大規模補修計画をやってて、どうもそうらしいと、管理組合が設計施工会社の熊谷組にそう言ったら、調べもしないで、初めからそうだったし、普通のことだと回答があったらしい。
写真の手すりは、傾いた左の棟と傾かない右の棟の間の エキスパンションジョイントの位置でのズレを撮ったものらしい |
設計図と昔の地形図と比較して見たら、地中の杭が建物を支えるする硬い地盤まで届いていなことが分かったという。
さすがに熊谷組も認めて、替わりの住宅を手当てするという。まあ、ここまで来るにはドタバタがあったのだろう。
区分所有ビルだから、所有者は千差万別である。それぞれに事情があるから、自分の資産が失われるということに対して、驚き、怒り、悲しみ、これからの対応など、大変なことだったろう。
もうすぐ太平洋の底にある南海トラフが暴れて、大地震が襲ってくるらしい。そうなったら、傾くなんて当たり前、半壊、全壊の区分所有共同住宅ビルが続出する。
あちこちで高層巨大マンションが建ち、売り出され、買っている人たちがいる。膨大な震災マンション難民予備軍を、懲りもしないでどんどん生み出しつつある。
名ばかりマンションにいるお方は、はやく、一棟賃貸借型共同住宅ビルに移った方がいいですよ。阪神淡路地震や姉歯事件の経験から、こちならば早期に何とかなるから。
それにしても、どうして杭を打つときに支持地盤に達していないと分らなかったのだろうか。おかしい。工事監理者(正しく施工しているかどうか監督する人で、通常は設計者)は何していたのか。
でも、これって熊谷組の設計施工だから、工事監理者も熊谷組の人で、設計、施工、監理の担当者がすべて同じ。これじゃあ監督しようがない。
まえまえから、不思議に思っているのだが、マンション広告に設計と工事については、その担当会社を書いてあるのだが、工事監理者を書いてあることはめったにないことである。この人が一番大事な役目のはずである。
長谷工のように、設計から工事、監理まで一体だから安心ですと、間違った宣伝をしているアホ会社さえある。
全部グルだから不安です、って、買う人はそう言いなさいよ、いいですか。
○参照
・808「名ばかりマンション」をいまどき売る人買う人の気がしれない
http://datey.blogspot.jp/2013/07/808.html
・664くたばれ名ばかりマンション屋!大ウソつきがばれたぞ
http://datey.blogspot.jp/2012/09/664.html
・くたばれマンション
https://sites.google.com/site/machimorig0/#tosikyoju
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