル、市庁舎、オフィス、共同住宅、結婚式場等々、つぎつぎに登場してくる大きな建築の向き方やスカイラインが、それぞれ微妙にそっぽを向きあっているのは、これが横浜の都市デザインの神髄なんだろうなあ、たぶん。それにしても、どれもこれもお行儀よいデザインですこと。

10月8日【成蹊学園並木道】
時の総理大臣も、都市計画界の大ボスも、ご卒業の学園の欅並木道の風景。
友人がこの道で歩行ガイドロボット実用実験をするので手伝いに行ってきました。

10月9日【SNS川柳】
裸淫とは俺のことかとLINE言い

Twitterつい言ったあと後悔し


facebaka馬鹿面だして身も曝し


10月12日【筒井康隆展】
こうまでがっちり系統だてるって、そんなことできっこない筒井康隆だと思ってたけど、さすがに専門家はすごいなあ、この展示に持ってきた人の努力と能力に脱帽!、撮影可のところだけの写真。




10月12日【三軒茶屋の三角地】
乗り換えついでにちょっと確認、健在!


10月16日【脅迫メールが来た】
こんなメールが来たぞ、日本語で言ってこいよ~、バカヤロ、そのメールアカウントはとっくの昔からもう使ってないんだよ。

10月20日【建設業者、工事監理者、建築家の責任は?】
東洋ゴムによるインチキ免振ゴム事件の記憶が薄れないうちに、こんどは免振・制震ダンパーのインチキ事件とはねえ。
 メーカーばかりを責めている報道だけど、建築オーナーはメーカーから直接に買って取り付けたのではあるまいし、そこには建設業者が必ず間にいて、そこから買ったはずだから、インチキ製品を検査もしないで売りつけた建設業者をなぜ責めないのか。
 そしてまた建築には建築業者とは別に、その建築の工事監理者が必ずいて、使用する製品の検査を必ずしているはずである。その検査をいいかげんにしてインチキ製品の取り付けを認めた工事監理者をなぜ責めないのか。
 そしてまた、その建築にはそれを設計した建築家が必ずいるはずだ。建築家はその建築の仕様書で、正しいダンパーの指定をしていたのだろうか。
 ところがである。世の中には奇妙なことがあり、この建設業者と工事監理者と建築家とが同じ人物(法人)であることがかなりあるのだ。つまり、全員がグルならば、インチキが最後まで通ってしまうのである。
 さてさて、今回はどうなんでしょうか??

10月23日【障害者雇用水増し統計】
全国お役所パラリンピックで、水を飲み過ぎるドーピングがあったらしいなあ

10月26日【歴史を偽って伝えるのか】
大磯の旧伊藤博文邸を公開しているとて、見学に行きガイドツアーに参加した。
 妙なことに気がついた。あれは「旧伊藤博文邸」じゃないよなあ、どう聞いていも、どう見ても、どう考えても、あれは「旧李王家別邸」だよなあ。
 伊藤が死んだのが1909年、1921年に李王家に別邸として譲渡、1923年に関東大震災で元伊藤邸は崩壊、1926年に新たに再建したときは、宮内省が王族の家として設計したのだから、崩壊した元伊藤家の古材など使って建てるはずがない。たとえ一部にあったとしても、できがった建物はこの世に居ない伊藤とは関係ない建物である。それなのに、どうして今も旧伊藤邸と言って、旧李王家別邸と言わないのだろうか。せいぜい「元伊藤博文邸があった土地」だろうに。
 日韓併合のセンジティブな問題に触れるのを恐れて、歴史を改変するのだろうか。歴史と言えば、明治150年という歴史を記念する施設として「旧伊藤邸」公開だそうだ。それならなおさら、150年分の歴史を語らせるべきであり、その最初のいっときだけを歴史と言っては、歴史に哂われるぞよ。西武プリンスホテルが、李王家別荘をボロボロにして使ったことも、明治150年の立派な歴史として認識せよ。 
 あ、そうだ、李王家の赤坂本邸の方は、別邸と違って、上手く保存されたなあ、。


10月28日【鴨居が低いのは?】
大磯にある伊藤博文、大隈重信、陸奥宗光の別荘だった家と庭が公開とて見てきました。その広大な敷地と大邸宅を見て、政治家って儲かる商売だなあと思いました。山形有朋の別荘は中学校になっていましたが、中学校になるほどの広大さです。
 ガイドの説明でいろいろ気になることありましたが、それは本当かいと思ったことの一つ。和室の鴨居の高さが低いのを、「要人なので暗殺者が来るおそれあり、その振り上げた刀が鴨居にぶつかるように低くしている」と説明しました。その鴨居の高さはその当時では、ごく普通の5尺7寸でした。
 今では鴨居の内法高さは6尺が普通、あるいは2mも当たりまえですから、昔を知らぬ人たちは勘違いというか思い過して、このような説明をするのが普通なのでしょうか?


10月29日【酒屋の年齢確認】
今朝の新聞の投書欄に、酒屋で年齢確認とて、なにやらボタンを押せと強要する不快さが載っている。わたしもそんなことがあっったから、コンビニで酒を買わないおかげで減酒することになり、フトコロと健康にまことによろしい
 どうも、これは酒屋の親切なサービスかもしれないと思うが、その理由。
1.あなたは19歳にしか見えない、お若いですねえ
2.たまには自分の年齢を自分で確認したほうがいいよ。
2.スマホやパソコンに無縁な人もここでタッチの練習。
3.ボタン押さないなら酒を売りませんが、あなたの健康のためです。
【酒屋談議】https://datey.blogspot.com/2016/02/1174.html

2018/10/25

1167【生涯メールアドレス】理工系大学同窓会のメールシステムがスパム屋に潰された

 大学同窓会が運営するメールシステムがある。ここに登録して得るメールアドレスを「生涯メール」と言う。
 それは、色々なプロバイダーによるメールアドレスを使うとしても、生涯メールからそれに転送する設定にしておけば、表向きは生涯を通じて同じメールアドレスで通じるからだ。知人たちにメールアドレス変更通知の必要がない。
 わたしもそこに登録して、ニフティやグーグルなどのプロバイダーを移るごとにそうしてきて、それなりに便利であった。よく分らないが、これはプロバイダーではないという。

 ところが、その生涯メールのシステムが、どういうわけか、スパムメールダダ漏れシステムになってしまって、毎日数十通ものスパムメールがくぐり抜けてやって来る。
 実はこの十年ばかりはなんだかオカシイと気がついて、Gメールを主として使って生涯メール発信をしないようにしているのだが、スパムメールは例外なく生涯メールアドレス宛に来ているのである。
 はじめはもちろんスパム遮断をいちいちやっていたが、やりきれなくなってしまったのだ。

 挙句の果てに最近来たスパムは、お前のメールを乗っ取ったぞ、お前が見るエロサイトも知っているぞ、エロサイト見て興奮している姿をPCカメラで撮ったぞ、もし削除してほしいなら、$573をビットコインで振り込め、、、、。

 なんだよこれはバカヤロ、と思ったけど、もういいや、スパムが来ないようにしよう、もう生涯メールをやめようと、その手続きをした。
 トタンに見事に、スパムメールが一通も来なくなった。う~ん、これまで毎日スパムメールを消す作業を、それなりにヒマツブシに楽しんでいたのに!!!。

 スパムメールって読まなくても、そのタイトルから内容を知ることができるから、長い間の経験から世相による変化があって面白かった。
 エロ勧誘、ヤミ金融、TVニセカードなどがいつもあるが、世相により王座が入れ替わる。ほかにちょこちょこなにか大安売りとかが登場する。

 いっとき、いろいろなロシア女性名(Katya、Julia、Natasha、Polina、Anastasia、Irina、Helen、Yulia、Victoria、Valeria、Ksusha、Kseniya、Ekaterina、Alexandra)でつぎつぎと英語によるエロへのお誘いが頻繁に毎日来ていたが、あるときパッタリと来なくなった。あれは何だったのか。
それにしても、どうも同じ題名の同じ内容らしいスパムメールが、次々と発信者名を変えてやってくるのは、まさか手じゃなくて機械がやるのだろうが、無駄にご苦労なことである。下手な鉄砲でも数を撃てば、誰かが引っ掛かるってものなんだろうか。

 それにしても大学同窓会の、ちょっと気の利いた先端的サービスが、アホメールに潰されたのが、まことに残念なことである。
 そう思う一方では、現代の最先端の情報工学だってやってるはずの理工系大学の同窓会が、こういうことには負けちまうのは、いったいどうしたのだろうか。

 生涯メールアドレスを廃止してgメールだけにしたよと、知人たちに通知しなければなるまいが、めんどくさいから、もういいや。
 これをお読みの方で、もしかして該当者がいらしたら、そう言うわけですから、ドメインがkuramaeとなっているメールアドレスを削除してくださいませ。
 ま、これも終活の一種だな。


2018/10/11

1166【山口文象作品追跡:都橋】横浜大岡川にかかる関東大震災復興橋梁の「都橋」は山口文象デザインと判明

 横浜の建築家の笠井三義さんからメールをいただいた。
「都橋の当初の図面が横浜市の橋梁課で見つかりました。そのなかに設計者 岡村龍造 名がはいっており、製図 古川末雄とあり、創宇社の同人の中に古川さんも入っておりました」
 おお、山口文象作品新発見だ、うれしい。笠井さんは、横浜の復興橋梁や防火建築帯について研究をされていて、これまでいろいろと教えていただいている。
 
 山口文象は関東大震災後の内務省復興局橋梁課で、橋梁の設計に携わっていた。もちろん構造本体の設計ではなくて、高欄、親柱、照明器具などのデザインであるが、橋全体の透視図を描いているから、景観的検討に加わっていたかもしれない。
 隅田川の橋梁と御茶ノ水の聖橋は、山口の手になるスケッチパースがある。山口のサインがある橋梁図面は、「八重洲橋」だけを確認しているが、他には見つかっていなかった。
 
 横浜の「都橋」(1927年竣功)と「平岡橋」(帷子川、1926年竣功)の、当時の写真が山口の所蔵していた資料の中にあるから、何らかの関係しているだろうとは思っていた。
 ずっとまえに横浜市の都市発展資料館で、復興橋梁の資料はあるかと聞いたことがあるが、戦災で資料はなくなってしまったとて、確かめる方法がなかった。
山口文象が所蔵していた竣功当時の都橋の写真
その都橋の図面が見つかった、しかも山口のサインがあるというのである。喜んで見せていただきに笠井さんのオフィスに伺った。
 A2版コピー図で、「都橋竣功圖」とタイトルがある図面である。その中の5枚が高欄、燈柱、ランプ(照明器具)の図であり、「設計岡村」とある。
 例えばその一枚には、右下に「復興局橋梁課」「技師 成瀬」「照査 成瀬」「設計 岡村」「製図 古川末雄」「大正十五年九月十四日完了」と記入がある。
都橋竣工図のサイン欄
 

 横浜市内にある橋であるが、都橋は内務省復興局で施工した。「成瀬」とは復興局土木部橋梁課課長の成瀬勝武のこと。
 「岡村」とは当時の山口文象の姓である。図面によって岡村、岡村滝造あるいは岡村瀧造となっているが、本名が「岡村瀧蔵」であったから、このように記していたのだろうか?。それにしても自分のサインを同じときに滝と瀧の使い分けをするものだろうか。

 これまでにみた八重洲橋の設計図面のサインは「岡村」であるし、その頃に書いた建築図面が多くあるが、滝造あるいは瀧造なんて見たことがない。岡村ばかりである。
 このサインは、その下にある古川末雄が書いたものかもしれない。古川は山口文象たちと一緒に活動した「創宇社建築会」の創設メンバーのひとりである。
 でも古川が書いたとしても、なぜ戸籍名の瀧蔵じゃなくて滝造、瀧造なのか、ちょっといいかげんすぎるよなあ。
八重洲橋設計図の山口のサイン

 当時山口文象が住んでいた大井町の家は、創宇社建築会会員たちのたまり場であり、山口の橋梁設計を手伝って欄干や親柱、照明器具の図面書きをしていたと、創宇社建築会メンバーの竹村新太郎から聞いたことがある。
 竣工図の製図を古川がやり、もとの設計は山口文象だから岡村のサインであることはおかしくはないにしても、このサインの筆跡が古川と同じだから、古川が自分のサインついでに書いたのだろう。図面の筆跡も、もちろん山口のそれではない。
 いずれにしても、都橋が山口文象の設計であることが判明して嬉しい。

 山口が描いた原設計図が見つかるともっと嬉しいが、たぶんそれは戦争で焼けてしまったのだろう。
 橋梁管理のためには設計図がなくても、竣工図があれば十分だろう。この図面が見つかったのも、都橋を戦後に大修理した時の関連図面として出てきたのだそうである。
 今の都橋は戦前の姿ではないから、山口文象デザインは消えている。そのあたりの詳しいことは、笠井さんがよくご存じなので、いずれ発表されるのを期待している。
現在の都橋の親柱、高欄、照明は山口文象デザインではない

 わたしは長年やってきた山口文象追っかけをもうやめたとして、三年前に蒐集資料一切をRIAに寄贈してしまった。
 ところが昨年末に、「関口邸茶席」(1934年)の図面発見、そしてその茶席が今年4月から公開されるという連続する偶然が起きて、なにやらまた山口文象虫が騒ぎだしたのが、やっと治まったと思ったら、都橋の図面発見とてまた虫が起きてきた。面白い。

●関連
山口文象+初期RIAアーカイブス
https://sites.google.com/site/dateyg/bunzo-archives-1
・山口文象と橋梁
https://sites.google.com/site/dateyg/bunzo-archives-1/1924bridges

2018/10/09

1165【渋谷アスレチックステーション】久しぶりに渋谷駅から外にでてみれば高齢者の足腰を鍛えるサービス充実を再確認

 東京の渋谷駅に久しぶりに降りて外に出てみたら、立体迷路を上へ下へ右へ左へあっちへこっちへと歩かされた。
 高齢者には衰えつつある足腰を鍛えられて、まことに嬉しい健康のためになるアスレチックステーションだった。しかも入場料金は、うちから片道270円の交通費だけ。

 これをお読みで、行ったことある方はそのとおりとお思いでも、行ったことのない方にはチンプンカンプンだろうが、要するにもう3~4年も大規模工事中で、いつ行ってもまともに歩いて目的のところに出ることができないのが、渋谷駅なのだ。
 つまり、鉄道利用者を犠牲にして、鉄道駅改造工事をやっているのである。横浜駅はもう何十年もいつ行っても工事中で有名であるが、渋谷駅ほど利用者イジメをしてはいないような気がする。
 いや、イジメじゃなくて、アスレチックサービスなんだな、ありがたい。

 このブログにそのことを一昨年にもその前にも書いている。だから、このところ2年ばかり渋谷駅下車を敬遠している。
 とは言ってもここを経由しないと行けないところもいっぱいあるから、そのときは地上には出ないで地下で乗換だけはしていた。
 地上に出ようとするとあちこち歩かされて、永遠に出られないかと心配にさえなるからである。

 一昨日、久しぶりに地下5階の東横線から、地上3階の京王線に乗り換えることをやってみた。2年もご無沙汰していれば、その間の連絡はエレベーターかエスカレータでラクラクになっているにちがいないと期待したのだった。
 だが、やっぱりアスレチックステーションであった。階段をヨタヨタと登らされて、高齢者の足を鍛えるために、東急電鉄はアスレチック健康サービスを続けているのであった。

 ついでに(方向は反対だが)、ヒカリエのスカイロビーにも久しぶりに登ってみた。おやおや、目隠しビルが建ってまるで景色が無くなっている。
 あの眺めを楽しむ出入り自由の素敵な空間は、目の前に巨大ビルがいくつも立ち上がっていて、渋谷駅や桜ヶ丘の眺めはまるで失われていた。かろうじて新宿方面を未だ眺めることができるが、こちらもいずれ目隠しビルが建つだろう。
 渋谷で降りたら、ヒカリエのここからの眺めを楽しんでいたが、もうヒカリエに行く用事はなくなった。

 ついでに(ついでにどころじゃなかったが)、その眺めを阻害した新ビルにも行ってみた。「渋谷ストリーム」とかって名前である。そのビルはヒカリエから見えているから、簡単に行けると思った。
 なまじっか、昔からある横断歩道橋の位置を知っているものだから、当然にヒカリエの2階からそこに簡単につながっていると思ったのが大間違い、これまた親切にも大回り上下階段つきのアスレチックルートであった。
 
 「ストリーム」なるその名の由来は、あのドブ川として有名な渋谷川の流れを、足元まわりの外部デザインに取り込んだことによるらしい。
 ここは、もとは高架線だった東横線が渋谷駅に入るあたりで、右下に渋谷川とその向こうのボロビル群の裏が見えていた、なんとも場末感あふれる風景だったところであるらしい。

 さすがにドブ川のままではなくてそれなりの修景をしている。ヘンに凝っていなくてよろしい。でも、流れる水は水道水とか、浄化水とか、何かやっているのだろうなあ。
 そんな新ドブ川のほとりの遊歩空間で、ちょっと腰を下ろしてビールを飲んできた。まわりは若者ばかり、そうか、これが今の渋谷か、まあ、よろしいですな、平和で、。

 ストリームからもう帰ろうとしたら、そばに東横線の地下駅に下るエスカレーターがあったが、その深いこと深いこと、そうか川底の更に下まで降りるんだもんなあ。
 ということは、ここに出て来るまでの渋谷川は、地下のゴチャゴチャ迷路空間の天井の中を流れてるんだろうなあ。
 人間は上下する迷路でもなんとか流れるが、ドブは一定下り方向しか流れないから、そっちはスムースな動線を確保してるんだろうなあ。
 
 今回、写真を撮る気が起きなかった。もう半世紀も前から、街の変化を記録するるために、どこに行っても記録写真を撮っているのだが、渋谷はもう写真にならない。
 迷路なんて写真にしても、どこだかさっぱりわからないし、窓の外の向かいの目隠しビルの窓を写しても記録になりっこない。
 もう渋谷は記録写真にならないな、これまでこのブログに載せた写真で、もういいや。

参照:これまでの渋谷の記事
●2016/11/18  https://datey.blogspot.com/2016/11/1133.html
【東京・渋谷駅定点観測】日夜どんどん変わりゆく渋谷駅で老人はウロウロ、立体迷路のどこかから三途の川と黄泉の国へつながってるかも
●2015/03/12 http://datey.blogspot.com/2015/03/1066.html
ただいま渋谷駅は巨大な立体迷路遊園地かつ健康ウォーキングランドでバリアフリーくそくらえ
●2013/03/28 https://datey.blogspot.com/2013/03/746.html
玉久三角ビルから東横デパートへと渋谷の変わりゆく姿を追う
●2012/05/08 http://sites.google.com/site/dandysworldg/sibuya20120508
渋谷駅20世紀開発の再開発時代

2018/09/23

1164【歌舞伎座で芝居見物】歌舞伎舞台は広く舞台装置も大きいが造りが余りにチャチ過ぎてオペラに負ける

 東京の歌舞伎座で芝居見物、建て直してから2度目の5年ぶり、旧知夫妻のご招待でありがたく参上。

●祇園祭礼信仰記 金閣寺
出し物はまずは「金閣寺」(梅玉、松緑、児太郎)、これはつまらない。
 話の筋がさっぱりわからないけど、それはちっとも構わない。歌舞伎も能もオペラも、話の筋は支離滅裂なものがほとんどで、目と耳に気持ちよければよいのだ。

 桜の花びらが積もるほど降り敷く舞台、そこでトンボをきる捕り手たちって、足が滑って大変だろうな、失敗するなよと、ヘンなことが気になって、舞台の演技の本筋を忘れる。それなりのトンボの切り方があるのだろうなあ。

 福助は重病で長期休業から復帰したばかりの出演とて、後遺症あるのか座ったままひとこと言うだけ、まあ、スター主義の歌舞伎だからファンはそれで感激なんだろうが、こちとらにはどうでもよい。

●鬼揃紅葉狩
 「鬼揃紅葉狩」(幸四郎、錦之助)は、能の「紅葉狩」を下敷きにした松羽目物で、わたしは能との違いを観察した。
 能のそぎ落とし演出、歌舞伎の付けたしだらけの演出、どちらもよろしい。能の「紅葉狩」は歌舞伎舞踊に翻案しやすい観世小次郎の作品である。

 歌舞伎舞台は横幅が広すぎて、鬼揃えが5人でも舞台が空きすぎる。10人くらい揃えればいいのに。5人でも髪振り回す連獅子になって、そこは歌舞伎らしく賑やかだった。
 どうせ能とは違うのだから、あの広い舞台全部に紅葉を配して、鬼女が10人も登場すればおおいに華やかになるのに、意外に能に忠実なのであった。

 前場と後場のあいだに、男山八幡の舞の後に間の抜けた空きがあったが、舞台は変わらないから、美女が鬼女に化粧直しする時間だったのだろうか。三階から見下ろす舞台に、ポカ~ンと黒い切穴がながいこと空いていた。

 能でのシテ鬼女は、ワキ武士に切られて、その直立姿勢のままばったり背後に仏倒しになる。歌舞伎もそうかと期待していたら、なんとみんなが揃って立ち並び、大見得をきったところで幕、はて、どっちが勝ったの?と、隣の席からの声。

●天衣紛上野初花 河内山
河内山」(吉右衛門、幸四郎)、これだけだと悪人河内山もあまり面白くないけど、吉衛門の硬軟両様の演技を見せる芝居。
 わたしは歌舞伎通では全然ないが、キリのあたりの河内山のセリフ、「とんだところに北村大膳」と「バ~カメエ~」は、どういうわけか聞き覚えがあり、あ、ここだったか。

 それにしても歌舞伎の舞台装置って、どうしてこうもチャチに作ってるのだろうか。文楽も同じだが、わざとチャチにしているとしか思えない。つまりこれが伝統なのかしら。
 外国人観光客が、日本のオペラだと聞いてやってきて、オペラ舞台とのあまりのギャップにビックリするだろうなあ。日本のものづくり能力を疑うだろうなあ。

「金閣寺」で、龍が瀧を昇るシーン、どう見ても龍に見えない、干物の魚を紐でぶら下げて上下させているのかと思った。 セリフで龍というから、しょうがないから龍の干物と見た。
 これも伝統なのかしら、もっと豪快な龍と瀧のプロジェクトマッピングをやればよいのになあ、。

 回り舞台による転換だって、もともと立体感のない造りの装置だから、プロジェクトマッピングにすれば、もっと豪華に見えて、もっと簡単に転換できるだろうに、そうしないのがデントーゲーノーなんだろうなあ。
 その点、能は舞台装置がないのだから、気楽である。能の舞台装置は、観る者の頭の中に描かれるのである。能舞台でプロジェクトマッピングは、やっぱり無いよなあ。

●芝居見物ってもっと気楽にやりたいよ
 客席は9割の入りで、女性が多いのは劇場どこでもそうだが、そのためか化粧の匂いが客席に満ちていて、それを嫌いなわたしは鼻つまんで芝居見るのも苦しくて、なんとも逃げようがない。良い対策はないものか、消臭薬(そんなものあるのか)を振りまくか、、。
 昼の部、11時から16時まで5時間、眼は面白かったが、鼻が面白くなかった。

 それにしても歌舞伎という芝居は、それが栄えた近世に於いては、こんなに狭っ苦しい席に座り込んで、静かに物も言わず、飲まず食わずで、じっと観るものじゃなかったろう。ストリップショーの様な猥雑なものだったはずだ。

 ところが今は、「芸術鑑賞」という教育の場のようになっているが、いつからそうなったのだろうか。
 そのくせ、役者への掛け声は許されているがオカシイ。うるさいのである。フン、なにが文句ある、歌舞伎知らずのシロートメッ、、そう言われるだろうなあ、いやだいやだ。

 歌舞伎に限らずオペラだって、今見ている舞台の面白さ、あるいはわからないことを訊くとか、あれこれと仲間と語り合いながら見たら、どんなにか楽しかろうと、いつも思う。
 芝居ばかりか、絵画等の展覧会でも同じように思う。作品を見つつ語り合ってると、監視人が忍者のように寄ってきてお静かにと諭される。いつだったか、挿し歯の調子がおかしくなって、口をもぐもぐさせていたら叱られた、チュインガム禁止です。

 その点、遊び仲間たちの絵や工芸の展覧会は、ガヤガヤと勝手に批評しながら見るので、はるかに楽しい。
 ゲージュツでもゲーノ―でもいいから、もっと気楽に見せてもらいものだ。
 芸術だ伝統だって気取ってないで、ゲージュツ・ゲーノー・カイガを庶民に開放せよ!!

参照:
●新歌舞伎座のタワーの頭に千鳥破風でも載せてちょっとはカブいてほしかった
 https://datey.blogspot.com/2013/10/839.html
●建て直し五代目歌舞伎座の姿に斬新さは全く無いのは歌舞伎はもう傾奇時代じゃないってことか
https://datey.blogspot.com/2013/04/750.html

2018/09/21

1163【映画ジェイン・ジェイコブス感想】悪代官モーゼス対百姓女ジェインの闘いかよ、単純すぎるぞ

 久しぶりに(2年ぶりくらいか)、外の映画館で映画を観た。近ごろ映画を見るのはユーチューブで自宅映画館でばかり。
 観た映画は『ジェイン・ジェイコブス-ニューヨーク都市計画革命-』。
 このタイトルの原題は『Citizen Jane: Battle for the City』、これって『市民ジェイン:ある都市への闘争』でしょ。
 日本題名は、ジェイン・ジェイコブスを都市計画への革命家としてとらえたということなのかしら、う~ん、彼女はもうちょっと広いような、、まあ、いいか、。

 都市計画関連の歴史映像をたくさん使って編集したドキュメンタリー映画だった。
 映画をたくさん見ているのじゃないけど、ストーリーにはちょっと退屈して眠気も出た。悪役敵役の開発役人モーゼス対善玉闘志ジェインの図式が単純すぎるのである。

 なんにも知らない人が見て、ジェインが単なる反対運動オバサンとしてのみとらえられることを恐れるし、一方のモーゼスについても同じである。
 だからある程度知ってる者には、なんとも退屈になるのだ。むしろドラマ仕立てにしてくれる方がよかったような。
 オーソン・ウェルズに『市民ケーン』って映画があったよなあ、『市民ジェイン』って映画にするといいな、もうちょっと奥行きがある映画になるだろう。

 歴史資料映像は面白かった。Mies van der RoheとEdmund Norwood Baconがチラと顔を見せ、Le Corbusierがチラチラとでてきた。もちろんジェインおばさんの語りも多い。
 モダニズム建築家たちが、敵役の仲間にされたらしいが、もうちょっと敵役への肩入れが足りないんだよなあ。日本メタボリズム連中も登場させてほしいなあ。

 ロウアーマハッタン高速道路計画って、なんだか日本メタボリスム建築家たちの絵に似ていておかしかった。道路と建築の一体整備って先進的な計画だったんだ。
 モーゼスのブルドーザ的やり方とあのデザインはともかくとしても、未だに上手くいかない土木と建築の融合事業の先行的成功事例になるとよかったのになあ。

 あの有名なプルーイット・アイゴー団地の爆破のカラー映像があって、これは面白かったが、アレッ、あの団地はニューヨークにあったのかい、モーゼスのプロジェクトだったのかい?、違うだろ。

 この爆破場面の豪快さを見ていて、2001年9月11日ニューヨークのWTCテロによる倒壊場面を連想した。
 このTWCもプルーットアイゴー団地も、どちらもミノル・ヤマサキの設計であったのが、“モダニズム建築の終焉”も“アメリカ支配の終焉”も建築家のせいじゃないはずだけど、奇縁ではあるよなあ。

 でも、プルーイットアイゴーが廃墟となって爆破されたのは、映画が言うようにモダニズムデザインのせいなんだろうか。そんなに建築デザインには力があるとは思えないよなあ。
 そんなに力があるなら、建築家はもっと偉くなってるよ。少なくとも医者なみにね。

 むしろ運営というか、あるいはアメリカ特有の人種差別と貧困の問題が大きく横たわっているだろうと思う。だって、日本にはあんな住宅団地はざらにあるよ、ちゃんと住みこなしてるよ、もちろん時代変化による問題はあるけど、爆破ってそりゃないでしょ。
 それよりも都市開発の大問題のジェントリフィケイションに、映画が触れないのはどうしてなんだろうか。

 タイトルもそうだが、字幕でなんだかそれでいいのかって言葉もいくつかあった。
 ナレーションではアパートメントと言ってるのを、字幕じゃ日本製英語のマンションと書いてて、これじゃあ、話がずれてしまうよなあ。

 『ジェイコブズ対モーゼス ニューヨーク都市計画をめぐる闘い』(アンソニー・フリント著)を読んだことがあり面白かったので、映画にも期待したけどヘタだった。 
 ジェインの『アメリカ大都市の死と生』って黒川紀章訳でずいぶん前に読んだので、もう忘れている。あれは部分訳だったらしいが、あんな早くにあれを翻訳した黒川の眼の効き方がすごい。再読しようと書棚を探すが見つからない。

 うちの書棚にはジェインの『市場の倫理統治の倫理』もあったはずで、読みかけだったから探しているのだが、見つからない。どっちも終活処分で誰かにあげてしまったかな。なら、もう、いいや。
 専門家として齧った知識を下敷きにして観るものだから、ついついあれこれケチつけたくなるけど、なんにも知らないで見ると、けっこう面白い善悪対決映画なんだろうなあ。
 

2018/09/18

1162【敬老の日長屋談議】AIロボット医療がアナーキー老人時代をもたらす?

熊五郎:やあご隠居、今日もキイボード叩いて、ご精が出ますね。
ご隠居:おや熊さん、いらっしゃい。アレ、今日は月曜日だよ、仕事じゃないのかい。
:今日は敬老の日、ご隠居の日、いや敬老する気はないけど、とにかく祝日ですよ。
:フン、違うだろ、敬老の日って9月15日だよ、お前ボケてる。
:ボケはご隠居ですよ、なんだかよく知らないけど、近ごろは祝日を月曜日に移動することになってるんですよ。それが今日なんです。
:なんでだよ、それじゃあ土日月と3連休ばかり、お前たちは遊んでばかりだな。
:そうかもなあ、でもいいでしょ。
:よかないよ、それで迷惑蒙ったことがあるんだよ、その3連休直前に転んで怪我したのに医者が休みだから、治療を3日も我慢して痛かったよ、ケシカラン。
:まあ、まあ。
隠:学校だって、月曜の課目はどんどん遅れるだろ、いいのかい。他の曜日から不公平だって文句が出るだろ。

:まったく屁理屈年寄りが増えて、敬老ってもう死語ですね。
:うん、たしかにそうだよなあ、敬するのは希少価値があるからだもんな、なんでも今年は日本人口のうちの65歳以上が28%にもなったらしい。
:ふえ~、増え~、だからか、最近山で遭難も老人が多いのは、とにかく増え過ぎたからですね。
:何か事件や事故があると、たいてい老人だな。
:そういえば、今年は暑かったので熱中症で老人がバタバタ死にましたね。
:そうそう、増え過ぎた老人を減らすための、自然の摂理かもしれないね。わたしもね、この夏はこんな歌を詠んだよ。
  暑ぢぢぢぢ暑暑暑暑暑熱い 焼け死に給うな恋人たちよ
:それでも和歌ですかい、恋人じゃなくて老人でしょ。
:いや、老人は増え過ぎだから死ぬほうがいいけど、若い人に死んでほしくない。
:ごもっとも。もうちょっと情緒ある歌はないんですか。
:あるよ、これもこの夏の歌だ。
  ねがはくは熱に中りて夏死なむ その八月の真中真昼に
:これが情緒あるんですかい、いや、ええと、なにか真似してるような、あそうだ西行法師の歌でしょ。 
  ねがはくは花の下に春死なむ その如月の望月のころ
:はは、ばれたか、でもこういうのを本歌取りっていうんだよ。
:でも結局は、こうやって屁理屈こねて生きてますね。
:そうなんだよ、暑くても冷房しないとか、いろいろ工夫したんだけどね。
:うそでしょ、いつか寄ったら冷房してたでしょ。
:ハハ、意志薄弱がばれたか。

:ほら、団塊の世代ってあるでしょ、それが70歳代に突入したんですよ、だもんで日本人口の5人にひとりは70歳代になって、これからジジババ急増時代ですよ。
:病人が増えて困るね、でも医療技術も進歩して追っかけッコだ。
:それが困る、医療技術の進歩がますます老人を増やすでしょ。
:そうそう、わたしのように病気しないで長生きするのも困るけど、病気しつついつまでも死なずに長生きするのは、ほんと困るね。
:ちかごろはAIロボットで治療するらしいですよ。囲碁や将棋のように人間技を越える治療もできるようになるかもねえ。
:ほほう、AIってだね、そうか、それなら愛をもって死なせる愛ロボット医療もできるようになるだろうね。
:ロボットだってそりゃ殺人ですよ。
:そうなんだけど、人間が及ばない技術をもつロボットなら、この辺で老人人口調節したほうがいいなって判断して、人間には分らないように自然死に見せる医療殺人をするんだよ。
:う~ん、そうやってバランス良い人口が保たれるって、、いいのかなあ、、なんだか気持ち悪いなあ。
:でも考えてみると、死ぬのも医療って時代が来るかもなあ、そう遠くなくね。
:そうか、男女の間があいまいになってきてるように、生と死の間も曖昧な時代が来るのか。

:まあ、わたしの生きてるうちはそうならないから、わたしはどうでもいいけど、熊さんたちが悩んでなさい。
:そうやって長生き無責任老人が増えるなあ。
:そうだね、先がない老人、死にそうで死なない老人はアナーキーになるね。
:ひや~、アナーキスト蔓延って、恐ろしい時代がそこまで来てるんだあ。
:その一方で、老人がけっこう働くようになってるんだな。高齢者全体の中で働く人の割合は23%なんだな、まあ4人一人くらいは働いている。
:それって日本の老人は貧しいからかもしれませんよ、だってね、アメリカじゃあ18.6%、イギリス10%、フランス3%ですよ。
:う~む、カネはあるけど、働くのが好きなんだろ。あ、わたしはカネないけどね。
:カネがあるのなら、若者の労働市場を荒らさないで、社会貢献活動するべきでしょ、なのに働くのはやっぱり貧しいからでしょ。
:う~む、貧しくてアナーキーかよ、よし、これはもう革命老人の時代だ~、立て万国の老働者~!

2018/09/16

1161【フェイスバカ9月前半】東急王国、毛脛スカート、大丈夫、オオサカ優勝、イルカショー

9月2日【東急王国の歴史は】 
「洗足・大岡山・田園調布のまちづくり100年シンポ」とて、久しぶりに都市計画のオベンキョウ。二子の東京都市大のホールで。
 はじめに共催者としての挨拶に東京工大学長が登場して、大震災直後に蔵前から大岡山に移転して来たときのことについて、東急へ丁重にお礼を述べるのを聞いて、そのときの大スキャンダル事件を思い浮かべて苦笑したが、まあ、東急主催の会だからオトナの対応だね。
 同じく共催の東京都市大学長の挨拶で面白かったのは、東急傘下にあるこの大学と高校、中学校、小学校、幼稚園の学生生徒児童園児には、東急王国を築いたあの方の伝記を、全員に配布して読ませるという。すごいなあ、ゴートーケータ伝かあ、教育になるなあ。
 前半の講演に、表題の洗足も大岡山もまったく話無し、田園調布がちょっとだけ、う~む、東京郊外住宅地開発の近代史、とくにゴートー慶太がらみの話をひもとく面白さを期待して行ったが、期待外れだった。猪瀬直樹『土地の神話』を読み返えそうっと。
 後半の「郊外住宅地の明日」PDは、田園都市線の戦後開発地がテーマで、東急の開発担役員と、渋沢栄一の末裔の農事専門家の方の話は面白かったが、そのほかのガッコノセンセイたちは、どうもなあ、、。
 まあ、無料だから文句言えないが、でも、往復電車賃400円を東急に支払ったぞ。

9月3日【季節の変わり目】 
暑かった8月が終って、9月になると途端に涼しくなったとは、
地球はカレンダーに合せて動いていてるのか?

9月4日【毛脛スカート】
地下鉄の座席で、大股開きで毛脛の両脚つきだし男、その2本の毛脛を靴から上にたどって見たら、あれ~っ、花柄スカートだよ~、女かと思ったが顔を見ても男女どっちか分らん、奥まで見えてるよ~、、、暑苦しいなあ、まあ、男の毛脛短パンも暑苦しいけど。

9月4日【言葉の酔時記:大丈夫】
コンビニストアでの買い物、千円札と商品をレジ係の若者に渡す。
「千円で大丈夫ですか」
エッ、大丈夫かとは、この千円を全部もらっても、あなたの懐は大丈夫か、という意味だろうか、冗談でしょ、108円の商品で1000円もとられちゃたまらない。
大丈夫じゃありません、
「エッ」キョトーン、
お釣り下さいよお、
これで今日の生活が大丈夫になった。

【オオサカU.S.A.テニス大会優勝で、】
・9月9日【日本女子初って?】
この女性がテニス世界4大大会の決勝に出場するとて、今日の朝日(スポーツ)新聞のスポーツ欄にも社会面にも載っている。この人を「日本人初」という分類でとり上げているのが気にかかる。
 だって読んでみれば、アメリカ育ちというし、単に母親が日本人だと言うだけでしょ、風貌だって日本的じゃないし。
 あ、この人が日本人だというのを、ウヨさんみたいに非難してるんじゃないよ、そういう観点からこの女性のすごさをニュースにするというスタンスが気にくわない。
 これだけ国際化時代に、なんで日本人初だよ、もっとこの女性の努力を買いなさいよ。まあ、セリーナ・ウィリアムズに対抗する新しい有色人種登場って書き方は難しいんだろうけどね。
・9月9日【日本勝った!かな】
オオサカがウィリアムズに勝って、USAテニス大会で優勝だそうだ。新人登場でおめでとう、だけど、日本勝った!、ニッポン女子勝った!、って、どこか奇妙な発展途上国的ナショナリズム高揚報道になるんだろうなあ、普通にインタナショナルに評価してやれよな、、。
・9月10日【ウィリアムズが負けた相手は?】
オオサカが勝ったけど、どうも、ウィリアムズが負けた相手は審判員らしいなあ、なんだかフェミニズム対レイシズムゴタゴタめいた空気が、、観るスポーツ嫌いだけど、こういうの好き
・9月12日【やっぱり宣伝娘か】
なんだ、オオサカって、カップラーメン屋の宣伝娘なのかあ、、あ、ラケット屋、腕時計屋、スポーツ衣料屋、下着屋のマネキンかも、さて、生身はどこの商品なんだろ?、だから観るスポーツって嫌いなんだよ。

9月9日【ビル倒壊?】
倒壊確実って、東京都が認定したみたいな書き方!?、そんなこと専門家でも分らないよなあ、、、営業妨害で訴えられるかもよ、

9月11日【イルカショー】
これってなんだかなあ、単純頭のヨット屋さんたち、って思ってしまう。
「イルカに芸をさせてケシカラン」、かわいそうって思ったのかしら、なんだか奇妙だなあ、だって、「江の水」には他にもいっぱい囚われの海の生物がいるでしょ、「そもそも水族館がケシカラン」とは、だれも言わないのかい?
ははん、例の「イルカは頭がよいから」って、アホなこというのかな。