新聞にデカデカと「杭偽装の責任者」って出てる。でもね、特定の犯人を捜すのも結構だけど、これって真犯人はそこじゃないんだよなあ。
だってね、基礎杭のインチキなんて、もしかしたらどこの建物の工事でも、技術者の誰でもやってるのかもしれないよ。あなたが住む名ばかりマンションだって、安心できませんよ、ホント。
たまたま傾いたからバレタけど、これからの地震で簡単に傾くヤツだってあるかもよ。そうなったら原因が地震か、インチキ杭かわからないね、どうします?
これは建設業界の構造的問題なんだよ。
問題の根源は元請けゼネコンの三井住友建設にあるってことを、世間様というかマスメディアはお忘れのようですね。
下請けの日立ナントカや孫請けの旭化成ナントカに、工事を任せっぱなしで何も管理監督しないで、請負金の上前だけピンハネした元請けの三井住友建設、ここがいちばん悪いんだけどなあ、なんでニュースには出てこないんだろ?
あのね、だからね、旭化成ナントカの杭打ちした建築を調べるのもいいけど、いいかげんなゼネコン三井住友建設が工事した建物を全国調査するべきでしょうに、なにしてるんだかねえ~。
いい加減な管理監督の企業だから、基礎杭ばかりじゃなくて、ほかもインチキあるかもしれないよ。大丈夫ですか、三井住友建設さんよ。
いや、そればかりじゃないよ、こうなりゃ、三井ナントカとか旭なんとばっかりじゃなくて、基礎が杭打ちになっている建物を全部を調べるべきですよ、、おお、こりゃたいへんだあ~。大手ゼネコン中小ゼネコンに限らず全部調べて、ぞくぞくとインチキが出てきたら、どうします?
だからね、えへん、これは建設業界の構造的な問題なんですよ、多分。
下請けや孫請けにまかせっきりで、現場を見ない元請けゼネコン、これで建築は大丈夫なんでしょうか、大丈夫じゃないからこういう事件が起きたんでしょ、どうするんですか?
そのあたりを、なんで世間では言わないのかなあ?
あ、そうだ、建築設計業界の建築家にとっても大問題ですよ、だってさ、やるべき監理をさぼってインチキ基礎杭を見逃した工事監理者の一級建築士は、いったいどなたですか、いるんですか、いないんですか、法律で決められているから、いないってことはないでしょ、出てきなさいよ。
普通ならこの建築の設計者でしょうが、雲隠れですか?
このあたりを、なんで世間では言わないのかなあ?
とにかく、みなさま、名ばかりマンションだけはおやめください。
悔いのない住宅選びをしましょうね。
去年7月にも、ほぼ同じ事件が起きて、こんなことを書いています。世の中は全然反省してませんねえ。
968だから言ってるでしょ、名ばかりマンション区分所有共同住宅ビルをやめろって
http://datey.blogspot.jp/2014/07/968.html
(追記20151026:設計者は施工と同じ三井住友建設(の一級建築士)とようやく分かった。工事監理者も三井住友建設の一級建築士だろう。つまり、同じ企業内でグルだから、なんのチェックも働かなかったのだ。そして下請け孫請けまかせだったに違いない)
参照:http://mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2005/1130/index.html
(追記20151112)今朝に新聞に、三井住友建設が初めて謝罪したとの記事が出ている、いまごのになってかよ~。
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